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2012年4月 8日
物件探し難航中
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ペット可の賃貸物件の少なさには、あらためて愕然とする。中でも猫がもっとも嫌われる。犬は良くても、猫は駄目な物件が多い。
これほど多くの人がペットと一緒に暮らしていて、数多くのテレビ番組や雑誌があり、町中にペットショップが存在する。なのにペットと暮らせる家は本当に少ないのである。
ペットを飼う人間のモラル意識の低さも含めて、後進国なのであろう。少数の心無い人間の所業によって、きちんと飼っている人間が迷惑してしまう構図はどこにでもある。
さらにびっくりしたのは、ファミリータイプの賃貸物件に「子供不可」のものがあるということだ。たまげたというか、驚愕したというか、開いた口もふさがらないというか、言葉をなくす。何を考えているのか理解出来ない。老人しか住めないのだろうか。新婚カップルが住み始めて子供が出来たら出て行かなくてはならないのだろうか。子供がいることに寛容になれない社会などごめんだ。いつからそんなに窮屈になってしまったのか。
猫の話に戻る。猫がどれほど家を破壊するか?と問われれば、それほどでもない。もちろん人間側がいかに対策するかにもよる部分は大きいが、猫のせいで家が倒壊するなんてことはない。うちの猫は壁も傷つけないので、いたって綺麗なものである。もし爪をたてようとしたら、そこにカバーつけるなどの工夫をすれば防げる。トイレも決まった場所でしかしないので、常に掃除をして清潔に保てば臭いもつかない。古い民家に住み着いている鼠のほうがよほど臭く厄介者だろう。猫がいることで鼠が減るなら一石二鳥である。
最近は京町家の物件内覧にも足を運んでいる。なかなか楽しいのだが、センス良く改修されている物件は少ない。多くの場合収納や床面積を増やすために、キッチンの上に広がっていた火袋と呼ばれる吹き抜けをふさいでしまっている。火袋があることで解放感のある空間になり、明かり取りとしても機能する。両側に壁のある連棟で、しかも鰻の寝床とよばれる奥行きを持った町家では、家の中間部に明かり取りがあることはとても重要である。昼間なのに真っ暗な部屋がある町家物件を見た時は驚いた。床面積や部屋数を増やすためだけの改修をされてしまうと、折角の町家の良さが失われてしまう。
火袋が残っていること、これは本当に重要なポイントだと思うのだけど、寒いという理由だけでふさぐのは本当に勿体ない。
京町家情報センターにもユーザー登録をして、良い出会いを求めて物件探しをしている。どこかいいとこないかな。
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投稿者 corvo : 2012年4月 8日 23:24