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2011年9月 8日
ヤン&エヴァ シュヴァンクマイエル展〜映画とその周辺〜
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京都で見逃した『ヤン&エヴァ シュヴァンクマイエル展〜映画とその周辺〜』をようやく原宿で見ることが出来た。
数年前に葉山の神奈川県立美術館で展覧会が開催されたが、それ以来のシュヴァンクマイエルである。極東の地でこの数年の間にシュヴァンクマイエルのオブジェや、デッサン、油彩を複数回見ることが出来ること自体が特異なことではあるが、年老いても衰えることのない創作意欲には大きな刺激を受ける。
映像作品では分からないことが多いのだけど、モデルアニメーションのモデルや、舞台装置が大きく作ってあることに驚く。彼のアニメーションは実写の人物と組み合わされることも多いので、それだけの大きさが必要なことは想像できるが、その執拗なほどに作られたディテールはより一層のリアリティを感じさせる。異形のものにも関わらずだ。
動物の骨格を使ったモデルも多いのだけど、生物学的なアプローチをしてしまう僕には、とても出来ない組み合わせで造型されている。僕の場合は知識が邪魔をしてしまう。もちろん目指す方向は違うのだけど。
充実したシュヴァンクマイエルの展覧会。会場の狭さと個々の作品の窮屈さはあるかもしれないが、平日の午前中はほとんど来場者もいなくて、ゆったりと見ることができた。
関連書籍、DVDの販売もされていて、ファンにとっては必見の展覧会である。
9月19日(月)まで。
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投稿者 corvo : 2011年9月 8日 23:56