STUDIO D'ARTE CORVO

STUDIO D'ARTE CORVO は小田隆の公式ウェブサイトです。
update 2020.05.10

骨のあるアート展

4月15日から伊勢丹新宿本館5階=アートギャラリーで開催される『骨のあるアート』展の新作が完成した。

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アルシュにチャコールペンシルで描写するいつもの手法であるが、久々のヒトの頭骨で新鮮な気持ちで描くことができた。これまでに見えていなかったディテールも見えてきて、何度も繰り返しモチーフにしているが描き尽くすことなど永遠にできないのだろうと思える。これからも何度も何度も繰り返し描いていくつもりである。

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ずいぶん前からストックしていた六甲昆虫館の標本箱を使って額装した。ガラスを入れるとこんな感じになる。

『骨のあるアート』展
4月15日(水)〜21日(火)(10時30分〜8時 最終日6時終了)
伊勢丹新宿本館5階=アートギャラリー
出品予定作家(50音順)
平面 アンディ・ウォーホル、歌川国芳(復刻版画)、小田 隆、ダミアン・ハースト、徳重秀樹、BlockingWood、村上 隆、山科理絵 他
立体 井上裕紀、カミン・ラーチャイプラサート、SAVAKO、先崎了輔、丸岡和吾、横山 隼(RCギア)、渡辺おさむ 他

Monty Python Ministry of Silly Walks Wall Clock and Watch

アメリカ出張に行くという友人に無理にお願いして手に入れた、念願のMonty Python Ministry of Silly Walks時計シリーズ。ジョン・クリーズがSilly Walkで時刻をしらせてくれる素敵アイテム。

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これは予想以上に大きかった。懐中時計のデザインだが、大きさは壁掛け時計ほどもある。大学の研究室にかける予定。

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こちらは腕時計。日本で入手しようとするとかなり高価になるが、アメリカであれば3000円ほど。友人に感謝です。

The unknown skull 新作の制作2

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歯をアクリルで描写しておおよそ完成。これを明日、額装して完成である。なんとか伊勢丹の出品(4月15日からの『骨の
あるアート』展に間に合いそうだ。

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歯のディテール。歯はエナメル質のため、チャコールペンシルでの表現では難しく、アクリルで仕上げる事にしている。

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ティッシュなどを少しぼかしている。見ていると切りなく手を入れてしまうので、いいところで止めないと。
次は大作を描きたい。


The unknown skull 新作の制作

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ほぼ原寸に近い大きさでヒトの頭骨を描いている。画材は使い慣れたチャコールペンシルだ。原寸だとそれほど大きいものでないとはいえ、ディテールまで描き込むことができる。しかし、今日太陽光の入るスタジオで描いていたところ、これまでのディテールの描写はかなり甘かったのではなかったかということに気がついた。元来、フォトリアリスティックに描くほうではないが、本来ヒトの頭骨に備わっている複雑な立体感に対して、あまりに無頓着であったかもしれない。

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そこで以前ラフだけで止まっていた、大作による頭骨の作品を作ってみようと思う。おそらく100号か120号ぐらいになるだろう。その大きさであれば、かなり太い筆ででも細部まで描く事ができる。使う画材はもちろん油彩だ。背景は白に近いグレー、男女の頭骨を1点ずつ。展示するあてはないが、今年の新作として制作してみよう。


Stegosaurus を襲う Allosaurus

岐阜県博物館の依頼を受けて制作している、ステゴサウルスを襲うアロサウルスの復元画の途中経過。
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最初のラフ。
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このラフから監修者に見てもらっているが、ステゴサウルスの首が曲がり過ぎだろうという事で、次のラフでは修正を試みた。
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修正したラフ。
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最終的にこの構図で落ち着いた。個々から先はPhotoshopによる作業。このスケッチをもとにトレースをデジタル上で行い、彩色を進めている。
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アロサウルス、ステゴサウルス、背景は全て別のレイヤーで制作する。
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デジタルで描く事がスムーズになってきたのが、ほんのここ数年のこと。10年前からもっとやっていればと多少の後悔もある。
だが、そのプロセスは極めてアナログに近く、レイヤー分けも最小限である。
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ディテール。

たんば恐竜化石マップ

丹波竜(タンバティタニス)が発見された篠山層群を俯瞰出来る、美しく見やすいマップ。これまで発見された化石が、どこから見つかったか、どの部分が発見されているか、それぞれの復元画を添えて丁寧に解説してあり、恐竜の系統樹まで掲載されている。現場周辺の地図も掲載されていて、観光マップとしても使えるものになっている。自分のやってきた仕事をこのように使ってもらえるのは嬉しい
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表紙。
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観光マップ。
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篠山層群の分布図、発見された化石と復元画、恐竜の系統樹、篠山層群の解説と、大きな紙面でないにも関わらず内容は盛りだくさん。

発行:たんば恐竜・哺乳類化石等を活かしたまちづくり推進協議会
協力:兵庫県立人と自然の博物館
〒669-3309 兵庫県丹波市柏原町柏原5600 (公財)兵庫県丹波の森協会内
TEL & FAX  0795-73-0933 発行日:平成27年3月
恐竜.info 「兵庫丹波から最新の恐竜・化石情報をお届け」
丹波竜.com
丹波竜の里かみくげ
人と自然の博物館

丹波竜の里公園

もう日曜日のことになるが、丹波竜の里公園がオープンするということで、その式典に参加してきた。生憎の天候だったが、実物大に再現された丹波竜(タンバティタニス)を、丹波の山々を背景に仰ぎ見ることが出来た。全長15mとそれほど大型の竜脚類ではないが、実際に立っている姿を見ると、彼らが闊歩していた1億1千万年前の丹波は勇壮で迫力ある世界だっただろう。胴体の大きさはアジアゾウ程度だが、長い首と尾があることで全く違った印象を受ける。
この実物大模型は、僕が描いた復元画と徳川広和氏が制作した復元模型を元に製作されている。人と自然史博物館三枝春生研究員監修により、現時点でもっとも正確であると言えるタンバティタニスの姿だ。
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タンバティタニス全身復元骨格図
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タンバティタニス生体復元図
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色も復元図に則っている。実物大模型の製作はココロ

"GEHENNA" KICK STARTERが残り後8日、ラストスパートです

彫刻セミナーで出会った、ハリウッドのトッププロとして活躍するスカルプターの片桐裕司さんの監督作『GEHENNA』が、KICK STARTERで出資を募っています。現在、目標額である$220,000に対して、$137,093(2015年4月2日現在)が集まっています。出資締め切りまでの日数はわずかに8日を残すのみとなりました。正直なところ、僕はホラー映画が苦手なのですが、彫刻セミナーを通して片桐さんの考えに触れ、同じくものを作る人間として大きく共感するところもあり、わずかですが出資を決めました。このまま目標額に達せず流れてしまうことは、絶対に避けてほしい気持ちです。
KICK STARTERに出資するのも初めての経験で、実際に製作に携わるわけではないけど、応援する気持ちを表現したいと思いました。
片桐さんは昨年、忙しいスケジュールの合間を縫って、成安造形大学へ特別授業に来てくださりました。そして、学生たちに多くの刺激を残していってくれました。その中でももっとも重要だったメッセージが「やりたいことをやってください」というシンプルなものでした。今回の映画のプロジェクトにおいて、そのメッセージをシンプルに、力強く実現しようとする片桐さんの姿勢には尊敬の念を禁じ得ません。
今以上の出資はできませんが、残り8日間、ラストスパートに向けて、最大限の応援をしてきたいと思います。ぜひとも皆様、$6から出資が可能です。たった$6ではなく、多くの人数の賛同者がいることも大切です。
僕ができる応援は、こうやって情報を拡散するぐらいですが、気になった方はリンク先だけでもクリックしてみてください。

リニューアルオープン

長らく更新をしていなかったウェブサイトSTUDIO D'ARTE CORVOをリニューアルオープンしました。
今回のサイトはブログタイプで構築したので、頻繁な更新が可能となります。これまでアップ出来ていなかった作品や復元画なども積極的に紹介していきたいと思います。
短い挨拶ですが、楽しんでいただければ幸いです。

小田 隆
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