2013年4月30日
パイライトスマイルのケルベロスTシャツが完成
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僕が原画を制作し、パイライトスマイルがデザイン制作に携わった、ケルベロスTシャツがついに完成。
ラフスケッチを何度かやりとりをして、デザイナーの意図を十分に反映させた原画から、デザインされたものです。
なんと、シルクスクリーンによる手刷り。
迫力あります。
そして、こちらが原画。比較的あっさりとした描写が、Tシャツでは迫力ある画像となってよみがえっています。
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投稿者 corvo : 23:01
2010年7月12日
ゾウの胎児を描く 六甲昆虫館スペシャル 2
昨日、六甲昆虫館にオーダーしていた額装を引き取りに神戸まで。
綺麗に仕上がっている。
映り込む店内の様子が、不思議な魅力を醸し出している。こんな場所に展示してもらうことが出来たら、この作品も幸せだろう。
昆虫の中にゾウの胎児とskull。
投稿者 corvo : 09:09
2009年8月24日
ホネホネサミット2009、2日目 2
前エントリーからの続き。
透明標本はブームなのだろうか。骨単、肉単のシリーズの著者である原島さんのブース。透明標本まで手がけられていたとは。光を使ったインスタレーションが美しい。
2日目の午前中にふらっと徳川君のワークショップを覗きにいったら、なんだか流れでワークショップに参加することに。しかも、漫画家の所十三さんと机を並べての制作。もちろん真剣にやりましたとも。説明含めて30分なので、完成させることは難しかったけど、なんとか形には出来たかな。撮影していないので、紹介出来ないのが残念。徳川君の説明は身振り手振りを交えていて、以前よりもずっとこなれてきた感じがする。参加者の子どもたちも皆真剣に耳を傾けていた。終わった後で、子どもたちの作品を見てみると、細かい鱗をびっしりと描き込もうとしている作例が多くて驚いた。徳川君曰く、集中力を持続させるためのアドバイスなんだとか。
こちらは僕が公開制作をしていた、アケボノゾウの全身骨格図。結局、途中で気に入らなくなり描き直すことにしたのだけど、復元のプロセスを紹介する上では良いデモンストレーションだったと思う。
ナウマンホールを俯瞰したところ。多くのお客さんで賑わっているのがよく分かる。
空調もなく、薬品の臭いのする会場だったにも関わらず、覗くたびに多くの方が見てくださっていた。
ホネホネサミット限定、其の名も『骨乃縁』。すっきりと美味い酒です。
コピーがふるっている「骨密度の高い空間に乾杯」。
2日間に渡ったホネホネサミットも、日曜日で閉幕。とにかく楽しいイベントだった。できればもう少し他のブースを見に行く時間を作りたかったが、最初で勝手の分からない部分も多かったのでしかたがない。毎年はむりでも、何年かに1回開催し定着出来れば、もっと大きく盛り上がるイベントになっていきそうだ。
今回とても感心したのは、主催者側の円滑な運営と対応だ。これだけのイベントを短期間でよく実現出来たと思う。縁の下の力持ちたちに、深く感謝です。
投稿者 corvo : 23:30
2009年8月23日
ホネホネサミット2009、2日目 1
日曜日。この日で閉幕のホネホネサミットだが、朝から人出も多く盛り上がった。前日、ほとんど見ることが出来なかった他のブースを、開館前から直後の時間を利用して見ることができた。
ちなみにうちの研究室(成安造形大学人体表現研究室)のブースはこんな感じ。
シイラの骨格は迫力だけでなく、繊細な美しさを備えていた。釣って、食べて、標本にして、実に合理的で贅沢な楽しみ方。
『魁!!骨塾』のブースから。
こちらは京都大学から。
バビルーサは、描いてみたいと思っている頭骨のひとつ。
バショウカジキ。
これはまた別のブースだが、犬ガムを食べる犬の全身骨格。これからの骨格標本はただ立っていたり、姿勢良く座っているだけでなく、動きを伴った姿勢の表現も必要になってくるのではないかということを、何人かと話しをした。そういった部分で、美術畑の人間が協力できる部分は大きいかもしれない。
常設展示されているナガスクジラ。
続く
投稿者 corvo : 23:45
2009年8月21日
ホネホネサミット2009、明日開幕!
今週末、いよいよホネホネサミット2009が開幕。今日、展示と設営に大阪市立自然史博物館まで、学生2人と車で行ってきた。原画展の作品はすでに宅配便で送ってあったので、準備されたブースと会場に展示、設営することが主な作業内容だった。5時を過ぎると館の空調が止まってしまうため、とにかく暑かった。省エネルギー、エコ以上に、経費節減が目的なのだろうけど、普段5時以降は研究どころではないだろうなあ。節約以上に生産性が落ちてしまっては、元も子もないだろうと思うのだけど。
汗だくになりながらも、スムーズに終了。
原画展の会場はこんな感じ。広くはないが、ぎゅっと詰まった感じの密度の高い空間になった。普段は収蔵庫のため、少し薬品の臭いがします。
僕の壁面。
こちらは、盛口満さんの展示。
こんな展示もよかったなあ。丁寧に描かれたスケッチ、一枚一枚見ごたえがある。
こちらはアケボノゾウの原画の展示。ここでは計4回にわたって、徳川君によるワークショップ『恐竜復元画に挑戦しよう!』も開催されます。
投稿者 corvo : 23:50
2009年8月13日
ホネホネサミット2009
もう来週に迫ってきたホネホネサミット2009の開幕。
8月22、23日。大阪市立自然史博物館。特別展ホネホネたんけん隊も開催中。
成安造形大学人体表現研究室としてブースを出展するのだけど、それ以外にも『盛口満×小田隆 ダブル原画展』に出品することになっている。
主催のなにわホネホネ団にとっても初の試みということで、どんなイベントになるか予想もつかない。
でも、こちらに楽しむ気持ちがあれば、きっと面白いイベントになるはず。
大阪での開催ですが、気軽に遊びにきてもらえればと思います。
徳川君のワークショップ「恐竜復元画に挑戦しよう」も開催されます。
2009年 8月22日(土)23日(日)両日とも11:00~11:30、13:30~14:00
講師:徳川広和(古生物造形の達人。恐竜・古生物復元模型家)
会場:自然史博物館本館1階 集会室
料金:50円
定員:一回 30名(付き添い・見学除く)
時間:約30分
主催団体:きしわだ自然友の会・古生物ゼミ
*きしわだ自然資料館での「きしわだ恐竜教室こどもの部」で実施しているワークショップです。 恐竜の頭骨図をもとにした復元画製作に挑戦しましょう。
投稿者 corvo : 17:15
2008年12月15日
第17回東京ミネラルショーと透明標本
先週末、関東本部へ帰宅していた。某秘密結社の懇親会と、恐竜倶楽部の忘年会に参加するためである。どちらも久しぶりに会う人も多く、楽しいひとときだった。
日曜日は自宅少しゆっくりして、今日、月曜日は東京ミネラルショーの最終日に遊びにいってきた。知り合いの業者が出店していたり、友人も多く訪れているイベントなので、いろいろなところで知った顔に会う。
もちろん、新しい出会いもある。
透明標本製作の新世界のブースは楽しく、とても美しかった。透明標本についてはここに解説があるが、膨大な時間と丁寧な作業を経て作られるものである。ご本人からもいろいろ話しを伺ったが、とても魅力的で楽しい方だった。
これはウズラの標本で、欲しかったのだけど在庫がないということで、入手する事は出来なかった。
骨格標本だと、ばらばらにした骨の各部を組み立て直すため、生体とはずれが出てしまうこともあるが、この方法だとリアルな、まさにその位置の骨を観察することができる。
その手法の制約から、どうしても小型の生物に限られてしまう。ダミアン・ハーストの作品のような大きさで透明標本がもし作れれば、ものすごいインパクトだろうな。膨大なコストもかかるだろうが、確実に作品としての評価もつくだろう。でも、それ以前に技術的に可能なのかどうか、僕には分からない。
結局、透明標本は欲しいものがなく買わなかった。
その代わりというわけではないが、格安というか、激安で、知り合いの業者から猫の全身骨格を入手した。あまりの安さに衝動買いだった。
学生の参考にもなるし、スカルばかりでなく全身骨格も欲しかったので、ちょうど良かった。大きさも手頃なので、置き場所にも困らない。これも、また美しいのである。
投稿者 corvo : 23:37
2008年11月10日
馬の頭骨
ネットオークションで馬の頭骨をゲット。鼻骨が折れてしまっているが、それいがいは綺麗な状態である。標本業者の作成したものではないと思うが、格安で入手できたので満足。
近々、これをモチーフに作品を作ります。
投稿者 corvo : 23:44
2008年5月28日
Skull! Skull! Skull! Skull! Skull! ・・・・・・
ゆらりさんのリクエストに応えて。一列ではないですが。
前列が男性、後列が女性。
整然と並んでいます。
なかなかの迫力。
本物がまじると、レプリカとの違いは一目瞭然。
投稿者 corvo : 05:26
2007年11月14日
お勧め骨サイト
ここのところ更新が一日おきになってしまっていますが、毎日地道に制作しております。
先日、友人から教えてもらった、お勧めサイトを紹介。全て骨がらみ。
Digital Morphology
このサイトは随分前に知っていたのだけど、改めて見てみると興味深い。デジタルで作られているので、スライスされた断面を見ることも、ぐりぐり回して見ることもできる。脊椎動物だけでなく、無脊椎動物も紹介されており、中にはパイナップル(植物)も。恐竜のデータはまだ少ないが、現生生物の骨格の立体感を把握するには、とても役立つ。ついつい長時間見てしまうので、その点だけはご注意を。
Bird Skull Collection
鳥の頭骨に特化したサイト。頭骨だけでなく、一部の鳥は全身骨格を3Dで見ることができる。水平方向だけとはいえ、あらゆる角度から観察できるし、クローズアップの機能もついている。素晴らしい。このサイトの画像は写真をもとに作られている。
ANIMAL SKULL COLLECTION
このサイトは、様々な種の頭骨写真が掲載されている。これまで紹介したものに比べると、ちょっと物足りないかもしれないが、SKULLのデザインの妙を堪能することができる。
インターネットがブロードバンド化したことによる、恩恵は計り知れない。トップページからいきなり動画やフラッシュがはじまるサイトは嫌いなのだけど、画像のデータベースとして活用するには速い回線が不可欠だろう。本当は手元に標本を置いておきたいのだけど、経済的にもスペース的にも無理な相談なので、こういったサイトの存在は非常に助かる。
投稿者 corvo : 08:32
2006年4月 6日
My favorite collection 001
ここのところ、新しいカメラで写真を撮っているので、僕のお気に入りコレクションを、少しずつ紹介していこうと思う。
まず初っぱなは、骨のコレクション。
E-330 OM ZUIKO 50mm f2.0 MACRO。OM用のレンズを使っているため、マニュアルフォーカスで撮影。このレンズはもともと素晴らしい写りをするのだけど、デジタルで使っても美しい。
手前が犬で、奥がオオカミ。犬の頭骨は、大学生のとき三重の海の砂浜で拾ったもの。オオカミは標本屋から購入。このオオカミの頭骨については、こことここで以前に紹介している。
E-330 OM ZUIKO 50mm f2.0 MACRO。
これはイエネコの頭骨。標本屋から買ったもの。綺麗に軟組織が取り除かれており、とても美しい。生きた猫を見慣れているのだけど、頭骨がすごく小さく感じる。時々、触診で飼い猫の骨チェックをすると、いやがられる。
E-330 OM ZUIKO 50mm f2.0 MACRO。
ネットオークションで手に入れた、鳥の頭骨。ほ乳類に比べて、とても華奢な作り。
それほど多くないですが、他にもコレクションはあり、これからも増える可能性があるので、ぼちぼち紹介していきたいと思います。
ランキングに参加し始めて、しばらく立つのだけど、もう一つ順位の決まり方がよくわからない。上のバナーを、より多くクリックしてもらうことが順位を上げる確実な方法なのだけど、ランキングのサイトからここへ来てもらった場合も、ポイントがカウントされるようである。
ネットで何かを見つける行為は、暗い海を進む潜水艦のようなものだと思う。ネット上に、視覚的に見えるものは何もない。ブラウザソフトによって光を当てられた部分だけが、擬似的に視覚情報として見えるだけである。検索エンジンというソナーを打って、自分が探し求める輪郭を見つけていく。
ネット上で定期的に回るサイトやブログなどがあるのだけど、町を散歩するように地図があって、それぞれの場所が決まっている訳ではない。なぜ、こんなことを思ったかと言うと、もっと直感的に、視覚的に情報を探すことができたらなあと思ったからである。ランキングサイトは誰でも参加することが出来、カテゴリーも各管理人の自己申告によって決まる。もう少し、客観性の伴ったカテゴライズや、コントロールがあると、自分が読みたい物や探したいものに行き当たるのではないかと、思ったのである。
投稿者 corvo : 00:13
2006年1月27日
ニホンオオカミ
今日は、非常勤講師の後に、国立科学博物館へ科博ニュースのイラストを届ける。
その時、教えてもらったのが、この小規模の企画展示「科博・干支シリーズ2006戌展」である。本当に小さな展示で、メインは「忠犬ハチ公」と「南極観測犬ジロ」の剥製なのだけど、なんといっても貴重なのは「ニホンオオカミの全身骨格」だろう。
展示されていた、ニホンオオカミの全身骨格。思ったよりも小さい感じがする。
こちらは、昨年の秋に神奈川県立生命の星・地球博物館に行ったときに撮影した、現生のオオカミの全身骨格。ニホンオオカミに比べて、足が長く身体も大きい印象だ。
ニホンオオカミの頭骨。今のオオカミに比べると、吻部が短いように感じる。
犬は長い年月をかけて、品種改良が進んできた。ここに紹介する頭骨が、全てオオカミを起源とする動物とは思えない。
左が秋田犬、まだオオカミに近いプロポーションをしている。右はボルゾイ。非常に細長い。
左がブルドックで、右がペギニーズ。短頭種と呼ばれる犬たちの頭骨は、もはやオオカミとは似てもにつかない姿である。
ペギニーズに至っては、大きさもかなり小さい。
この展示、あまり宣伝されていないようで、知名度が低いらしいのだけど、最終日は29日。いつも急なお知らせで、申し訳ありません。ニホンオオカミの全身骨格は一見の価値ありです。
昨日から、日本ブログ大賞「イラスト部門」にエントリーしました。気が向いたら、応援よろしくお願いいたします。
投稿者 corvo : 22:48
2005年7月 6日
哺乳類頭蓋の画像データベース
哺乳類頭蓋の画像を見ることが出来るデータベースサイトがある。
分類からも検索ができ、とても楽しく役立つデータベースだ。
哺乳類頭蓋の画像データベース
哺乳類の頭蓋、歯のバリエーションは、恐竜などと比べると桁違いである。
絶滅種にもおもしろい形をしたものがたくさんいる。新生代の復元画を描いた経験はほとんどないので、これから挑戦したい分野である。
このデータベースをDVDで入手することも可能だ。てらぺいあで注文できる。 定価3000円。
投稿者 corvo : 09:19
2005年6月28日
頭骨(続き)
ポリデント、水洗後の頭骨。
水分を含んでいるので、天日干しで乾燥させる。
ストロボのせいもあるが、最初に入手したときに比べるとずいぶん白くなっている。
さすがポリデント、歯の白さは輝くようである。
ボールのなかの頭骨。軟組織がとれたことで、歯が何本か抜けてしまった。接着剤で固定すれば大丈夫。
頭骨のフォルムは本当に美しい。犬の頭骨も持っているが、さすがに大きさが違う。
これでもオオカミとしては小さい方らしい。
スケールといっしょに撮影。およそ27cmぐらい。
投稿者 corvo : 00:34
2005年6月26日
頭骨
実はたまらなく骨がすきである。
恐竜の復元を始めたのも、最初に骨への興味と偏愛があったからだと思う。
かといってそれほど解剖学にも骨にも知識や経験があったわけではない。
しかし、復元画を描くようになってからその興味はどんどん大きくなっていっている。
この頭骨は先日の国際ミネラルフェア(新宿)で入手したオオカミのものである。
ただし、骨格にするための処理が甘く、まだけっこう軟組織が残っている。(実は乾いた脳髄も残っている)
格安商品だったため、下あごは片側だけである。上顎、下顎は同一個体のため、きちんと上下かみ合わせする。
軟組織を取り除くために、タンパク質分解酵素をもつ「ポリデント」を使用。
このあたりのノウハウは 「骨の学校―ぼくらの骨格標本のつくり方」から勉強。(続刊に「骨の学校〈2〉沖縄放浪篇」「骨の学校 (3)」がある)
ポリデント溶液から取り出して、流水で洗いながら歯ブラシと竹串で丁寧に組織を取り除く。
まるで歯磨きしているよう。
投稿者 corvo : 23:07