先日の授業内に解説を加えながらデモンストレーションで描いたもの。15分。どの線を拾うのか、身体に表れるレリーフのそれぞれが何なのか、今何を描いているのかを、リアルタイムに解説しながらの15分だった。美術解剖学を学んだからといって人体が描けるようになるわけではないが、構造を知ることでより明確に観察できることにつながる。曖昧なままなんとなく描くのではなく、自分の中で確信を持って線を引く、陰をつける、そんなことができるようになってほしいと思っている。そういった描き方が全てではないことは分かった上で、僕の授業では美術解剖学をベースに描くということを学生に求めている。どちらかといえば静止したポーズを描くためというより、動きのある人体を描くための部分が大きいかもれない。