STUDIO D'ARTE CORVO

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update 2020.05.10

『アケボノゾウの群れ』制作プロセス 3

少し間が空いてしまったが、『アケボノゾウの群れ』制作プロセス完結編。
学生と一緒の制作ということもあって、こんな遊びも同時にやっていた。

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ちょうど制作をしていたスペースの入り口のところに、公開制作の広報としてポスターをつくって掲示していた。春休みだったこともあり、それほど学生の見学はなかったが、熱心に見に来る何人かの学生もいて、制作現場は毎日慌ただしかったのをよく覚えている。

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メインのアケボノゾウがほぼできあがってきた。

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奥のアケボノゾウはまだまだこれからである。

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ゾウの肌を表現するために、かなり極端にアクリルメディウムでテクスチャーをつけている。

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展示も意識した公開制作スペース。

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主役であるアケボノゾウは、ほぼ完成まで進んできたが、この後、重大な間違いが見つかる事になる。

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化石標本の写真と比較したところ、奥のアケボノゾウの牙の角度が、大幅に間違っている事に気がついたのである。

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どれほど完成に近づいていても、修正すべきものは修正しなくてはならない。

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さらに奥のアケボノゾウにまで影響が出る。

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牙の修正完了。ようやく背景へと筆を進めていく事ができる。

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眼のディテール。少し写真がピンぼけ。

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完成。ほぼ1年にわたるプロジェクトだったが、実際に制作に費やせた期間は3週間ほどだった。骨格標本の組み立てを待って進めた事もあり、大幅にスケジュールが後ろへずれ込んでしまった。ただ、復元画の制作には、どうしてもこれぐらいの時間はかかってしまう。復元画のようなものでよいのか、復元画が必要なのか、で時間もコストも大きく変わってしまうのである。