女性ヌードクロッキー 10分 B3サイズ 紙に鉛筆。
今日は成安造形大学のオープンキャンパスで、高校生向けにヌードモデルクロッキーの授業を行った。高校生向けとはいえ、内容は普段の授業でやっていることを、ぎゅっと圧縮したような内容である。初心者も多いということで、全て10分ポーズとし同じペースでゆったり描いてもらえるよう、ポーズのスケジュールを設定した。
なんども来てもらっているが、非常に骨格と筋肉のラインが分かりやすいモデルである。ポーズも安定していて描きやすい。
鎖骨、肋骨、腸骨のラインを意識しながら。
腕と肩の動きについてのレクチャーをした直後に、両腕を上げたポーズをとってくれた。肩甲骨の動きと、それに伴う筋肉のレリーフの変化がよく分かる。
ここからは助手のリクエストで、モデルを見ながら解剖学的特徴を描いてみた。主に骨格を中心に。全ての骨格の形態を記憶しているわけではないので、かたわらの全身骨格模型を時々確認しながら制作している。
ほぼ正面から。肋骨のライン、腸骨の位置がポイントになる。これらの位置関係を明確にできると、体幹の姿勢を的確に捉えることができる。
動きのあるポーズ。もう少し下肢の筋肉の変化を表現できればよかった。
最後のポーズ。ボールペンでゆっくり描いていたら、途中で終わってしまった。人体の内部構造を描いたクロッキーでは、僕が普段どういった意識で観察し描いているかということを表現してみた。