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2010年6月 6日
山田圭一立体家具展
日曜日。とても天気の良い、夏を思わせる1日だった。妻と南青山へ友人の個展を観に出かける。
関東に帰るたびにスカイツリーの進捗状況が気になる。この地域はまわりに高い建物がないので、異様なほど目立っている。
ランカ・リーの痛車発見。
この日のランチ。
食事の後、会場に向かう。会場はギャラリーではなく、美容院clementsalonの奥にあるギャラリースペース。素敵な空間だが、目的を持って来ない限り絶対に見つけることは出来ないだろう。
家族連れで来ていた友人、山田圭一とも会うことが出来た。十数年来のつき合いになるが、驚くほど会っている回数は少ない。それでも話をしだすと次から次へと止まらなくなってしまう。
今回のお気に入りはこれ。家具としてぎりぎりの実用性を備えた彫刻作品と言えるが、もし購入することができたら椅子としてどんどん使っていきたい。
こんな感じで客人を出迎えるのもいいだろうな。大学の授業でモデルに座ってもらって描いてもみたい。想像力を刺激してくれる逸品である。
彼の作品は、鉄を叩いて曲げて溶接し、有機的なイメージを造り上げている。それは恐ろしく手間のかかる作業である。これが銅であればそれほど難しくはないだろうが、鉄という素材を選んでいるところに彼の美意識がある。
会期は6月16日(火)まで。とんがって見える作品とは裏腹に、とても居心地の良い空間になっています。
投稿者 corvo : 2010年6月 6日 23:29