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2011年10月13日

美大に標本制作のコースを作ることは出来ないだろうか?


先日、知人のイラストレーターから、HONE展に展示されている組立骨格の姿勢の悪さを指摘されて、ふと思いついたことである。死体を解剖し骨にするノウハウは、多くの博物館が持っているが、金属を曲げたり溶接をする設備のあるところは、僕が知る限り国内ではない。しかし、彫刻科のある美大には重機や金属を切断したり溶接したりする設備、技術を持ったスタッフが存在している。この両者を結び合わせれば、アートとサイエンスを繋ぐプロジェクトとなり、社会貢献することが可能になるはずだ。
博物館の収蔵庫には多くのばらばらの骨格が収蔵されている。組み立ててしまうと収納が難しくなるという欠点があるが、展示までを考えると生き生きとした姿を骨格で見せることには大きな意義がある。
折角の骨格標本も業者に丸投げでは、博物館からのリクエストを全て反映させることは難しい。でも、美大と二人三脚で進めていけば理想的な組立を行うことが出来る可能性がある。また、美術解剖学のトレーニングにも繋がる。
これまでの組立骨格はただ突っ立っているものが多く、面白みにかけるものだったが、躍動感ある美術的にも鑑賞に堪えるものが出来れば博物館の展示空間を豊かにすることが出来るだろう。
死体などの生ものを扱うのは美大では難しいので、まずは骨格を組み立てる講座などを作ることは出来ないだろうか?おそらくニーズはあると思う。
まずは来年度の助成金や科研費を申請して、プロジェクトの実現を目指します。


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投稿者 corvo : 2011年10月13日 02:03