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2010年1月15日

Sideshow Dinosauria :Styracosaurus Maquette

ずいぶん前にアマゾンに予約をいれていたのに、在庫切れになったりともう入手不可だと思っていたら、今の時期になってようやく届いた。荒木さんのところには12月に届いていたので、およそ一ヶ月遅れである。いい加減キャンセルしようと思っていたので、予想外の出費ではあるが、手元に届いてみるとこれは買って正解だったと思えるものだった。
手放しでほめられる出来というわけではないが、いいところも悪いところも含めて、非常に勉強になる。
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エディションは131/250。全て売れても、それほど大きな利益ではないだろう。
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復元として見たら、かなりのあり得なさのあるポーズだが、躍動的で動物らしさを感じさせてくれる。写真ではもっと艶のある塗装だと思っていたのだけど、実際はかなりマット。少し模型っぽさが出てしまっている。
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胴体が曲がるほどのダイナミックなポーズ。
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ほ乳類を強くイメージしたような動き。
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顔のディテールはかなりあっさりしている。特筆すべきは、背中と腹の鱗の表現。原型を作ったデヴィッド・クレンツとは2007年のSVPで会ったのだけど、そのときに発表のあったある角竜に関する画期的な発見が再現されている。まだ論文になっていないので公にはできないが、僕の復元画でも再現している部分だ。
商品と彫刻の狭間で、うまい具合にバランスがとれている。ディテールの作り込みなら、日本の造型師のほうが巧みからもしれない。しかし、ひとつの動物としてみたとき、空間の中での見え方、動き、省略のうまさ、とにかくバランスがいい。
これは復元画を描くうえでも勉強になるし、フェバリットコレクションでの商品開発にも活かせるだろう。
これはなかなか良いものです。

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成安イラストレーションクラスニュース

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投稿者 corvo : 2010年1月15日 01:59