2009年5月31日
公開講座無事終了
土曜日の一般向け公開講座は無事終了。学生以外に講義をしたのは、ほとんど初めての経験だった。内容としては、いつもの授業とほぼ同じだったが、途中30分使って簡単な美術解剖学の講義を行った。
最初に断ったのは、この講座に参加してもらっても、すぐに人体の絵が描けるようになるわけではないですよ、ということ。これは本当のことで、いきなり人体の構造を意識して描きましょうといっても、目の前にいるモデルの肉体が透けて見えるわけではない。
途中、質疑応答の時間をとったのだけど、それほど活発に質問は出なかった。戸惑いの方が大きいと言うのが、正直なところだったかもしれない。
それでもクロッキー自体は楽しんでもらえたようで良かった。
ただ、自分自身振り返ってみると、こういった講座は気を使うことが多くて、もうひとつ集中できない。いつも通り、僕も全てのポーズを描いたのだけど、モデルとのびりびりするような緊張感を保つことが出来なかった。
今年は何回か個人でモデルさんに来てもらって、描く機会を持とうと思っている。
自分の作品を作るため、もう一度自分を追い込む必要があると感じている。生活も規則正しいものにしなくては。
投稿者 corvo : 23:54
2009年5月29日
芸文センター公開講座
明日は成安造形大学付属芸術文化交流センター主催の公開講座の日である。僕が担当になっていて、一般の参加者相手に『美術解剖学を応用したヌードクロッキー』を行うことになっている。
基本的には通常の授業の内容とほぼ同じことをする予定だ。ヌードクロッキーということで、ヌードを描いたことのある経験者を参加条件にしているのだけど、内容的にはそれほどやさしいものではないと思う。
楽しんでもらえれば良いが、頭を悩ませてもらうことも意図している。
僕もいつもと違った雰囲気を味わえると思うので楽しみだ。
投稿者 corvo : 23:57
2009年5月28日
授業再開
昨日27日から、授業再開。欠席者もほとんどなく、体調を崩している学生は見当たらなかった。
一週間ぶりのクロッキーではあるが、待ち遠しかった。
そして、人体表現研究室にニューカマーがやってきた。
女性の全身骨格模型。非常に背が高い。
組み立て前の頭蓋骨。
これまであった男性骨格模型が小柄なタイプだったので長身が際立つ。
これで骨格の性差についても解説することができる。ちゃくちゃくと資料が充実してきている。これかの人体表現研究室がますます楽しみだ。
投稿者 corvo : 23:53
2009年5月27日
銅版画、磨きと防蝕
昨日は研究日。まだ授業も始まっておらず、閑散とした大学の研究室で銅版画の準備をした。
板面にピカールをたらして、硬く絞ったウェスで力を込めて磨いてゆく。
磨き上げた銅板をリグロインで洗浄し、液体グランドを流し引いた。3枚一気に処理したので、腕がパンパンに張ってしまった。おかげで、今日は上腕三頭筋に激痛が走るほどの筋肉痛だった。鍛え方が足りないなあ。
投稿者 corvo : 23:50
2009年5月26日
祖母の肖像 1
これまでも何度か描いている祖母の肖像を描く。このエスキースをもとに、油彩と銅版画に仕上げる予定である。
アルシュに鉛筆。380 x 500 mm。すでに亡くなっている祖母なので、写真と記憶をもとに描いている。
ディテール。
元になっている写真は、ヤシカの二眼レフを使って僕が撮影したもので、サイズは6x6。このカメラは、僕が生まれたときにはすでに亡くなっていた祖父のもので、僕に流れる血を再認識するように制作していくことになると思う。
投稿者 corvo : 03:27
2009年5月25日
銅版画再開、磨く
締め切り仕事に追われて、悶々とした気分で過ごすのも精神衛生上良くないので、今日は自分の作品を制作するための準備を進めてきた。
その準備とは、油彩のためのキャンバス張りと銅板の磨きだ。
ヤスリで四辺にプレートマークをつけて、1500番の耐水ペーパーでひととおり磨いたところ。この後、ピカールを使って鏡面に磨き上げるのだけどこれがつらい。制作前の必要な作業とはいえ、体力的にもかなり堪える。普段から銅版画を作っていないにわか版画家ではこんなものだろう。神様に何が一番ほしいと問われたら、「体力」と答えるだろう。
投稿者 corvo : 23:50
2009年5月23日
さらに月末までに50体 3
いつまでもストーカーのようにつきまとわれているような感じである。なかなか終わらない。
アパトサウルス。
投稿者 corvo : 23:34
2009年5月22日
休講中
今日は休講中に教授会。教職員は休みではないので、粛々と日常業務は行われている。でも、授業がないとリズムがとりにくいというか、平日に学生がいないとゴーストタウンのようだ。
普段、学生たちと接することでエネルギーをもらっているのだろう。時間ができて自分の制作や仕事に専念することはできるが、声や音の少ない学内は異様な雰囲気である。
夕方、楽しみにしていた特別授業があったのだけど、それも延期になってしまった。
これ以上、事態が悪くならなければ良いが。来週水曜日から、平素の状態にもどる予定である。
投稿者 corvo : 23:26
2009年5月20日
成安造形大学も休講
今朝、滋賀県大津市内で新型インフルエンザの感染者を確認の報道があり、どうなることかと思いながら授業をしていたのだけど、夕方ついに一週間休講ということになった。
来週火曜日まで学生は登校禁止、外出自粛である。木曜日の授業も一週ずれてしまうので、急遽モデル事務所へ連絡。モデルの手配もやり直してもらっている。26日の人体表現研究室の火曜クロッキーは中止になってしまった。夏休みが短縮するなどの影響も出てきそうだ。
ネットショップでも、近くの薬局でも、マスクは入手出来ない状況が続いている。
教職員は通常の業務があるので休みではない。個人的に大学の研究室を使えなくなるのは困るので、授業のない時間は自分の制作に専念できる。これを機会に一気に進めてしまおう。
投稿者 corvo : 22:22
人体表現研究室、火曜クロッキー第四回
無事、四回目も終了。今回は男性モデルで、ポースのセットと講義の仕切りは同僚の先生。
先週の成果が上手く反映されれば良いのだけど、学生にはまだすこし難しいようだ。しっかりと予習復習をしてほしいところ。筋肉と骨格の名前や位置がほとんど頭にはいっていないようだ。次回の解剖学の講義までには、基本的な部分だけでも分かっておいてほしい。そうでないと説明自体が非常に難しくなってしまう。
僕自身も勉強中であり、学生と同じ教材でトレーニングをしている。
先週のHiroさんの写真を使って、筋肉図の作成。教材として使用するためのものだ。ここからどんどんブラッシュアップさせて、より精度の高いものにしていかなくては。
将来的には、美術解剖学の教科書や参考書の出版に繋げていきたいと思っている。
投稿者 corvo : 02:15
2009年5月19日
胃カメラ結果
昨日の午後は胃カメラの診断結果を聞きに病院へ。飲んだ直後に心配ないでしょうといわれていたので、特に気にすることもなく予約した時間の少し前に到着。しかし、ここからが長かった。
予約は午後3時。待合室に行ってみると人でごった返している。嫌な予感がする。診察は30分遅れの表示。ところが3時30分になっても順番が回ってくる様子がない。確認するとまだそこから5番目ということ。結局、4時になってしまった(今、冷静に書いているけど相当腹を立てていた)。診断結果を聞いたのは、ほんの数分。
胃も十二指腸も綺麗でいたって健康な状態。人騒がせなレントゲン検査だった。バリウム飲むのやめて、胃カメラだけ病院で受けた方が確実だろうな。でもつらいしな。
でも、とりあえず一安心。
投稿者 corvo : 09:46
2009年5月18日
あまりに残念
人体表現研究室は僕が責任を持って管理しているが、他クラスが使用することもある。
16日の土曜日は他クラスが、夕方までクロッキーの授業で使うことになっていた。以前にも書いたと思うが、僕の授業ではイーゼル等の片付けを徹底している。皆で使う場所だからこそ、常に綺麗に保ち、気持ちよく制作できる環境を整えることが必須である。
何が「あまりに残念」だったかというと、土曜日に博物館の帰りに研究室に寄ったところ、イーゼルの片付けがひどい状態だったのである。
がたがた。なぜ、こんなに簡単なことがまともにできないのか。担当教官もきちんと指導しないのか。
イーゼルもきちんと並べられないようでは、丁寧で質の高い制作など望むべくもない。
まさか、トラテープからはみ出すようなことになるとは、思ってもいなかった。
投稿者 corvo : 02:40
2009年5月17日
またまた、琵琶湖博物館
土曜日、徳川君のblogですでに紹介されているが、「岸和田自然資料館有志」と「成安造形大学小田研究室」の10名を超える大所帯で見学会に行ってきた。徳川君のところでも書かれているけど、これだけの人数がいると何かしらのの専門分野のオーソリティがいて、多角的に展示物を鑑賞することができて勉強にもなるし楽しい。
最初に見に行ったのは、徳川君の提案で淡水魚水族館コーナー。僕もここがお気に入りだ。水中トンネルを見上げたところ。
これは別の水槽のナマズ。
これは何の群れだったかな。
ちょうど外来生物(ミシシッピーアカミミガメ、カルムチー、アメリカザリガニ)の水槽のところへ行くと、一匹のオスのカメが一生懸命にメスを追いかけ回していた。運良く、前足を使ってメスの鼻先に水流を送るセックスアピールを見ることもできて、結構な時間見入ってしまった。子どものようにかぶりつき状態。
激しく動き回っていたせいか、頻繁に息継ぎを繰り返していた。
そして、本命の古代魚の水槽。ちょっと殺風景なのが残念。重量級のチョウザメのド迫力ボディ。
午後3時40分の餌やりタイムに再び古代魚水槽へ。なんといっても目当てはヘラチョウザメの食餌行動の観察。ただ口をあけて粉状のえさを漉しとるだけなのだけど、そのユーモラスな姿はいつ見ても微笑ましい。何匹もいた時はもっと楽しかったのだけど。また飼育にチャレンジしてほしいなあ。
ガーはまだ小さく、成長期といったところか。活発にえさを食べていた。
閉館時間まで博物館を見学し、その後二手に分かれて、希望者4名を成安造形大学の研究室へ招待。アケボノゾウの復元画の原画を見てもらうためだ。あまり時間がなかったのだけど、研究室もあわせて楽しんでもらえたようだ。
夜は山科で再び合流。酒席を楽しんできた。ただ、疲れが出て一日中眠かったのが、ちょっと残念。次はちゃんと体調整えて飲み会に参加します。
投稿者 corvo : 23:31
2009年5月15日
人体表現研究室、通常授業
水曜と木曜は通常の授業。午前中が1年生、午後が2年生で、計4クラス100名近くを相手に、毎週授業を行っている。午前中はモデルを描く以外にほとんど時間がとれないので、美術解剖学に関する講義はほとんど出来ないが、午後の授業では2時間ほどかけて骨格と筋肉について、部位を絞って実習を行っている。
今週は背中の筋。火曜日に撮影させてもらったHiroさんの写真を使い、トレーシングペーパーを重ねて、そこに推測される筋肉図を描き込んでいく。
腕を下げた通常の状態と、腕を大きく上げた状態で、どれだけ筋肉の状態が変わるかを説明。肩甲骨の動きに伴って、その表情は一変する。
参考資料としているのは、次の二冊。
amazonだとどちらも今入手しにくそう。
検索していてみつけたこれを、早速注文。
学生にはかなり難しいことを要求している。でも、授業をしていて一番勉強になっているのは僕かもしれない。
大階段から望む琵琶湖。この景色の良さも成安造形大学の魅力のひとつだ。最近は定期的にキャッチボールをしているので、かなり肩も出来上がってきました。
投稿者 corvo : 11:17
2009年5月13日
人体表現研究室、火曜クロッキー第三回
前回のエントリーで予告した通り、モデルのHiroさんにも加わってもらって、筋肉の機能を中心に美術解剖学講義を行った。火曜クロッキー三回目にしてのスペシャルナイト。僕が人体表現研究室を作った大きな目的は、実技を伴った美術解剖学講義の実践である。ただ知識を詰め込むだけでなく、手で描くこと、考えること、そして実際に人間の体で観察することができること、それが合わさって初めて実践的なスキルを身につけることができると考えている。
今、それらの要素を揃えて講義を行うことができるのは、美術大学の中でも成安造形大学だけだろう。(他にこのような講義をしている大学があったら教えてください。少なくとも僕が学生のとき東京芸大では行われていませんでした。)
この日のモデルは先述したHiroさんと咲生さんの男女ダブル。講義の前にウォーミングアップにダブルポーズ8分を3本行った。
僕の位置からだと、重なり合う部分が多くてほとんど女性モデルしか描けなかった。でもダブルは難しい。
こちらは逆にほとんど男性モデルしか見えなかった。なので女性モデルを描くことは諦めて、男性モデルに集中して描いた。
クロッキーの後、休憩を挟んでメインの講義に。今回は、胸部、腹部、肩、背中といった体幹部分について。
写真用の照明でライティングし、より筋肉のレリーフが分かるようにしている。Hiroさんに1分ほどポーズをとってもらい、背中の部分をスケッチしているところ。
背中は腕の動きや姿勢によって、様々にその表情を変える難しい部分のひとつである。
徐々に腕を上げていってもらい、それに伴う背中のレリーフの変化を見せてもらっているところ。それぞれのポーズで1分ずつ静止してもらい、学生はそのひとつひとつのポーズを描いていく。
肩甲棘の部分に線のような痕があるのは、肩甲骨の動きがよく分かるように、僕がチョークで印をつけたため。
腕の位置により、その角度が変化していくことがよく分かる。
男女の違いもわかるように、同じポースをとってもらっているところ。
Hiroさんが大きく息を吸い込んで腹部を限界まで引っ込めたところ。この状態を30秒保持することを繰り返すことで、腹横筋を鍛えることができる。お腹を引っ込めるには、腹筋運動をするよりもはるかに効果的らしい(ですよ、ニヤゾフさん)。
体脂肪率9%。無駄な贅肉がまったくない。脇腹の前鋸筋もはっきりと観察することができる。
僕の知識は、まだまだHiroさんには遠くおよばないが、もっと勉強してスムーズな講義を行えるようになっていきたい。
講義の後の5分ポーズ。5分でダブルはほんとうにきつい。
10分ポーズ。
Hiroさん、咲生さん、協力のもとなんとか無事に終えることが出来た。まだまだ進行もスムーズでないし、僕の知識も中途半端だ。次回の講義に向けて精進あるのみである。
投稿者 corvo : 23:45
2009年5月12日
人体表現研究室、予習
明日の火曜日は連休明け初めての「人体表現研究室、火曜クロッキー」の日である。今回はクロッキーだけでなく、モデルのHiroさんにも加わってもらって、美術解剖学的にも突っ込んだ内容を講義することになっている。そのためにも予習が重要。連休中から時間があれば解剖学書のページを開いてイメージトレーニングを続けていた。
そこで今日は、ぼおっとした頭ながらスケッチでさらに予習をしてみた。
Hiroさんの写真をさっとクロッキーして筋肉図を描いてみた。
20分ほどで制作(多分)。トレースしたわけではないので、ずれているところもあると思うが、これをやっておくだけで自分自身の理解が全く違ってくる。
次は背中。
背中はポーズによってどんどんその表情を変化させるので、非常に描くのが難しい部位のひとつだと思う。
まだまだ勉強しなくてはいけないことがたくさんある。学生に教えることで一番勉強になっているのは僕自身だろう。
いくつになっても、知ることは楽しい。
投稿者 corvo : 00:04
2009年5月11日
胃カメラ
4月に大学で行った健康診断で、胃の精密検査が必要との結果が出ていたので、今日胃カメラを飲んできた。レントゲン検査では、十二指腸に潰瘍痕が見られるということだったのだけど、胃カメラの結果では特におかしなところは見つからず、非常に綺麗な状態だったらしい。正確な診断は来週もう一度病院にいかなくてはならないが、まず心配しなくてもいいでしょうということだった。
しかし、胃カメラつらかった。8年前に人間ドックで飲んだ時よりはるかにつらく、何度も嘔吐感に苛まれた。
胃の煽動を抑える筋肉注射も痛かった。前日の移動の疲れもあり、今日はのどの麻酔のせいで声もだしにくく、ぼおっとした一日だった。
明日からフル回転でいこう。
投稿者 corvo : 22:47
2009年5月10日
今晩から関西事務所
午後1時すぎに関東本部を出発。事前にネットで確認したところ、どこにも渋滞の情報はなかったので安心していたのだけど、首都高の途中で少し渋滞にはまってしまった。久しぶりにレインボーブリッジを走りたいと思い、いつもの箱崎経由を変更したところ、案の定C1の合流で渋滞。箱崎も渋滞のメッカだけどね。
東名高速は至って順調、だったのだけど、岡崎付近で交通集中で渋滞。ここで一気に予定が狂ってしまった。少々の交通集中で渋滞が発生してしまうのは、なんらかの欠陥といってもよいだろう。いつもだし。
おかげで、スペインGPの生中継に間に合わなかった。結局、関西事務所に着いたのは、午後11時前。
録画してあったので、レース終了を待って観戦。ブラウンGPが相変わらずの強さ。バトンは本当に安定している。
しかし、このレースのフェラーリにはびっくり。燃料が足らないとは。燃料無給油時代ならともかく、今のF1は燃費を考えずにがんがんペースを作っていかなくてならない、それを燃料足らないからペース落とせって。完全にピットのミスだ。ドライバーが歯を食いしばって稼いで来たタイムを、一瞬で無駄にしてしまったのだ。ファイナルラップは、十数秒後ろにいたアロンソにまでかわされてしまった。
僕がマッサなら、ゴール後すぐに止めてピットに怒鳴りこんだろうなあ。
これからどんなコメントが、チームとドライバーから出てくるか。せっかく車が良くなって来たのに、これでは今年のフェラーリは1勝もできないだろう。
投稿者 corvo : 23:42
2009年5月 9日
今更ながら
GW中、ほとんど新しいエントリーを上げることができなかった。仕事とともに、出かける用事も多く、なかなかまとまった時間エントリーを書くことが出来なかった。来週にはいつものペースに戻るはずである。
そして、実はいまだに2月の個展のお礼状を出すことが出来ていない。3月は締め切り仕事や確定申告、新学期の準備が重なり、4月は新学期で慌ただしく、まったく言い訳以外の何ものでもないのだけど、ずるずるとこんな時期になってしまった。しかし、どんなに遅くなったとはいえ、出すものが出さなくてはならない。
芳名帳に氏名を書いてくださった方のもとへは、近日中に届くと思いますので、タイミングのずれにずれたお礼状を受け取っていただければ幸いです。
一足先に原画を紹介。いつもはskullのシリーズを描くのだけど、ほとんどの頭骨標本が大学の研究室へ出払っており、関東本部にはほとんど残っておらず困ってしまった。そんな状況の中、保存用キャビネットをふと見ると、ホネガイが残っていた。もちろん、脊椎動物ではなく軟体動物である巻貝の仲間ではあるが、その姿は一見、脊椎動物の骨格のようでホネガイと呼ぶにふさわしい。
イラストボード(BBケント細目)にロットリング。10 x 15 cm。
これから宛名面の挨拶文を考えなくては。
投稿者 corvo : 23:56
2009年5月 6日
コミティア
5日は東京ビッグサイトで開催されていたコミティアに行ってきた。コミケの存在は知っていたが行ったことはなく、コミティアについては初耳だったのだけど、僕も関わっている成安造形大学コミックエッセイクラブが出展するということで、午後から顔を出してきたのである。
ビッグサイトは電車で行くと非常に不便なところにある。自宅からだと、車で行く方がはるかに行きやすい。この日は夜に飲み会の予定がはいっていたので、久しぶりに電車で行ってみた。それほど強くないが、ずっと雨が降り続いた一日だった。午後ということで人の流れもそれほどなく、激しい混雑に遭遇することはなかった。
ここが出展ブース。長机に平置きしただけの簡素なもの。右上に見えるのが、現在3号まで出ている、トイロ・ト・トイロ。ポストカードも学生たちのオリジナル。
とにかく初めてのイベントだったのだけど、膨大な数のサークルが出展している。長く続けていて固定客がついていないと、なかなか売り上げを伸ばす事は難しいだろう。でも、展示の方法にももっと工夫の余地はある。ちょっといろいろと方策を考えねば。
午後という事で客足も落ち着いていて、短時間ではあったけどそれなりに楽しんできた。
この日、購入したもの。軍艦島の写真集以外は、100円から200円と安価なものばかり。非常に丁寧に作られていて、内容も楽しい。
ごった返しの中、散策しなかったのは幸運だったかも。人が少なくなっていたとはいえ、まわりを気にせず動く人が多いので、なかなか歩きづらかった。うっかり会場の出口から入ってしまったとき、わざわざ外へ出て入り口にまわってくれと指示されたことには驚いた。すでにはいってしまっているのだから、「次からは注意してくださいね」で済んだと思うのだけど、そうでもしないと秩序が保てない時間帯があるということだろうか。
見ている間にいろいろとアイデアを出てきて、一つの発表の場として活かせるのではないかと考えているところである。
投稿者 corvo : 23:16
2009年5月 4日
さらに月末までに50体 2
GW中、結局ほとんどゆっくりできていない。
今日は、制作プロセスを簡単に紹介。お題はナウマンゾウ。
紙に鉛筆で描いたラフを作成する。このラフを監修者である平山さんに送り、修正点等のある場合は再度描き直して、より正確になるよう進めていく。
別の紙にアウトラインだけ描く。この部分からデジタル化したいところだが、僕にはまだそのスキルはないのでわざわざアウトラインは手描きして、スキャンしてデジタル化している。
もちろん、この着彩のプロセスに一番時間がかかる。作業は通常、背景も含めて4つのレイヤーに分けて描いている。
枚数が多く、小さな画面に掲載されるので、描き込みすぎないようにしている。
毎日、たんたんとノルマをこなしていくしかない。
投稿者 corvo : 23:54
2009年5月 2日
さらに月末までに50体 1
3月末までに50体に引き続き、さらに50体。本当はもっと早くに納めることになっていたのだが、譲歩に譲歩を重ねてもらい、ここまで締め切りを延ばしてもらったのである。
ケツァルコアトルス。つい最近、大型の翼竜は飛べなかったのではないかという論文が発表されたが、それは今まで誰も着眼しなかった面白い問題提起だと思う。あくまでも新聞などで報道されているものを読んでの感想であるが、地上生の鳥のように飛ばないことを選択した翼竜がいたとしても不思議ではない。ただ、ケツァルコアトルスの完全な骨格は見つかっておらず、推定の大きさでしかない点や、ほぼ完全な骨格が見つかっているプテラノドンでは、地上生の鳥のように翼の退化の兆候がない点など疑問に思うところもある。
世界各地から数多くの化石が見つかっている翼竜ではあるが、いまだに生態の多くは謎に包まれている。復元画を描くときにも、悩みどころの多い生物のひとつだ。
何はともあれ、連休中も休みをとりつつ、ペースを上げていかなくてはならない。
投稿者 corvo : 23:23
2009年5月 1日
無事、到着
午前2時40分、無事到着。
おやすみなさい。
投稿者 corvo : 03:00
談合坂SA
ようやく談合坂SA。
残りあと100kmといったところ。トラックも少なく道は空いているのだけど、東名高速道路よりも距離があり、制限速度も遅いので時間がかかってしまう。
高速道路を走っていて一番神経を使うのは速度の管理かもしれない。僕の車は特別速い車ではないが、平均からみればそれなりに速い部類に入る。ちょっと気を許すと、制限速度を超えてしまうので気をつけなくてはならない。
今日の中央高速には制限速度50kmの区間があった。雨も降っていない、霧も出ていない、工事や事故で車線規制をしているわけでもない、そんな状況なのに、かなり長い区間が50kmの速度規制だった。理解に苦しむ。しかも、途中まで80kmだった制限速度が、ある点を境に突然50kmになるのだから、本当にその速度を守って走ろうとしたら危険きわまりない。いつも思うのだが、合理的にその速度を決めているように思えないのである。
記憶が確かなら、これからそこを通るのだけど、八王子料金所までは80kmの制限速度で、料金所を過ぎると100kmの制限速度になる。道幅もほとんど変わらず、むしろ料金所を過ぎてからの方が路肩が狭くなっていたように思う。
一体、どういう基準で決めているのか、どこかに情報は公開されているのだろうか。はなはだ感覚的ではあるが、およそ合理的に決められたとは思えないのである。
投稿者 corvo : 00:37