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2010年3月 5日
鳥羽水族館、おかげ横町、伊勢神宮(内宮)2
2時間ほど水族館に滞在した後、伊勢神宮へ移動。鳥羽から五十鈴川駅への移動は、特急を使えば次の駅。今回使った「まわりゃんせ」という周遊券には、水族館の入場券と松坂、賢島間で使える特急券引換券も5枚ついている。鳥羽水族館以外にも、多くの施設を利用出来る入場券がセットになっていて、泊まりがけで伊勢志摩を観光する人にはかなりお得だろう。なんといっても近鉄は特急料金が高い。そのうえ、ダイヤの中心は特急が占めている。
参拝する前に、まずは腹ごしらえ。かねてからリクエストのあった、僕以外だれも食べたことのなかった伊勢うどんをおかげ横町で食べる。おいしかったのだけど、以前に比べて甘辛い強烈な印象が薄くなったような気がする。観光客相手に食べやすい味に改良してきているのだろうか。
店構え。
ほとんど間をおかず、これもリクエストのあった赤福本店で赤福を堪能。
赤福本店の店構え。
おなかが充実したところで、ようやく伊勢神宮に参拝。
五十鈴川にかかる橋から、檜の良い香りが漂ってくる。雨で足下が滑りやすくなっていた。
少し増水して流れの速くなっていた五十鈴川。普段なら手を洗ったりもできるのだが、どうにもそんな雰囲気の状況ではなかった。
参道に鬱蒼と生い茂る巨木。これも内宮の魅力の一つだろう。皆、感嘆の声を上げていた。
ここの階段は年越し参りや、初詣の時になると、大ラッシュで身動き出来ないほどになる。平日のなんでもない日なので、やはり空いている。
何度来ても、何とも言えない心地よさがある。
顔を突き合わせて何の相談か。賢者のような佇まいの鶏たち。
1時間ほどで参拝を終えて、ふたたび食べ物。これではまるで食通ツアーのよう。
てこね寿司。おいしかったのだけど、これも三重県出身者としては少し残念だった。写真を見てもわかるように、これではただの鉄火丼のようにしか見えない。本来、てこね寿司とは鰹の漬けを細かく切り、すし飯に手でまぜて(これがてこねの語源)出す料理である。それが上にのっているだけでは、てこねとは言えないだろう。店で確認したら、ご飯とまぜてしまうと鰹が変色してしまうので、それを避けるためにこういった形に変化してきたという説明だった。僕は変色してもいいから、まぜて出してほしい。自分でまぜて食べるのでは意味がない。
これも観光客相手に、しかたなくやっていることなのだろうか。できれば本来の味、形を貫き通してほしいなあ。次はまぜて出してくれと、リクエストしよう。
とこんな感じで、午後11時過ぎに無事帰宅。楽しく充実した1日だった。
投稿者 corvo : 2010年3月 5日 01:35