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2011年10月17日
HONE展搬出
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9月28日(水)から10月16日(日)まで開催されたHONE展へは、約1500名の方に御来場いただきました。誠にありがとうございました。おそらく成安造形大学の企画展としては、異例の来場者数だと思います。
今日は各ギャラリーから骨を搬出する日。
天気が良かったのは幸運だった。うちの大学はそれぞれの建物が独立しているので、雨が降ると移動の度に傘をささねばならないのである。段ボールで梱包された骨を運ぶには、天気が良いことが必須条件だった。
ガラスキャビネットから出された骨達。スポットライトの当たっていた環境から、段ボール箱の中へ静かに入るのを待っているところ。
来週の月曜日に大阪市立自然史博物館へ運ぶため、人体表現研究室で一時保管。
会期途中からだったがアンケートをとったところ、かなりの数を集めることが出来た。概ね好意的な意見が多くて嬉しかったが、やはりキャプションが欲しかったというコメントも散見された。特に高齢者の方からのリクエストが目立った。
しかし、今回に関しては挨拶文でもキャプションをつけないと明記している。人間は何事も言葉でまず認識してしまう傾向がある。そうするとその人個人の経験の中だけでしか、その物を見ることは出来なくなってしまう。生きている姿の写真も掲示してほしかったという意見もあったが、それではその写真のイメージだけにとらわれて、目の前にある骨の形を見ることをわすれてしまうことになる。そういったことを避けるために、一切のキャプションを廃したのだった。ただし、なにわホネホネ団団長・西澤真樹子さんによる解説シートを配布して、全ての骨が何の動物であるか知ってもらえるようになっていた(これも会期途中からだったが)。
この解説シートを見ながら、長時間会場に滞在する来場者が多かったのも嬉しかった。
撮影可、スケッチ可、ネット上への画像アップも可、これらのことは以前から考えていたので、今回実現出来たことも大きな成果の一つだった。少なからず広報的にも効果があったはずだ。
本当に多くの人の協力があって開催することが出来た展覧会だった。
この場を借りて、御礼申し上げます。次回、HONE展2の時もよろしくお願いいたします。
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投稿者 corvo : 2011年10月17日 23:34