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2011年10月11日

ホネホネサミット2011


前回のホネホネサミット2009は成安造形大学としてブースを出したが、今回のホネホネサミット2011では物販を中心にSKULL! SKULL! SKULL!名義での参加。5月のでデザフェスのメンバーが再結成(一部入れ替わりあり)とか書くとバンドっぽいけど、スーツ着て「SKULL」以外に共通点のないばらばらのグッズを売るオヤジ達の集団。
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今回のブースはこんな感じ。
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新作トートたち。トラの正面と側面、キリン、ワニガメなど。
ホネホネサミット2011では、もうひとつ大きなミッションが控えており、9日、10日と続けてワークショップを行った。その名も「恐竜の骨のパズルを並べてみよう」。タイトルだけ見ると簡単そうに見えるが、実は非常に難易度の高いワークショップだった。
モデルとなった恐竜はアパトサウルスで、1/24サイズに描いた骨格の図を紙から切り抜いてもらうことからスタート。まずこれがかなり骨の折れる作業で、小さな子どもでは綺麗に切り抜くことができない。次の難関は間接の位置に注意しながら正確に順番に並べていくことである。平面上に描かれているため、実物を見たことがない人にとっては、どの部分が出っ張っていて、どの部分が凹んでいるのか、もうひとつ分かりにくい。レプリカで良いので実際の骨格があれば説明しやすかったかもしれない。
難易度を高くしたのには狙いがあって、研究の難しさ、困難さ、復元に至るまでの複雑さを体験してもらいたかったから。でも、途中で投げ出すこともなく、集中して作業してもらうことが出来たのは嬉しかった。
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こちらは模範解答に準備した骨パズル。マグネットでくっつけることが出来て、自由に位置を変えることが出来る。サイズは1/6でかなりの迫力。これを制作するために、ホネホネサミット直前まで苦しんでいたのである。しかも当日の朝になっても出来ていないところがあり、初日のワークショップでは一部ないままということになってしまっていた。
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前回は館内ホールだけだったが、今回はナガスクジラの下でもブースが出展されていて、まさに骨尽くしの大空間が形成されていた。好天にも恵まれて初日5300人、2日目5800人と合わせて11000人という大盛況のイベントだった。
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多くの人がネット上でも紹介しているが、今回のヒットはこれ。
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閉幕間際のブース。
小さなサイズのトートバッグが好評でたくさんの方に買っていただくことができた。缶バッジも大好評。デザフェスに比べれば規模はかなり小さいが、ほぼ同じ売り上げを上げることができた。骨好きの集まるイベントで骨グッズはさすがに強い。
ホネホネサミットが縁で、ミニトートバッグを中心に、大阪自然史博物館のミュージアムショップでも販売してもらえることになりました。

そして懇親会もとても楽しかったのでした。


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投稿者 corvo : 2011年10月11日 23:58