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2010年3月29日

出雲の国で化石発掘調査 1

すっかりご無沙汰してしまったが、25日から28日まで出雲の国へ化石発掘調査に参加してきた。行くのも見るのも初めての土地。大津から300キロほどの道のりである。ただし、調査の内容については詳しく書けない。

出かけるときから冷たい雨。すでに現地入りしていた友人に電話をすると、「しっかりと防寒対策をしてきてください」ということ。急ぎワークマンへ行って、屋外作業用のレインコートを購入して出発。宴会用のお酒も忘れずに積み込む。
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途中立ち寄ったSAにあった自動販売機。いくつか買ってお土産にした。
夕方には予定通りの時間に宿舎に到着できた。調査団の面々とここで合流。宿舎はまさに合宿所の様相だった。台所のあるリビングは酒瓶と食料が山積みになっていて、いかにも体育会系のノリで楽しそうな様子。写真を撮り忘れたのが残念だった。
この日の夜、まずは最初の飲み会。次の日の予報が雪ということもあり、金曜日はオフにしましょうということだったので、安心して飲みまくる。抜群に美味い日本酒があって、するすると進む。数人で飲んでいたとはいえ、あっという間に2升近くが空いてしまった。僕は決してアルコールに強くないが、味と雰囲気が良いとついつい飲んでしまう。結局寝たのは午前4時。

ところが、次の日は曇り空。雪も雨も降りそうで降らない空模様。
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重くたれ込めた空。
朝は遅かったが、隊長の「ちょっと見に行ってみますか」の一言に、現場へ赴くことになった。
寒さも厳しい。完全防寒装備で車に乗り込む。宿舎から現場までは車で30分ほど。さらに近くの駐車場から山をこえて海岸に向かう。高くはないが険しい山道。
現場に着いたとたんに雪が降り出す。気温3度、風速15m。日本海の寒風吹きすさぶ海岸に、化石を求めて取り付く人たち。まさに漢(おとこ)の現場。岩礁を砕く荒ぶる波を背景にハンマーを振う!いや、冗談でなく、まさにそんな情景だった。
結局、ちょっとのはずが、調査は夕方まで。二日酔いではなかったけど、厳しい寒さと不安定な足元に、体力の低下を痛感してしまった。

続く。

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投稿者 corvo : 2010年3月29日 10:57