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2010年11月 2日
STAR WARS VISIONS
数カ月前に同僚の先生のblogで知って、アマゾンに予約を入れていた本が届いた。その名も"Star Wars Visions
"。今見たら、すでに在庫切れだ。世界中から選ばれた100名のアーティストが、Star Warsをモチーフに自由な表現を試みたイラストレーション集である。日本からも数名が参加している。
もちろん同僚の先生も同じタイミングで入手しており、嬉しそうに大学まで大事に抱えて持ってきていた。そして、その浮き浮きした気分のままに授業へ持っていき学生に見せたらしいのだけど、興味を持ったのがわずか3名だったということ。これがいまの学生の現実なのだとすると由々しき問題である。Star Warsにあまり興味がなかったとしても、イラストレーション集であり、現在旬のアーティストが集められていて、技量も表現力も申し分なく、いくらでも楽しめる内容なのである。そこに興味を示さないのでは、今後、美術大学で何を教えればいいのか。同僚の先生の落胆ぶりもすさまじかったが、僕自身もその話を聞いて非常に暗い気持ちになってしまった。
僕の授業で紹介したところ、ほとんどの学生が興味を持ってくれたのは救いだった。学年によっても個性があるので、一概には言えないが、美術大学なら少なくとも過半数の学生には興味を持ってもらいたい一冊である。
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投稿者 corvo : 2010年11月 2日 23:58