« 『ドローイングとは何か』展、会場写真 | メイン | とある大学生協のカレンダー原画制作 »
2011年2月 4日
2月もすでに4日が
今日は朝から教授会、会議、書類作成、学生面談と盛りだくさんの大学業務だった。請け負っている仕事もこなす毎日なのだけど、まだオープンにできないものが多く、ここで紹介出来ないでいる。
ランチの時、同僚の先生との雑談から、来年度のゼミの方針が見えてきた。
徹底的に基本に立ち返って、アカデミックな方向性で行こうと思う。これまで3年間、学生の制作をそばで見てきたが、ラフスケッチやエスキースに費やす時間が非常に少ない。ほとんどラフも描かずにいきなりパネルやキャンバスに描いてしまう。そして、途中で迷ったときにどうしていいか分からずに、手が止まってしまうということがしばしばある。
こういったことから、僕のゼミではオーソドックスに絵を完成させることを目指そうと思う。ラフスケッチを何十枚と重ねて制作の方向性を決めてから、エスキース、タブローという流れで卒業制作まで進もうと考えている。
1年間通してじっくりと絵を描くことに取り組む。そんなゼミにしたい。
もちろん1点だけ作るわけではないし、大きな作品を作らなくてはいけないわけではない。どれだけ丁寧にプロセスを追って制作を進めるか、という点に重きを置いていくつもりだ。
特にイラストレーションの場合は、クライアントに対する定期的なチェックが必要なので、ラフやエスキースは非常に重要な役割を持っている。
学生にはしんどいところがあるかもしれないけど、必要なことなのでしっかりやってもらおう。
そろそろ来年度の授業プランも考えていかないと。それには、今の締め切りラッシュを無事に乗り切らなくては。
--
twitter
投稿者 corvo : 2011年2月 4日 23:22