2010年9月27日
火の国紀行 3
熊本を訪れて二日目。
東横イン。広くはないが、ホテルとしては十分快適。とにかく安い。ただし朝食はいまひとつ。
窓から見える開発中の駅前。ちょっと中国っぽい風景。ずっと埃は少なく綺麗だけど。
この日は後輩に熊本市内を案内してもらった。といっても行った場所は二ヶ所だけ。まずはランチに熊本ラーメンを食べに。
老舗の黒亭。実は地元民はあまり行かないらしい。昔から変わらない素朴な味なのだという。豚骨スープだが、博多と違って熊本に替玉はない。もちろん不味くはなかったが、再び行きたいかと問われれば「ノー」である。でも、店を出る頃にはしっかり行列が出来ていた。
市電で中心街へ。僕が生まれ育った三重県には、すでに市電がなかったし、東京にも千葉にもないので、市電が物珍しくわくわくしてしまう。決して乗り心地も良くなくスピードも出ないのに、ゆっくりと街中を走る姿が可愛い。ヨーロッパを旅行したときも、街の中の移動にはよく市電(トラム)を利用していた。
(*妻の指摘で気がついたのですが、東京には都電荒川線がありました。しかも乗ったこともあるのに。どうもすみません。)
次の目的地は熊本城。熊本の市街はこの熊本城を中心に形成されている。
加藤清正公の銅像。江戸時代を長く治政していた細川家ではなく、今でも清正公が熊本市民には人気なのだという。
特にお城が好きだというわけではないけど、天守閣が見えてくると気持ちが高まってくる。
大天守閣と小天守閣。
少し離れたところから。
もちろん中に入る。明治時代の西南戦争で燃え落ちてしまったので、中は鉄筋コンクリート造りの資料館になっている。
この模型は素晴らしかった。木組みだけで出来ているので、内部構造が良く観察できる。何時間見ていても飽きないが、ここでそんなに時間を使うわけにはいかない。
大天守閣、最上階からの眺望。天気も良く絶景。この天守閣よりも高い建物を建てることができないため、まわりに高層建築がないことが眺めの良さにつながっている。
2008年に復元された本丸御殿を上から見下ろす。この後、中を見学したのだけど、これが本当に素晴らしかった。
ということで続きます。
--
twitter
投稿者 corvo : 2010年9月27日 23:21