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2012年5月30日
「クロッキーの授業」こんな感じで指導しています
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クロッキーの授業の時は、基本的に学生と同じにモデルを描くことにしている。
なので描いている途中の指導は、ほとんど行わない。学生は手を止めて僕が描いているところを見てもらっても、一向に構わない。質問等には、休憩時間に応えることになる。
左が学生が描いたクロッキー。右が骨格の特徴をまじえて僕が描いたもの。重心のかかり方、わずかにひねった上半身を、解剖学的にどう表現すれば的確になるかを説明した。
ヌード20分。着衣20分。修正ばかりのクロッキーになってしまった。紙に水性ボールペン。
学生の質問にはできるだけ、美術解剖学に則った解説をすることにしている。あくまでも基本は人体を外側から観察し、その姿に感動することであるが、そこから一歩進んだ捉え方のトレーニングとして美術解剖学がある。
以前にも書いたが、美術解剖学は人体の描写を容易にするものではなく、むしろ難しくするものではないだろうかと考えている。それでも学生達には、できる限りのことは伝えておきたいし、僕自身もっと勉強したいと思っている。
簡単ではあるが、成安造形大学の僕の授業では、こんな授業をしているという一例としての紹介である。
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投稿者 corvo : 2012年5月30日 23:06