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2010年5月10日

アトリエ路樹絵・渡辺先生の特別授業

月曜日は朝から高大連携の出張だったので、京都の高校で出前授業を1本こなし大学へ出勤。夕方からの特別授業の準備に追われた。
特別授業の内容はかねてから打ち合わせを重ねていた、アトリエ路樹絵の渡辺先生による「人体クロッキー」である。僕と同じじゃないかと思われるかもしれないが、渡辺先生は「描けない」「自身が持てない」といった苦手意識を持った人を、「描ける」ようにする達人である。このノウハウは僕にはないものだ。
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熱弁をふるいながら、どんどん学生たちを乗せていく。ポーズ数、時間も普段の授業とはかなり違うが、とても理にかなったものである。
僕もそのアドバイスを聞きながら、初心に戻った気持ちでクロッキーに参加した。アドバイスはすべて基本に忠実なものばかり。これぞ絵画の神髄といった基礎中の基礎である。
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床に並べられた最後のクロッキーは一目で分かるほどに一変していた。
この特別授業、6月、7月と後2回続きます。

今回の特別授業は人体を描くことに自身が持てない学生を対象にしていて、自己申告による募集をかけたのだけど、定員を上回る応募があった。ただし、問題だったのが返信のメールの書き方が、あまりに酷い物が多かったことである。まず、宛名がない。季節の挨拶はいらないが内容の文章がない。もっとも多かったのは「件名なし、学年、氏名」だけといったもの。これではなんのメールか分からない。残念ながら、こういったメールを送ってきた学生は全て落とした。
これらの酷いメールを送ってきた学生の中に、渡辺先生の特別授業を受けて欲しい人間が数多く含まれていたのだけど、ダメな物はダメである。メールの不備をちゃんと指摘をしたメールを全員に送ったけど、それに対する謝罪もほとんどなかった。まったく嘆かわしいことである。

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成安イラストレーションクラスニュース

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投稿者 corvo : 2010年5月10日 23:09