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2009年6月 9日
Hiroさんとの美術解剖学講義『上肢』(画像追加)
今日の火曜クロッキーは、Hiroさんとの美術解剖学講義の2回目。部位は『上肢』。上肢とは肩、腕、手のこと。人間の手は極めて繊細で複雑な動きが出来るため、その構造も複雑である。肩から手に行くに従って、筋肉と骨の数も増え、これらを覚えるだけでも一苦労である。今日は、僕も直前まで予習に余念がなかった。
最初は肩ならしに、20分1ポーズと10分2ポーズのクロッキー。この日も男女ダブルポーズだったので、描ききることは難しかったが、気持ちよく描くことができた。直前まで解剖図のスケッチをしていたのが良かったのかも。
休憩の後、講義をスタート。まず僕が簡単な図説で大まかな筋肉、骨格の名称と形態を説明。その後、Hiroさんにバトンタッチして動きをともなった筋肉の形態の変化を、いつもどおり自らの体を使って解説してもらった。
大きく、肩を動かしてもらっているところ。
男女で同じポーズをとってもらい、性差の違いを再現してもらった。筋肉の構成は同じだが、それぞれのバランスの違いが、これだけ大きな差を生み出している。
火曜クロッキーもおよそ半分のスケジュールを消化してきたが、少し学生の意欲が下がってきているように感じる。特に今日は男女ダブルポーズが描けて、Hiroさんの体を張った解説を聞ける特別な日である。僕も予習をし、大量の配布用プリントをTAさんに準備してもらい講義に臨んでいる。当たり前にヌードモデルが描けて、美術解剖学の講義が受けられると思ってもらっては困るのだよな。
次からは、もっと緊張感のある内容になるよう進めて行きたい。
20分。木炭紙大のクロッキーブックにチャコールペンシル。
10分。水性ボールペン。
10分。水性ボールペン。
ダブルポーズは、やはり時間的に難しい。
投稿者 corvo : 2009年6月 9日 23:47