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2011年10月19日
カバの頭骨を描く〜公開制作について〜
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今回の公開制作は、当初の予定ではもう少し頻繁に行う予定だったのだけど、実際にはあまり時間をとることが出来なかった。公開制作にした理由は、頭骨の貸し出し期限の展覧会中に完成させたかったからということと、イベントの一つとして来場者の方に楽しんでもらいたかったからである。特に、撮影可、スケッチ可(デッサンも含む)の会場で、より気軽に描いたり撮影したりしてもらうことが出来るようという意図もあった。
欧米の美術館では所定の手続きを踏めば、館内でアトリエイーゼルを立てての油彩の模写も可能である。僕がわざわざアトリエイーゼルを持ち込んだのも、そんな状況を再現したかったからだ。
もう一つの理由は、手元を見て盗むことには、何物にも変えがたい教育的効果があると考えているからである。大学の教員である以上、学生にはいくらでも盗む機会を与えたいと思っている。学内とはいえ公のギャラリーで描いているので、一般の来場者にも盗まれることになるかもしれないが、そこはあまり気にしていない。
「人前で描いて集中力が続きますね?」と聞かれることがあるが、描く行為のほとんどは作業なので、話をしながらでもそれほど苦にはならない。さすがに難しい質問などがあると手が止まるが。
会期は終了してしまったが、もし僕が公の場で描いていることがあったら、気軽に声をかけてもらえればと思う。本当に声をかけてほしくない作業や、見られたくないプロセスは人前ではやることはない。
人体表現研究室で制作の続き。
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投稿者 corvo : 2011年10月19日 00:21