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2009年10月 1日
SVP in Bristol 5 オークション編
徳川君から話しをふられたので、オークション編。
SVPの中で僕が一番楽しみにしているイベントである(何しに行ってんだか)。
毎回、金曜日の夜に行われていて、サイレントオークションとライブオークションの二部構成になっている。
テクニカルセッションも行われているメモリアルビルディングがその会場。広いといっても、いつもの会場に比べると若干狭い。そのためか小さな出品物がいくつかにまとめられていて、ちょっと見づらくなっていたのが残念だった。無関係なものが組み合わされていたりして、入札をためらうものもあった。
サイレントオークションは時間制限内に何回でも入札できるシステムで、入札を煽りながらカウントダウンを始めているところ。一気に会場はヒートアップ、ざわつき始める。
徳川君のエントリーでも紹介されている新谷さんが、見事徳川君の作品を落札した瞬間。もう一人入札者がいたのだけど、最後の最後で競り勝った。サイレントオークションもライブオークションと同じく、人対人のやり取りが見ることが出来て面白い。僕も一つ入札したのだけど、誰も他に入札者がいなくて、たった1ポンドで人類関係の書籍を2冊手に入れることが出来てしまった。
サイレントオークションが終わった瞬間の、悲喜こもごもの空気がとても好きだ。買っても負けても、皆一様にいい顔をしている。
今回、僕が持っていたものの一つがこれ。クロスにプリントしたオリジナルと同サイズの「アケボノゾウの群れ」だ。大きさのためもあってライブオークションに選ばれた。
ライブオークションのもう一つの楽しみはこれ。恒例のコスプレである。今年は何かといろいろ予想したのだけど、全然違っていた。まさか、モンティ・パイソンのホーリーグレイルで来るとは。若い学生たちは何か分からなくて、きょとんしていたみたい。アーサー王はちゃんと馬に乗るふりをして、徒歩で入場してきてくれました。もちろん、ココナッツの殻の蹄の音を鳴らしながら(でも今ひとつリズムが悪くへたくそだった)。
アケボノゾウがオークションにかけられた瞬間。落札価格125ポンドと思っていたよりも金額はいかなかったが、落札してくれたのはまたしても新谷さん。彼女はいくつも僕や徳川君関連のグッズを持っていて、立派なコレクターのひとりだ。
イギリスでの開催ということで、いつも来ているアメリカの標本業者などの出品がなかったので、大物のレプリカなどがなく今ひとつ盛り上がりに欠けるところもあったが、例年通り今年も楽しめたのでした。
ブリストル紀行、もう少し続きます。
投稿者 corvo : 2009年10月 1日 00:42