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2010年3月31日
1000円渋滞
出雲の国からの帰り、岡山駅に発掘調査に参加していた研究者の一人を送り、その後神戸の六甲昆虫館に久しぶりに顔を出してきた。
米子から岡山までは幸い渋滞にはまることはなかったが、岡山市内の渋滞はひどかった。橋の部分だけ2車線から1車線になる場所があったりと、道路の構造上の問題と思えるところが多かった。
岡山から神戸までも渋滞に出会わなかったが、そのまま大津へ帰る選択をしていたら、途中大きな渋滞にはまらざるを得なかった。幸い、六甲昆虫館まではスムーズに進むことができたのはラッキーだった。
昆虫館館長の長山さんと談笑しつつ夕飯へ。この日のメニューはぼっかけうどんとアナゴの押し寿司。ぼっかけうどんは初めて食べたのだけど、牛筋煮込みがたっぷりとのっていて、さっぱりした汁と細目の麺がよくあっていた。アナゴの押し寿司は辛子をつけて食べるスタイルで、これがまた美味い。
ゆったりとした良い時間を過ごして帰路についたのだけど、名神高速で大渋滞。事故や交通規制はなく、純粋に交通集中によるものだった。比較的アップダウンが多いのも原因のひとつだろうか。
上り坂は回転数をあげて、下り坂はエンジンブレーキを使って、速度を一定に保つことがスムーズな走行につながるが、意外と無頓着なドライバーが多いかもしれない。これを心がけるだけで、今の渋滞はいくらか緩和されるのではないだろうか。
「スピードを出さない」や「何かあったらとりあえずブレーキ」は必ずしも安全運転とは言えない。
上手く運転できるということは、安全につながることだということを、もっとアピールするべきだろうと、常々感じている。サーキットでタイムを出すことや、車の間を縫ってスピードを出してすり抜けることを上手さと言っているのではなく(そういう上手さも役立つことはあるが)、常に自分の車の状況と周りとを観察し判断していくこと、これだけでも十分だろう。おそらく多くのドライバーは走行中にメーターを見ることも少ないのではないだろうか。頻繁に確認していれば、速度の低下や出過ぎにも敏感に反応できるはずである。
オートクルーズのついた車が普及しても、それほど変化はないかもしれない。どんなに技術が進んでも、運転は簡単なことではなく、車が走る凶器であることに変わりはない。
投稿者 corvo : 2010年3月31日 12:44