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2011年10月13日
日本美術解剖学会・2011関西大会 2
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日本美術解剖学会・2011関西大会 1のエントリーから長らく空いてしまったが、続きのレポート。
基調講演の二番手は、成安造形大学の授業でもお世話になっているHiroさん。「肩甲上腕リズムと背部のレリーフ」。布施さんに続いて美術解剖学に則した直球の発表。特に表現が難しい背中の筋肉について、自身の肉体の画像を使っての解説。背中はほとんどの部分が筋肉で覆われていて、腕の動きに影響を受ける。また肩甲骨も様々に背中を動き回るので、姿勢によるその表情は千差万別である。東洋のダビデを目指したというHiroさんの肉体は、筋肉のレリーフを分かりやすく表出させる。スライドには成安での授業風景や、僕の描いた筋肉図も使われていた。
三番手からは連続して3人古生物関連の発表が続いた。
その最初の演者は北川博道さん。演題は「古脊椎動物研究のための解剖学」。話始める前におもむろに取り出したのはアジアゾウの上腕骨。もうこれだけで会場の空気をつかんでしまった。化石から分かる絶滅ゾウの性差の話、解剖し動物の運動の機能を研究することの大切さ、過酷な解剖の現場の話など、軽妙なトークでぐいぐいと聴衆を惹きつけていく。うまいなあ。今回一番の笑いをとったのは、間違いなく北川さんだろう。もちろん発表の内容も充実していて、非常に興味深い話だった。
(続く)
日本美術解剖学会・2011年関西大会レポ(1/3)
日本美術解剖学会・2011年関西大会レポ(2/3)
日本美術解剖学会・2011年関西大会レポ(3/3)
こちらで「京都大学で開催」と紹介されていますが、成安造形大学の間違いです。訂正のお願いのコメントをしたのだけど、まだ修正されてないです。
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投稿者 corvo : 2011年10月13日 23:21