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2009年8月12日
恐竜2009・砂漠の奇跡!!展
今日は午前中から、友人のタカ・マスカラスと幕張メッセで開催されている『恐竜2009・砂漠の奇跡!!』を見に行ってきた。朝から蒸し暑くて、地表にほとんど土の見えない幕張は、余計に暑く感じた。
お盆休みにそろそろ入る時期とあって、平日にも関わらずそこそこ人は入っていたが、入場は並ぶこともなくすんなりと入ることが出来た。オープン当初はがらがらだったと聞いていたので、主催者としては一安心というところだろうか。
展示内容はそれぞれの分野の研究者に焦点を当てることで、科学的な見せ方を意識しているものになっている。イベントにありがちな浮ついた感じはなく、とても生真面目に展示されていて好感がもてる内容だった。
そんななかでも、こういったダイナミックな展示は画期的で良いと思う。骨格を使った動きのある展示は、やはり迫力がある。基本的に良い組み立て、復元が出来ていないと、これだけのリアリティは感じさせられないだろう。
倒れた(倒された?)ディプロドクスを捕食するアロサウルス。
でも、この前肢の復元は残念。鋭くかぎ爪状になった末節骨は、第一指にしかないはず。誰からの指摘もなかったのだろうか。
今回、どうしても見たかったのが、このスピノサウルスの骨格復元。部分とはいえ全身にわたって発見されており、かなり信憑性の高い姿と思われる。
展示場所が前後するが、このプロトケラトプスの成長段階は、何度も図版では見ているが、実際に標本で並べられるととても興味深い。
とても出来の良いディロングの実物大の生体復元模型。これは日本で作っているのだろうか。
ティランノサウルス(あえてこう表記する。図録でも統一されていた)の個性あふれる頭骨たち。個体差の大きさが伺われる。復元するとかなり違った顔つきになりそうだ。
友人とも同意見だったが、とてもよい展示だったと思う。会場もコンパクトで、広くて疲れるということもないだろう。おすすめの恐竜展です。
詳しい内容については、所さんのblogでのレポートが素晴らしいです。
投稿者 corvo : 2009年8月12日 23:23