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2009年5月31日
公開講座無事終了
土曜日の一般向け公開講座は無事終了。学生以外に講義をしたのは、ほとんど初めての経験だった。内容としては、いつもの授業とほぼ同じだったが、途中30分使って簡単な美術解剖学の講義を行った。
最初に断ったのは、この講座に参加してもらっても、すぐに人体の絵が描けるようになるわけではないですよ、ということ。これは本当のことで、いきなり人体の構造を意識して描きましょうといっても、目の前にいるモデルの肉体が透けて見えるわけではない。
途中、質疑応答の時間をとったのだけど、それほど活発に質問は出なかった。戸惑いの方が大きいと言うのが、正直なところだったかもしれない。
それでもクロッキー自体は楽しんでもらえたようで良かった。
ただ、自分自身振り返ってみると、こういった講座は気を使うことが多くて、もうひとつ集中できない。いつも通り、僕も全てのポーズを描いたのだけど、モデルとのびりびりするような緊張感を保つことが出来なかった。
今年は何回か個人でモデルさんに来てもらって、描く機会を持とうと思っている。
自分の作品を作るため、もう一度自分を追い込む必要があると感じている。生活も規則正しいものにしなくては。
投稿者 corvo : 2009年5月31日 23:54