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2012年1月 9日
日本美術解剖学会 2012年大会 無事終了 1
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2012年1月7日(土)、東京藝術大学中央棟2階第三講義室で日本美術解剖学会・2012年大会が開催され、無事盛況のうちに終了。参加者も多く、講義室がほぼ一杯になるような状況だった。
東京で開催される日本美術解剖学会は3回目。1月の寒い時期にも関わらず、多くの方に足を運んでいただけるのはありがたい。幹事の一人としてより楽しめる企画を考えていきたい。
朝の弱い僕は午前の「若手研究者の発表」には行けず、午後の開始時間ぎりぎりに会場入り。行きの地下鉄の中でもスライドショーを微修正していた。
講演要旨の原稿もすっかり忘れていて、当日のスケジュールも会場に来ていた友人たちに確認するという体たらくで、あまり緊張感もないままに大会がスタート。
午後の部は、大きく二つのセクションに分かれていて、第一部が「研究と報告」、第二部が今回のメインテーマである「歴史」である。
研究と報告
1.松井冬子 「横浜美術館「松井冬子展」について」12:30〜
作家本人が大規模な個展を解説。先日、展示を観てきたのだけど、充実した展覧会だった。全部で107点の作品を展示。それだけの作品を揃えるだけでも、あの年齢でなかなか出来ることではない。
2.小田隆 「関西大会の報告」13:00〜
前述したが、事前に講演要旨の原稿を送るのを忘れるという失態を演じてしまった。事務局の機転でやむを得ず、関西大会のチラシを掲載するということになってしまった。次からこんなことのないようにしよう。
シンポジウムでの基調講演、質疑応答の様子などをスライドを使って紹介。ついでと言ってはなんだが、HONE展についてもしっかり紹介してきた。
さらに勝手に作った、日本美術解剖学会シンボルマークも披露。
左手の骨格が鉛筆を握っているというもの。レオナルドに敬意を表して左利きにしてみた。
これが採用されるかどうかは分からないけど、ダメなら関西大会専用のシンボルマークにしてしまおう。
3.渡邊晃一 「新解体論2011」
福島大学の渡邊さんによる研究発表。渡邊さんは一貫して人体をモチーフに制作しているアーティストである。人間が発達段階において、身体に対してどういった認識をし、どう捉えているのかということを、豊富な事例から導き出していく発表は非常に興味深かった。これは人体を描くスキルの習熟を考える上でも、重要な視点だろう。
(続く)
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投稿者 corvo : 2012年1月 9日 13:15