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2010年10月 4日

Hiroさんの美術解剖学特別講義2010後期 第一回『体幹』

後期もいよいよ始まった、Hiroさんの美術解剖学特別講義。今回は第一回で『体幹』、平たく言えば胴体。
人間がやっていることなので、毎回同じ内容というわけではないが、確実に時間が押すことが増えてきている。Hiroさんのサービス精神によるところも大きいのだけど、情報量を詰め込めるだけ詰め込もうとすると、どうしても時間がかかってしまう。これまでなら背中の筋肉まで解説できていたのだけど、次回の『上肢帯』との関連も深いということから、今回はさらっと触り程度ですますことになった。
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体幹を語る上でもっとも重要な筋肉のひとつである前鋸筋。肋骨とはまったく異なった角度で、脇腹に現れる。Hiroさんの発達した広背筋の下から、はっきりと見えている。肩甲骨の裏側から、ぐるりを肋骨を取り巻くように付着している。このあたりのことは毎回書いているかも。
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この写真だけ見ると、なんともシュールだ。懸垂をしてもらって、発達した背中の筋肉と聴診三角を見せてもらっているところ。
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こちらは、左右の腕の姿勢が違うと、どれだけ背中の筋肉のレリーフに変化があるかを実演してもらっているところ。
後期は初めてこの講義を受ける学生も多く、皆熱心に聞き入っていた。
一度や二度、講義を受けたぐらいでは、なかなか理解することは難しいと思うけど、どんどん自習して知識を深めていって欲しいと思う。僕も毎回、勉強しながらです。
今日の授業始めに描いたクロッキー。どちらも10分で、大きさは木炭紙大。
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学生がモデル台の前を何重にも取り囲んでいるので、遠くからしか描けなかった。ディテールは見づらくなるが、離れているので全体のプロポーションはとりやすくなる。
なんとか授業を無事終えることができて、ほっと一息。
次回は11月15日(月)で、『上肢帯』です。

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投稿者 corvo : 2010年10月 4日 23:51