2011年3月31日
大型ネコを描く 7
諸々の事情で締め切りに余裕が出来たので、一度納めた絵を戻してもらい加筆修正を行っている。
前回の〆切後に良い資料が入手できたこともあり、比較的、大きな修正を加えている。
もちろん、表紙のデザインに影響が出ない部分への加筆である。
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投稿者 corvo : 11:22
2011年3月30日
ワニ、ワニ、ワニ 5
暑かった夏から随分間が空いてしまったが制作再開。
こんなに時間がかかってしまっているのに、待っていただけているというのはありがたいことです。
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投稿者 corvo : 02:07
2011年3月28日
ルノールーテシアRS2.0、99999→100000km。
ついにというか、ようやくというか、愛車ルノールーテシアRS2.0(2001年式)が10年目にして100000kmを突破した。1年10000kmと考えると標準的な走行距離だと思うが、同一車種にこれだけ乗り続けたのは初めてのことだ。
証拠写真。
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投稿者 corvo : 04:44
2011年3月26日
翼のある手 2
昨日の続き。
明日、完成の予定。
額装の作業は、関東本部で行う。
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投稿者 corvo : 23:59
2011年3月25日
翼のある手 1
行商〜ギャラリーサーカスへ出品のための新作の制作第二弾。
モチーフもパネルに固定しての制作。チャコールペンシルで描写中。この素材はそれほど細密な描写には向いていない。
まず、骨格を描いてから翼を生やしていく予定。もちろん全て羽根で覆うわけではない。
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投稿者 corvo : 23:44
2011年3月23日
八咫烏 4
嘴と爪と眼球をアクリルで描写して、ほぼ完成。
760 x 280 mm。アルシュ紙にチャコールペンシル、アクリル。
ディテール。
ディテール。
この作品を出品する予定の『行商』ですが、現在、予定通り開催されることになっています。ただし、3月31日に予定されていた内覧会とオープニングパーティは中止に、4月1、2、3日の会期中は11時から19時までと1時間短縮しての開催となります。
お時間のある方、是非ご高覧いただければと思います。
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投稿者 corvo : 23:55
2011年3月21日
八咫烏 3
チャコールペンシルでの作業はほぼ終了。
760 x 280 mm。
ディテール。
ディテール。
クチバシとツメはアクリルで描写の予定。明日には完成させたい。
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投稿者 corvo : 22:44
写真と写実(twitterまとめ)
先日、twitter上で「昔の人は何故写実的に描かなかったのか?(かなり誤解あり)」といったツイートが友人からあり、そのことについてまとまったツイートをすることになったので、以下に全文を掲載しておく。
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現代においても写実とは何か?という問いに明確な答えはない。写真の発明以前と以降で、絵画の役割に大きな変革があったが、はたしてどれほどのものだったのだろうか?
フェルメールに代表されるように、写真以前においても絵画制作に光学機器が使われている。当時の人間も写真のように世界をとらえることを試行していたのかもしれない。
ただし、写真自体はないので、何を目指そうとしたのかは分からない。おそらく偶発的に穴から壁に映ったイメージをとらえようとしたのかもしれない。また、デューラーのスケッチを見ると、硝子の板に点をとって構図を決定しようとしている物がある。
ちょうど昨年末ごろ、デヴィッド・ホックニーの「秘密の知識」という本を入手した。この本の中でホックニーは、アングルの描くデッサンがあまりに巧みすぎることに対して、ある仮説を提示している。
光学的な補助具を使ってイメージをトレースしてから描き始めたのではないかという説である。使用されたのは、カメラルシーダ。カメラオブキュスーラと違って明るい室内や野外で使用することができる。
僕も現在市販されているカメラルシーダを購入してスケッチをしてみたが、それほど容易に使える道具ではない。かなりの熟練を必要とする。
16世紀から17世紀にかけて油彩の技術は飛躍的な進歩をとげて、写実的に描く技術も頂点に達する。ホックニーはその進化の過程に光学機器が重要な役割を持っていたと示唆している。
貴族の豪奢な衣装を描くとき、モデルに長時間のポーズを今以上に強いていたのかもしれないが、服の皺が常に一定の形で出るとは考えられない。おそらく光学機器の助けを借りて短時間に皺の形を写し取っていたのではないだろうか。
金属の光沢。複雑な甲冑のフォルム。ある表情の瞬間をとらえた肖像画。まるで写真を使って描いたのかのような絵画が存在する。いくら優れた技術を持っていたとはいえ、それだけでは説明のつかない完成度が当時の油彩にはある。
現代では瞬間的なポーズであっても写真を利用することができる。目指すべき目標と答えがすでにあるようなものだ。では、はたして写真に近づけることが絵画の目的であり、写実の重要な点なのであろうか?決してそうではない。
写真は光の量をとらえているだけにすぎない。肌と眼球の質感が違うことなど分かっていない。我々の身体の中に骨格があることも、筋肉で動いていることも写真にはなんの関係もないことである。
写真家杉本博司にろう人形を撮影したシリーズがあるが、一見生きた人間を撮影したもののように見える。そこには歴史上の偉人たちが写っているので違和感をすぐに感じるのだが、写真にとっては生きた人間も、命のない人形も関係ない。
絵に描くとき、僕たちは人間の中に骨や筋肉や内蔵があることを知っている。顔を描きながら、その人に後頭部があることを知っている。だからこそ、僕たちは写真以上に多くの情報量を絵画のなかに込めることが出来る。
結論を急ぐと、写真以前と以降において、絵画の持っている優れた点は何も変わっていないと思う。答え合わせがやりやすくなったか、そうでないかの違いだろうか。写真が発明されても絵画なくなることはなかった。
現代の写実をどう評価するかはここでは述べないが、現実の世界をどうやって絵画という二次元の世界に再現するかという命題を追い続けてきた人類の歴史は、今でも尊く気高いものであると、人間にしか出来ない抽象化であると僕は思っている。
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投稿者 corvo : 12:31
2011年3月20日
八咫烏 2
金曜日の夜は、今年でイラストレーション領域を去る先生やスタッフの送別会だった。
土曜日は週末にも関わらず朝から教授会。
その後は粛々と制作。
ひととおり描いたが、もっと密度が欲しい。背景はいつものように漆黒。
後もう一息だが、今日はここまで。ツメとクチバシにはアクリルで手を入れる予定。
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投稿者 corvo : 03:07
2011年3月17日
八咫烏 1
4月1日、2日、3日に開催されるアートフェア「行商」に出品するための新作を制作中。出展ギャラリーはGallery 花影抄。震災後の情報の洪水の中で、祈るように描線を重ねている。
16日はここまで。
今日はここまで。
作品サイズは76 x 28 cm。アルシュにチャコールペンシル。
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投稿者 corvo : 23:59
2011年3月14日
ネコを描く(大作)31 完成
すっかり更新が滞ってしまった。
10日木曜日、急ピッチで最後の仕上げを行い、夜10時頃になんとか完成。11日午前中に発送。午後から大学の卒業式に出ていたのだけど、未曾有の大災害が東北地方と関東地方を襲うことに。大津プリンスホテルでもかなり長い時間揺れを感じ、三陸沖で大きな地震が起きたことを、iPhoneを持つ先生方からの情報で知ることが出来たのだけど、現在分かっているほどの大きな被害になっていることはほとんど分からなかった。ハレの日のはずだった11日を境に日本が一変してしまった。
12日、それでも粛々と確定申告の準備。
13日、日帰りで東京と関東本部へ。午後2時30分に新宿伊勢丹で絵のお披露目。幸い、一発でOKをもらうことができた。
(クリックすると大きくなります)
出来上がりを喜んでもらえて本当に良かった。
夕方、関東本部へ行き、妻と猫たち、家の無事を確認して、夜急いで大津へとんぼ返りしてきた。
今日、都内の交通状況が計画停電の影響で混乱していたことを思うと、急きょ戻ったことは良かったのだけど、いまだ関東は落ち着かず心配である。
今日、ほぼ確定申告の準備が出来上がった。後、もう一息。明日の締め切り日にぎりぎりで提出だ。色々なことが重なって、随分時間がかかってしまった。
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投稿者 corvo : 21:55
2011年3月 9日
ネコを描く(大作)30
ほぼ全てのネコに手を入れた。
明日は細部にエネルギーを集中していく。
今日中心に進めたところ。
ディテール。
10日のうちにきっちり決着をつけなければならない。夜のうちに梱包、11日には発送です。
投稿者 corvo : 23:59
2011年3月 8日
ネコを描く(大作)29
ようやく全貌が見えてきた。
昨日描いたネコを、今日1時間ほどかかって修正。納得いく表情になった。
今日はこの子を中心に描き込み。ヒゲは最後に描くのでまだ。
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投稿者 corvo : 23:28
2011年3月 7日
ネコを描く(大作)28
昨日は領収書と格闘。すぐに入力できる状態にまで整理できたが、山場がこれからである。
今日から100号のネコの制作再開。
ようやく全てのネコに手が入ってきた。
この子を中心に描写。
顔アップ。ヒゲはまだない。
明日はこちらの子を中心に進めていく予定。味のある顔つき。枕にしているネコも同時に描いていかなくては。
投稿者 corvo : 23:30
2011年3月 5日
ArtRage3 Studio Pro ライオン 2
描いているときりがないので、ここでひとまず筆を置く。
ディテール。
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投稿者 corvo : 23:59
2011年3月 4日
ネコを描く(大作)27
今日は朝から教授会、11時から別の会議、そして夕方6時から2時間別の集まり。つかれた。その合間になんとか制作したのだけど、もうひとつ進めることが出来なかった。
7頭目に着手。
まだまだ途中。
アップ。可愛い寝顔。
こちらのネコたちにも少し加筆。
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投稿者 corvo : 23:14
2011年3月 3日
ArtRage3 Studio Pro
ずっと同僚の先生に薦められていた、ArtRageを本格的に導入。体験版が非常に良かったので製品版を購入した次第である。
モデルはこのライオン(モデルにすることは撮影者に許可をいただいています)。
紙に鉛筆ツール。あくまでもデジタル上のツール。ここまでアナログのタッチを再現することができれば、これまでのように鉛筆で描いたものをスキャンする必要はない。ペンタブに習熟していれば、ほぼアナログと同じ感覚で描くことが出来る。これまで主にPhotoshopを使っていたが、独特のデジタル的な表現に馴染むことが出来なかった。でも、それは僕のアプリケーションに対する理解度が低いことが原因でもあるのだけど。
水彩ツールで色もつけてみた。
デジタルの最大の問題は原画が残らないこと。あくまでもデータの集積でしかない。こればかりはどう逆立ちしてもアナログ画材にはかなわない。やはり画材の持つ物質感は何事にも変えがたい。
最近、デジタルデータを出力した作品を展示する学生が多いが、販売する場合、厳密に版画として扱うべきだろう。きちんとエディションをつけて限定部数を刷ったところでデータを破棄。画面には必ず鉛筆でエディションナンバーとサインを記入。ここまでやって初めて商品として成立するはずだ。出力したものをあたかも一点しかないように売ることは、決して許されることではない。まだ確立されていない部分もあると思うが、明確なルールを決めていく必要があるだろう。
原画を手に入れる喜びは、その作品が世界にただ1点しかないからだ。
デジタルデータである限り、無数にコピーを作ることが出来る。何枚でも出力出来るのでは、それはポスターなどの印刷物となんら変わらないのである。
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投稿者 corvo : 01:50
2011年3月 2日
ネコを描く(大作)26
背景を緑色に。今日は黒猫。
黒猫は写真で撮るのも、描くのも難しい。
黒猫アップ。
背景とともに、ネコたちのアウトラインを微修正。
コメントで飼い主さんから連絡が。実はこの子はとても気を使う小心なネコらしいです。まったく「ふてぶてしく」はないということです。
写真を見る限り、どれもふてぶてしく写っています。
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投稿者 corvo : 21:31
2011年3月 1日
ネコを描く(大作)25
もう3月、いろいろとやばい状況になってきた。
一番体格が良く、ふてぶてしい顔をしている。
やっぱりヒゲがないと、ちょっと間抜けだ。
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投稿者 corvo : 23:44