原寸大でウマを油彩で描いた作品の制作プロセス。
キャンバスのサイズはF100号を4枚つないだもので、縦2660mm横3240mmある。ウマを原寸大収めるにはこれだけのサイズが必要だった。骨格図から計測した値を元に木炭であたりをとる。
油彩でざっくりと描いていく。
少し進んだところ。まだ後ろ足の位置が落ち着かない。
背景を描きながら、ウマのアウトラインも整えていく。
かなり形が決まってきた。前肢、後肢ともに、ポーズの違う姿勢を描き足した。
完成。ディテールはそれほど描き込まず、油絵の具の伸びやかさで表現している部分が多い。こういった大作の制作にはアクリルよりも油彩が向いていると思う。
ウサギノネドコで開催されたホネ展のために制作した、チベタンヤギスカルの制作プロセス。
ウサギノネドコから借りて来たチベットヤギの頭骨。トレースのための写真撮影を行う。
水張りしたアルシュ紙の上に顔料を撒き、水で緩く固定した後に、アウトラインを写真からトレース。制作を始める。
トレースをしてから描き始めるので、ディテールから入っていくことができる。
モチーフを間近で見るために、イーゼルに固定して描いていく。モチーフを離しておくと、老眼のため作業効率が落ちてしまうのである。
向かって左側の角ができあがってきた。まだざっくりとした描写で、さらに細部に手を入れていく。
おおよそ全体が描き上がったところ。この後背景を黒く塗りつぶしていく。
塗りつぶす作業は、かなりの時間と労力を要する重労働。均一に塗らなくては仕上がりが悪くなる。
完成。
ディテール。
ディテール。
ディテール。
ディテール。