2010年2月28日
Apatosaurus "digital" 2
更新遅れがちです。
ようやくアパトサウルスの続きをアップ。当初、制作にはPainterを使うつもりだったのだけど、動作が不安定で重たいところがあるので、結局Photoshopで描いてしまった。アプリケーションが立ち上がるまで時間がかかるが、画面のズームなど素早くスムーズに行えるため使いやすい。
モノクロエスキースの上に別のレイヤーで彩色していく。
アウトラインにはレイヤーマスクをかけているので、細かい部分は気にせずに塗り絵の感覚で色をのせていける。
完成。かなり地味な体色にした。レイヤーをかけて模様を描き込むことも、後から簡単にできるのがデジタルの大きなメリットでもある。
時間さえ許せば、際限なく細部まで描いていける感覚になる。一度、仕事とは関係なく時間をかけたものを描いてみよう。
投稿者 corvo : 10:12
2010年2月25日
wacom intuos4 を導入
Wacomのintuos3に換えてintuos4を導入。発売直後に同僚の先生に勧められていたのだけど、こんな時期になってしまった。結論、「これは良いものだ!」。幾人もの方が書いているが、筆圧感知が素晴らしい。もっと早く使っていれば様々なストレスから解放されただろうと思うと、ちょっと後悔してしまう。筆触も紙に描く感覚に近く、コントロールしやすい。不用意に滑る感じがなく、的確にタッチを入れることが出来る。
大きさはlarge。これからがんがん使っていこう。
唐突だけど、今日いろいろと開き直った。がつんといきます。
ちょっと高くなってる。
投稿者 corvo : 23:06
2010年2月24日
『地球最古の恐竜展』プレスリリース
昨日、ひょんなことから『地球最古の恐竜展』プレスリリースに出席してきた。先週、案内のメールを受け取ったのがきっかけだったのだけど、「アルゼンチン」「三畳紀」「イシガラスト自然公園」のキーワードから、これは行かねばなるまいと思った次第である。僕は2006年夏(アルゼンチンは冬)にテレビのドキュメンタリーの仕事で、イシガラスト自然公園の発掘調査に参加したのだが、そのときに見た展示物や標本の多くがまたこの日本で見られることになるのである。しかも、今回の展示のコンセプトで秀逸なのは、六本木ヒルズというこれまで「恐竜展」が行われることが想像できなかった場所での開催であるということだ。
僕は常々、古生物という美しい造形を持った生物の化石を、美術館で展示したら面白いだろうということを考えていた。博物館ではキャプションなどが煩雑になってしまい、展示された標本を集中して見ることができないことが多い。それをフラットでニュートラルな展示会場で、美しく見せることが出来たら、もっと魅力的な展示になるだろう。そんなところにも大いに期待してしまう。
プレスリリースは夕方5時からスタート。
主催はNHK、NHKプロモーション・森アーツセンター。
監修は北海道大学の小林快次さんで、詳細な展示物に関する講演を聞くことが出来た。
今回の展示の画期的なところは、化石や標本をばらばらに借りてきて展示会を開催するのではなく、アルゼンチンのサンファン国立大学が研究し保管している標本や、独自に制作した実物大復元模型をパッケージとして展示することにある。発掘、研究、アートワークが全て同じ組織によって作り上げられているのだ。
その素晴らしさ凄さは、僕もアルゼンチンに行ったときに目の当たりにしてきた。
(2006年撮影)
サンファン国立大学自然科学博物館の中にデザインルームが設けられていて、常に制作が行われていた。
(2006年撮影)
この時に見せてもらった、まだ制作途中だった復元模型や標本が、今回の展示にあわせてやってくるようだ。
(2006年撮影)
これらはその当時、すでに展示されていた完成された復元模型とジオラマ。とにかくその出来は素晴らしく、リアリティにあふれていて凄いものであった。さらに充実したこれらの模型が見られるとなると、楽しみでしょうがない。
今回の目玉のひとつは「フレングエリサウルス」。同じ時代に生息していたヘレラサウルスよりも大型で、より原始的な特徴を備えた肉食恐竜である。
(2006年撮影)
発見されたのは1986年だが、もちろん日本で紹介されるのは初めての、現在最古の恐竜と考えられている種である。
三畳紀は、恐竜以外にも原始的なワニ類やほ乳類も繁栄しており、恐竜だけが大きな生態的な地位を占めていたわけではない。様々な種をバランスよく見ることが出来るという点でも面白い展示になることは間違いないだろう。
会期:2010年7月10日(土)〜9月26日(日) 会期中無休
会場:森アーツセンターギャラリー(六本木ヒルズ森タワー52階)
開館時間:10:00〜22:00(入場は21:30まで)
主催:NHK、NHKプロモーション・森アーツセンター
協賛:凸版印刷、三井物産
協力:NECディスプレイソリュージョンズ
2006年当時の発掘の様子は、Arzentina2006にまとめてある(ただし未完)。
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フェバリットコレクション『トリケラトプススケルトンモデル』、2月23日発売予定。現在、絶賛予約受付中。
投稿者 corvo : 11:45
2010年2月22日
『ハッピーフライト』
制作の合間を縫って土曜日に視聴。テレビで放映したものを見逃した直後に、近くのビデオレンタルショップ(非ツタヤ)で100円で借りられるのを発見。見よう見ようと、うっかりしていたら返却期限が20日(土)となっていて、慌てて観たというのが真相である。
これがもう、拾い物の面白さ。すっきりとした爽快感のある、真摯に作られた一本だった。映画の内容とは全然関係なく驚きだったのが、ちょうど同じ日にカワバタさんも観ていた事だ。まさか時間までシンクロしていることはないと思うが、彼のblogのエントリーを読んだ時はちょっとびっくりだった。
カワバタさんも書いているが、プロフェッショナルの凄さを実感させてくれる映画である。ここ数年はよく飛行機を利用するが、たった1機を飛ばすだけにどれだけ多くの人が関わっている事か。ひとつ間違えば大事故につながる航空機の運航が、人間の泥臭い努力と、臨機応変の判断力で飛ばされている事がよく分かる。ただでさえ忙しい空港内のロケは、ANA側にも製作者側にも多大な努力と忍耐が必要だっただろう。
知名度の高い俳優が数多く出ているが、それぞれのキャラクターが立ちすぎることなく、ぴたっとはまっているのも僕の好み。今更ながら、映画館で大勢で観ながら、一緒に笑いたかったなあと思ってしまった。騙されたと思って是非観てほしい良作です。
話しは違うけど、CMの森三中のキャッツアイがちょっとツボ。ボテロみたいと言ったら褒め過ぎか。俊が細いのが納得いかん。
今日の「飛び出せ!科学くん」はミュージアムパーク茨城県自然博物館。収蔵庫に置かれたメガテリウムのレプリカの登場に、なぜかジュラシックパークのテーマ。時代も系統もかすりもしていないぞ。「メガテリウム=恐竜」の人が増えそうな予感。
投稿者 corvo : 23:48
2010年2月21日
伊勢丹新宿店に詰めている日 2
土曜日、日曜日と会場に行く予定にしていたのですが、変更です。
会場に詰めているのは日曜日のみで、午後2時から6時までを予定しています。
皆様、よろしくお願いいたします。
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フェバリットコレクション『トリケラトプススケルトンモデル』、2月23日発売予定。現在、絶賛予約受付中。
投稿者 corvo : 14:00
2010年2月20日
伊勢丹新宿店に詰めている日
会期中、20日(土)と21日(日)は『猫・ネコ・NEKOアート展』の会場に顔を出す予定です。何時になるか、はっきりしたらこのエントリーに加筆していきます。
たくさんの方にお会い出来ればと思っています。
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フェバリットコレクション『トリケラトプススケルトンモデル』、2月23日発売予定。現在、絶賛予約受付中。
投稿者 corvo : 15:00
2010年2月18日
林原自然科学博物館
関西に来てから、一度は行かねばと思っていた林原自然科学博物館に、ようやく行くことが出来た。博物館と言ってもまだオープンしていないので、準備室とラボといったところだろうか。かつて東京お台場に展示施設があり、写真を撮りにいったり取材したりとと大いに利用していた。その研究成果を真摯にプレゼンテーションした展示空間は、小さいながらも何度見ても飽きのこないものだった。若干アクセスが不便だったことは否めないが、期間限定だったとは言え貴重な存在だったことは確かである。早く岡山の地にオープンすることが望まれる。
同じ関西と言っても、大津からだと新幹線を使っても1時間30分ほどかかる。気軽に行ける距離ではないが、何度も訪れたくなる研究施設だった。残念ながら内容に関してはほとんど書くことができない。何百枚もの写真を撮影させてもらったが、もちろんそれらも公開することはできない。今回、非常に貴重な標本を見ることができ、有意義なディスカッションをすることができた。今日、話題になったアイデアを使うと、恐竜の復元姿勢に画期的な変化をもたらすことになるかもしれない。非常に自然な復元姿勢を再現することにつながると思う。
近々、このアイデアを使って復元画を描く予定にしている。ちょうどオーダーの入っている復元画制作に活かすことができるので、積極的に試してみるつもりだ。
夜の会食では、これから様々なプロジェクトを進める上で、美術大学の有用性を力説してきた。形あるものを作って見せる、ということが美術表現の基本であるが、博物館の機能との親和性は高い。展示業者だけに頼るのではなく、研究機関、生産機関としての美術大学と密接に作業を進めていけば、理想的な展示空間を作り上げることができるのではと考えている。最初は小さなプロジェクトから始めて、実績を積み上げていくことで、大きな結果につなげていきたい。
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フェバリットコレクション『トリケラトプススケルトンモデル』、2月23日発売予定。現在、絶賛予約受付中。
投稿者 corvo : 23:30
2010年2月17日
『猫・ネコ・NEKOアート展』
ネコの展覧会の案内です。(会期初日までこのエントリーがトップに来ます)
2010年2月17日(水)〜23日(火)(最終日4時30分終了)
伊勢丹新宿店本館5階=アートギャラリー
初めての経験なのだけど。
『猫の肖像画オーダーを承ります』
小田隆、斉藤善貴が、お客さまの猫を描きます。
所要日数:1〜1.5ヶ月 額付価格:12万円
鉛筆画:イメージサイズ 38.5 x 31.5 cm 又は
油彩・ミクストメディア F6号 40.9 x 31.8 cm
*詳しくは係員にお問い合わせください。
どれだけオーダーがあるか分かりませんが、興味のある方問い合わせてみてください。
『黒猫 skeleton & living body』 板に油彩(下地に一部アクリル) 31.8 x 41.0 cm (F6号)
『三毛猫』 キャンバスにアクリル 41.0 x 31.8 cm (F6号)
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フェバリットコレクション『トリケラトプススケルトンモデル』、2月23日発売予定。現在、絶賛予約受付中。
投稿者 corvo : 10:00
2010年2月16日
成安造形大学・平成21年度3年生進級制作展搬入
今日は朝から、進級制作展の搬入の手伝いに大津市歴史博物館までいってきた。4月から4年生になる彼らの学生数は、90名を超える。これは成安のイラストレーションクラスにとっても初めてのこと。昨年から比較すると、一気に20名近く増えている。始まる前はその人数の多さに教員たちは戦々恐々としていたのだけど、時間をオーバーすることもなくスムーズに展示作業を終えることができた。
さすがに人が多い。
でも、人数の多さに関わらず1点1点の作品に小さいものが多かったので、展示空間の密度がそれほど高くならなかったのは残念。
成安造形大学 平成21年度 3年生 進級制作展のご案内
■ 滋賀県立近代美術館ギャラリー
2010年2月9日(火)~2月14日(日)
9:30~17:00
■ 大津市歴史博物館・大津市立市民文化会館
2010年2月17日(水)~2月21日(日)
10:00~17:00(最終日は16:00まで)
写真/グラフィックデザイン/映像・放送/CG・アニメーション/メディア造形/
イラストレーション/住環境デザイン/プロダクトデザイン/ファッションデザイン/構想表現/
* ファッションショー
2010年2月21日(日)
開場:13:30 開演:14:00
会場:大津市歴史博物館 講堂
大津市歴史博物館の近くには三井寺もあり、観光スポットのひとつです。ただ、ちょっと行きづらい場所にあるので、三井寺観光のついでにでもよってもらえればと思います。
帰りに教員、研究生とともに、甘いものでちょっとお茶をしてきました。
今年度中の大きな大学の行事はこれで一段落。しばし、ほっと一息。
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フェバリットコレクション『トリケラトプススケルトンモデル』、2月23日発売予定。現在、絶賛予約受付中。
投稿者 corvo : 23:16
2010年2月13日
にゃんばら先生
猫づくしということで。
今年の成安造形大学卒業制作展でイラストレーションクラスの学生の制作した、『にゃんばら先生』がyoutubeにアップされた。現在、3話のみ(全13話)。
フラッシュを使って作られたアニメーション作品。にゃんばら先生の声以外は、全て作者の手によるもの。
これまで何度か見ているが、「にゃんにゃんにゃにゃにゃん、にゃんばらせんせい」のフレーズが頭から離れなくなってしまう。イラストレーションクラス優秀賞のうちの一つです。
1月の成安造形大学卒業制作展での展示風景。
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フェバリットコレクション『トリケラトプススケルトンモデル』、2月23日発売予定。現在、絶賛予約受付中。
投稿者 corvo : 01:51
2010年2月12日
三毛猫 05
今日なんとか完成することができた。アクリルは乾燥が早いので、すぐに梱包出来る。黒猫の方はまだ完全に乾いていないので、梱包に工夫が必要である。
キャンバスにアクリル。これもサイズはF6号。
ヒゲがついて猫の顔になった。
テクスチャーを利用して、毛並みを表現している。なのでそれほど描き込みはしていない。
明日発送できるので、確実に展示に間に合う。少しほっとしています。
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フェバリットコレクション『トリケラトプススケルトンモデル』、2月23日発売予定。現在、絶賛予約受付中。
投稿者 corvo : 23:58
三毛猫 04
黒猫が完成した後、三毛猫のアクリル画を再開。
左から右に進んでいる。およそ1時間ぐらいの工程か。
アクリルは絵の具に強さがないため、ある程度テクスチャーと描き込みに頼る必要がある。油彩のほうが手数が少なくてすむ場合が多い。ただし乾燥は早いのでどんどん進めていける。
今日の作業はここまで。
ヒゲがないといまいち猫に見えない。
体の部分はあまり細かく描き込まず、ざっくりとした表現でいこうと思っている。
なぜ、そんなに急いで描いているのかというと、17日からの展覧会に出品するため。
伊勢丹新宿店美術催事のご案内にある『猫・ネコ・NEKOアート展』。
詳しい情報はまた改めてアップします。
しかし、伊勢丹のサイトの分かりにくさはすごい。最初、まったくこの美術催事のページを見つけることが出来ず、わざわざグーグルにキーワードを入れて探し出した。美術催事の情報をトップページからすぐに見つけられる人がいたら教えてほしい。
三毛猫も明日には完成させなくては。
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フェバリットコレクション『トリケラトプススケルトンモデル』、2月23日発売予定。現在、絶賛予約受付中。
投稿者 corvo : 00:43
2010年2月11日
黒猫 skeleton and living body 05
なんとか完成。
板に油彩(下地に一部アクリル)。サイズは31.8 x 41.0 cm (F6号)。
ディテール。背景、黒猫を中心に今日は手を入れた。
これで明日は丸一日乾燥させることができる。でも、梱包するときは画面に何も触れないように工夫する必要がある。完全に乾燥するまでには、まだまだ時間がかかります。
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フェバリットコレクション『トリケラトプススケルトンモデル』、2月23日発売予定。現在、絶賛予約受付中。
投稿者 corvo : 23:15
黒猫 skeleton and living body 04
昨日の続き。
かなり進んだが、細部の詰めがまだ。
乾燥時間も考慮にいれると、明日には完成させないと。
今日はこんな具合に、二つの絵を交互に制作していました。
フェバリットコレクション『トリケラトプススケルトンモデル』、2月23日発売予定。現在、絶賛予約受付中。
投稿者 corvo : 01:39
三毛猫 03
キャンバスにエスキースをカーボンで転写した後、アクリル絵の具で作業を開始。
ローアンバーで暗部から描写していき、その後テクスチャーをつけていく。
もっこりした毛をテクスチャーで表現。
チタニウムホワイトとイエローオーカで、今度は明部から描写していく。
顔から先に仕上げてしまう予定である。今日はここまでで時間切れ。
投稿者 corvo : 00:53
2010年2月10日
黒猫 skeleton and living body 03
昨日の続き。時間がないため、かなり手早く描いていく必要がある。板に描いているので画面が平滑で描き込みやすい。少ない手数で描写することができる。
頭骨をほぼ完成することができた。明日は黒猫本体を描き、出来れば完成させてしまいたい。
頭骨ディテール。頸椎を明日描かなくては。
投稿者 corvo : 00:50
2010年2月 9日
三毛猫 02
三毛猫チョビのエスキースが完成(実は昨日完成していた)。
細切れの時間の中で描いていたので、合計どれぐらいかかったは不明。
鉛筆は主にHBとBを使用。
短毛種なのだけど、若干長い毛が混じって生えているため、いまひとつぼさぼさした毛並みに見えてしまう。
このエスキースをもとに、この絵はアクリルで仕上げる予定である。
投稿者 corvo : 23:30
2010年2月 8日
黒猫 skeleton and living body 02
黒猫の油彩を急ピッチで制作中。大きさはF6号で、久しぶりに板に描いている。下地のイエローオーカにアクリルを使ったら、吸湿性が少しわるくなってしまったのが失敗。きちんと絵の具は食いつくが、若干乾燥が遅くなってしまった。
完成したエスキースをコピーにとり、カーボンを使って転写。
ローアンバーで背景と暗部を描いていく。耳のピンクの部分は下地として、カドミウムレッドライトをのせておいた。
頭骨をシルバーホワイトとイエローオーカで描き起こしていく。黒猫の毛並みは筆のタッチを活かしてインディゴで。
頭骨ディテール。まだざっと描いただけ。ここまで4時間ほど。絵の具が乾かず動いてしまうので、今日の作業はこれで終了。
投稿者 corvo : 23:47
2010年2月 7日
関西は大雪でした
昨日の午後、関東本部を出発して関西事務所へ移動。お茶の水のギャラリー間瀬に寄った後、青山のピンポイントギャラリーへ。閉廊の10分前にぎりぎりすべりこむことができた。その後、東名高速の入り口へ向かったのだけど、大渋滞にはまってしまい大幅に時間をロスしてしまった。
用賀の東京インターからは交通量も少なく快適だったが、伊勢湾岸道の終点近く、三重県に近づいてきた頃から雲行きが怪しくなってきた。東名阪道ではすでに雪がふぶいていて、路面の状況も悪く視界も最悪だった。さらに悪いことは重なるもので、名神高速の竜王インターから栗東インターまでが、事故で交通止めの情報が。名神を利用していた車の多くが、新名神に流れ込んでくることが予想された。実際、滋賀方面はそれほど交通量は多くなかったが、草津ジャンクションから三重に向かう反対車線は大渋滞していた。ただ、雪の影響で除雪車の出動もあり、のろのろ運転を強いられたので、到着は深夜遅くになってしまった。
今回の往復は雪の影響をもろに受けてしまったが、スタッドレスのおかげでことなきを得た。1年に1度しか雪が降らないとしてもスタッドレスの装備は必須であると実感した冬だった。でも、とにかく寒さが厳しい。大津、京都、とっても寒いです。
投稿者 corvo : 22:08
2010年2月 5日
早稲田大学所沢キャンパスで取材
3日は所沢へ取材に。建物の外観を写真に撮ってくるだけなので、取材の内容としてはそんなに大したものではない。
からっと冬晴れの空。寒さも厳しかった。
この3年ほど、早稲田大学生協からの依頼で、無料配布用カレンダーの原画を制作している。毎回ひとつの建物を中心に風景を描くというものだ。僕自身、早稲田大学についてほとんど何も知らないので、お題を決めてもらいそれをモチーフに描くことにしている。構図はこちらの全く自由で、途中経過のチェックが入ることもない。
これまでは早稲田を中心に都内が多かったのだけど、今回は所沢キャンパス。できれば今後はごめんこうむりたい。
リリース前ということで、原画の一部を紹介。紙にペンと透明水彩。
これまでの絵はこんな感じ。
2007年後期。
2008年前期。
2008年後期。
2009年後期。夏に秋冬の景色を、冬に春夏の景色を描くことになるので、植物などは頭の中で想像しています。
もう一点あるのだけど、画像のデータが見つからない。建物を描くのはあまり得意ではないです。
投稿者 corvo : 00:31
2010年2月 3日
都内に出かける
2月2日、都内某所に朝から出かける。前日の雪とあいまって、晴れてはいたが厳しい寒さの一日だった。
午後から急遽、上野の東京都美術館で開催中の東京芸大の卒展を見に行ってきた。自分の修了制作展以来なので、十数年ぶりである。ざっと短時間で見ただけなのだが、それほど真新しい作品には出会えなかった。それと、ちょっと気になったのは、展示会場に置いてある各学生のポートフォリオの造りだ。とにかくばらばらで、写真や画像の質もあまり良くない。うちの大学だと、就職のためのポートフォリオを作るので、ある水準が求められる。僕が学生の時も、ポートフォリオの作り方の指導もなかったし、僕自身のものも酷い造りだったと思う。しかし、これから色々な場でプレゼンテーションをしていかなくてはいけないことを考えると、きちんとした体裁のポートフォリオを一度学生時代に作っておくべきだろう。就職するしないに関係なく、自分の作ってきたものを整理しアピールするツールとして、非常に有効なものである。
芸大から根津の駅へ向かう途中、猫に出会った。
網戸越しにこちらをじっと見ている。
こんなところにいました。
投稿者 corvo : 01:40
2010年2月 2日
雪の大津から、交通麻痺寸前の首都圏へ
大津は朝から雨。日曜日から天気が悪い。午前中まで細々としたことを済ませながら、関東本部へ帰宅する準備をする。午後3時にようやく関西事務所を出発したのだけど、すっかり雨は雪に変わっていた。けっこうな大雪で、大津を抜けるのにかなり時間がかかってしまった。昨年買ったスタッドレスが、ようやく本領発揮である。
いつもなら新名神を使うのだけど事故渋滞の情報を見て、少し遠回りになる名神を選択。途中、激しい雪に遭遇するも、順調に進むことが出来た。東名高速はほとんどがトラックで、一般車は数える程しかいない。富士川SAまではスムーズに来たのだけど、厚木あたりから文字通り雲行きが怪しくなってきた。突然の大渋滞。除雪車が出動しているため、のろのろ運転につきあわされるはめになってしまった。まわりの車を観察していると、ほとんどがサマータイヤのままだ!よく怖くないなあ。結局用賀まで渋滞にはまりっぱなしで、かなりの時間をロスしてしまった。
関東に住んでいるときは意識しなかったが、冬のスタッドレスは義務化してもよいのではないだろうか。そうすればスタッドレスタイヤも安くなるだろう。現状だと、最上級のハイグリップタイヤよりも高い。
こちらはスタッドレスを履いているから多少、安全だととしても、まわりの車がサマータイヤのままでは安心して走ることができない。自分がミスすることよりも、他車に巻き込まれることのほうが恐怖だ。冬の間、全ての車がスタッドレスを履けば、首都圏の雪による交通渋滞の多くは解消出来るのではないだろうか。
結局、到着まで11時間もかかってしまった。けっこうしんどい。
投稿者 corvo : 03:10
2010年2月 1日
『古生物の復元ー科学と芸術が出会うところ』無事終了
昨日まで琵琶湖博物館で開催された『古生物の復元ー科学と芸術が出会うところ』が無事終了。そして同日、第159回日本古生物学会例会も閉会。ギャラリーは学会のポスター展示の会場ともなり、普段の例会であれば非公開のポスターセッションを一般の観覧者にも解放するという、新たな試みが行われた。そういった点でも、アーティストからのポスター発表ができたのは、タイミングとして最適だったと思う。
午後からは久しぶりに博物館を観覧してきた。ここ最近、搬入や展示にはしばしば訪れていたのだけど、展示を全く見る事なく帰るばかりだったので、久しぶりに楽しむことが出来た。いつ来ても、琵琶湖博物館は楽しい。
なんといっても一押しは、淡水魚水族館。今回もここしか写真を撮ってない。
フリーダムな子どもたち。乗って駄目とは書いてないが、良いとも書いてないぞ。でも、とても楽しそうだった。
水中トンネル。
珍しくナマズが泳ぎながら、ガラスに顔を付けてこちらを見続けていた。
水中で熟睡するカメ。
オオサンショウウオを良い角度で見ることが出来た。いつみてもでかい。はたしてこの場所から出てくる事はできるのだろうか。
午後5時からの撤収に備えて会場に戻る。
閉館直前の様子。
会期途中からだったが、アケボノゾウシートを借りることが出来たのは正解だった。会場全体に良い雰囲気を作り出す事に役立っていた。
とにもかくにも無事終了。最後の一週間は学会と学会準備でくたくたになってしまったが、ようやく一段落である。
今回のイベントでは、たくさんの新しい展開の可能性が見えてきた。
さあ楽しみ楽しみ。
投稿者 corvo : 00:41