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2009年10月 1日
SVP in Bristol 6 トラブル編
実は今回の旅、ちょこちょことトラブルが多かった。
飛行機が遅れるとか、乗り換えに失敗するとか、荷物をロストするとか、そういった致命的なものはなかったのだけど、小出しにして難を逃れていたと言えるのかもしれない。
最初は入国審査。僕はオタワでも全ての荷物をチェックされる目にあっているのだけど、今回はちょっと返答に詰まってしまったために時間がかかってしまった。
いきなり「Why here? 」なんて大雑把に聞くものだから、心の準備ができなかったよ。アメリカだと比較的、具体的な質問をしてくれるので答えやすいのだけど、抽象的なこととなると僕の英語力では難しい。SVPに来た目的も、発表するわけではなし、アーティストといっても展示をするわけでもないし、徳川君は「study」と答えて事なきを得ていたらしいが、考えれば考えるほど混乱してしまったのである。日本語で答えるのも、ちょっと難しい質問ではある。
時間はかかったが、とりあえず無事に通過出来たので良かった。
この旅、最大のトラブルはホテルのバスタブの湯をあふれさせてしまったことだろう。西洋型の風呂でも湯船につかるのが好きなので(広くて身体が伸ばせるのが良い)、いつもお湯をためるのだけど、うっかり出しっぱなしにしてしまって、ドアの前のカーペットまで濡らしてしまうという失態を演じてしまった
バスタブの上のほうに排水口があったので、てっきりそこから流れてくれるものと思っていたら、水流の勢いがそれに勝ってしまったようだ。このホテル、珍しく水圧が高かったのである。お湯もばっちりだったし、そんな良い事尽くめのことが徒になってしまった。
とにかくタオルをつかって吸っては絞るの繰り返し。ホテルからもひとり駆けつけてくれたが、ほぼ終わっていたので、カーペットの水を吸い取るためのタオルを3枚敷いていっただけで、「たいしたことないね」といったそぶりで帰って行ってしまった。その後のルームサービスで元通りになっていて、ホテル側から何か言われる事もなかった。ただし、カーペットが濡れたせいか、ずっとかび臭さが残っていて、その後どうなったか少し心配ではある。
もう一つのトラブルはクレジットカード。
イギリスもヨーロッパも常に暗証番号が必要なシステムになってしまっていたのである。実はこの暗証番号を覚えていなかった。おかげでクレジットカードを使った買い物が全く出来ず、手持ちの現金がなくなったときは、徳川君や日本人研究者に、円からの両替をお願いするという面倒なことになってしまっていた。
サインだけで済むと思っていたら、いまは「ピンコード」がないと使えなかった。次から気をつけよう。
帰りのブリストルで飛行機に(タラップから)乗り込む前に、空港の写真を撮っていたら、こわい警備の人に見つかって撮影した写真を消去するよう言われてしまった。まさかイギリスでも駄目とは思わなかった。夜、到着した時は何も言われなかったのになあ。ただ、気づかれなかっただけかな。パリで乗り込むときも何も言われなかったです。
最後のトラブルは日本に着いてから。
空港から京都駅行きのバスに乗ったのだけど、降りるときにデジカメを忘れてしまったのである。湖西線のホームまで行ってから気がついたので、取りに行くことはできなかったが、後日着払いで送ってもらって無事手元に戻ってきた。ただ、その連絡先を知るまでがちょっと手間だった。領収書をもらっていたのだけど、そこには連絡先が記載されておらず、会社の名前しか書いていなかったで、しかたなく104番で電話番号を教えてもらうしかなかった。かけてみると、その時間の運行のバスは別の会社だという。なんて面倒な。
日本人だからスムーズに調べて連絡をとることができたけど、これが外国の旅行者だったらお手上げだったかもしれない。忘れ物をしてしまうことは多いだろうから、すぐに連絡がつくカードのようなものを渡しておくべきではないだろうか。
バス停から京都駅までのアクセスが、大きな荷物の移動を前提に考えられていなかったり、いろいろと不備が多いと思う。
小さなトラブルはあったが、とても楽しい旅立った事は間違いない。
まだ、しばらく続きます。
投稿者 corvo : 2009年10月 1日 13:00