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2010年10月24日
母校の小学校で特別授業と講演会
先週は激務の連続であったのだけど、週末も負けず劣らず激務だった。
数ヶ月前からの依頼であったにも関わらず、本格的な準備を始めたのが前日というダメさ加減。金曜日の夕方に納品を終えた後、ナチュラルハイでふわふわした疲労感を抱えたままに、ワークショップ用の頭骨の図版を制作。
さらにスライドショーをkeynoteで作り直したりと、睡眠時間を極限まで削ることになってしまった。
約2時間の仮眠の後、三重県の母校に向けて車で出発。こういうときは不思議と眠くならない。
小学校を卒業して29年。本当に久しぶりの小学校だった。この地域でもっとも歴史の古い「誠之小学校」。
初めて足を踏み入れた新校舎。
こちらの校舎は僕が小学校1年生のときにできた、当時の新校舎。耐震補強を施されていたが、ほぼ当時のままである。
特別授業は朝の8時50分から。準備があるにも関わらず、小学校に着いたのが8時30分過ぎ。落ち着く間もなくすぐに準備にとりかかる。
2時限続きの授業を設定してもらい、最初の時間にティラノサウルスの頭骨を復元するワークショップ。その後、僕の仕事をスライドショーで紹介するという内容。この特別授業を午前中は3年生に、午後は4年生に、さらに希望する児童にワークショップだけ放課後に行い、午後7時からは大人向けの講演会というハードスケジュール。後から振り返ってみると、けっこう無茶苦茶だな。
ワークショップの手順は、頭骨の図版をまずトレーシングペーパーに写し取り、その上から軟組織と皮膚を加えていく。当然、最初から上手く行くわけがないし、完成することをこちらは望んでいない。模範解答もなし。鼻腔と眼窩と耳の位置だけは解説。
児童に配った頭骨の図版。
これは放課後のワークショップで、子供たちと一緒の時間で描いたもの。事前には準備をしていかなかった。
熱心に取り組む子供たち。
夜の講演会はちょっとした同窓会のような感じに。彼らの子供たちも同じ小学校に通っており、昼間に授業を受けた子たちの中にも何人かいたようだった。言われてみると、皆、面影があった。
全てのスケジュールを消化した後、同級生たちと市内の居酒屋へ。楽しかった。とにかく楽しい時間だった。
準備にばたばたしてしまったが、無事に全てを終えることが出来てほっとした。どんなことでもいいので、子供たちの印象に残ることがあれば良いのだけど。良い経験が出来ました。
日曜日は午後に三重の実家を出て関西事務所へ戻り、ほとんど休むことなく、京都市内で開催中の成安技芸制服再現プロジェクト展覧会の搬出の手伝いへ。
日曜日の京都市内。駐車場を探すだけで30分以上さまよってしまった。
雨の中、荷物を積み込んで大学へ届けて業務終了。最近の学生は免許持ち、車持ちが少ない。僕が学生の頃は、銀座でもどこでも、レンタカーを借りて良く行ったものであるが。
ああ、とにかく疲れた週末でした。
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投稿者 corvo : 2010年10月24日 23:45