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2010年1月14日

筋肉人の模型

筋肉人という言葉がある訳ではないのだけど、先日、日本美術解剖学会の懇親会の席で、順天堂大学の坂井先生と雑談をしていたとき、この模型(今リンク先を見たら、すべて在庫切れになっている)の話題になって「筋肉人の模型」という呼び名がついたのである。
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昨年の秋に、人体表現研究室の予算を使って購入。現物を見て決めた訳ではないので、若干ギャンブルではあったのだけど、届いてみると予想していたよりも良い出来だった。とりあえず満足。
男性モデルのほうが制作時期が古いようで、女性モデルに比べるとすこしディテールが甘いところがある。
でも手頃な大きさで、全身の筋肉を立体的に把握出来る模型は貴重である。教材として多いに役立ってもらおうと思っている。
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右半身、左半身で、見える筋肉の層が違っており、比較することが出来る。
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女性は体表と、浅層筋。残念ながら深層筋までは作られていない。均整のとれた美しい彫刻だ。
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ただし、このお尻はおかしい。おそらく大殿筋が大きすぎる。体表のある方のお尻と比較して、筋肉だけになったお尻が同じ大きさというのは考えられない。特に女性である。お尻には大きく皮下脂肪がついているはずだ。筋肉が見えている方は、もっとやせた造形にするべきだろう。
でも、この模型かなりおすすめです。ただし在庫切れになっているのが残念。もっと早くに紹介するべきでした。

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投稿者 corvo : 2010年1月14日 23:38