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2011年9月28日

HONE展・成安造形大学


*会期初日までこの位置に表示されます
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*このチラシのデザイン、ゼミ生が頑張ってくれました。
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 ”骨”は私たちを常に支えていて、生きていく上で欠かすことのできない器官です。私たちは”骨”に支えられることで、身体を動かして日常生活を送ることが出来ます。”骨”は死の象徴として嫌われることもありますが、この展示では、自然物としての美しさ、合理的にデザインされた機能美、様々な生物の多様な形態、目で見て分かる、感じることに焦点をあて実物の”骨”を見せていきます。

 本学では美術解剖学をベースにした人体表現の授業に力を入れており、学生たちは普段から骨格に触れる機会が多く、身近なものとして接しています。人体の骨格と他の動物との違い、機能、形態の多様性など、実際の骨格標本を観察することで見えてくるものが多くあります。自然の形作る造形は、私たちの想像力を刺激し、デザイン、美術にとどまらず様々な分野に大きな影響を与えてきました。

 本展では、博物館で重視される分類群、系統関係はあえて考慮に入れいません。極力キャプションを廃し、何の骨であるか?何の動物であるか?ということに囚われることなく、”骨”そのものの形態、美しさに光を当てます。多種多様な動物の”骨”、”骨格”を、博物館で重視される分類群、系統関係はあまり考慮に入れず、美しく魅力ある展示空間を作ること、”骨”そのものの造形を先入観なく見ることが出来る展示空間であることを目指します。また、私は骨をモチーフにした作品を制作しており、標本画とは違う作品世界を展開します。

 ”骨”の美しさ、魅力を少しでも感じてもらえれば幸いです。


                                 小田 隆
         2011年9月   成安造形大学イラストレーション領域准教授 
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会期 2011年9月28日(水)〜10月16日(日)12:00〜18:00 会期中無休
   *10月8日(土)9日(日)は大学祭「響心祭」のため12:00〜20:00まで
会場 成安造形大学【キャンパスが美術館】入場無料
   ギャラリーアートサイト・ライトギャラリー・ギャラリーウィンドウ
主催 成安造形大学
企画 小田 隆(イラストレーション領域准教授)、成安造形大学
協力 大阪市立自然史博物館、なにわホネホネ団、京都市動物園、みなくち子どもの森自然館

関連イベント
会期中カフェテリア「結」ミュージアムショップにて本展関連オリジナルグッズを販売

ホネホネサミット2011
会期 2011年10月8日(土)〜10月10日(祝・月)
会場 大阪市立自然史博物館 本館
主催 ホネの全国ネットワークHo-net(ホネット)、大阪市立自然史博物館、なにわホネホネ団
http://www.geocities.jp/naniwahone/

日本美術解剖学会 関西大会
会期 2011年10月1日(土)開催予定
会場 成安造形大学
http://www.geidai.ac.jp/labs/artistic-anatomy/


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投稿者 corvo : 2011年9月28日 12:00