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2009年04月22日
『シリーズ芸美(芸大美大をめざす人へ)』

先日、路樹絵に伺った時、何気なく本棚を探っていると、見覚えのある画像が。「シリーズ芸美(芸大美大をめざす人へ)」という美術大学受験のための参考書に、僕が学部生のときデモンストレーションを行った作例が掲載されていた。確か1991年だったので、もうすでに18年前の出来事だ。いまだに新刊で入手出来る本に使われているとは驚きだ。当時、掲載されていた本は別のものだったのだけど、新たに編集されて再掲載されたようだ。
デモンストレーションということで、匿名での掲載であり、制作したデッサンも編集部に持っていかれたので、この作例が僕のものだという事を証明する証拠は実はない。写真に写っている手は僕のものでしょ、ほら、というぐらいかな。

6時間で制作したので、比較的速描きのもの。モデルをやってくれたのは、デザイン科の同級生だった。

顔はそんなに似てないなあ。木炭紙に木炭、溶き木炭、鉛筆の併用で制作。
それぞれのプロセスのサブタイトルを見てみると
・さまざまな素材を用意する。
・イメージを大切に完成段階を想像して
・楽な気持ちで画面をつくる
・人体の構造を大切に描写する
・個々の描写を進めつつ空間を演出する
・全体感を大切に
・画面のすみずみまで気を使い完成へ
今学生にアドバイスする時の言葉と、ほとんど同じかもしれない。基本はいつまでたっても同じであり重要なのだと実感。
懐かしい気分になるとともに、過去の自分に出会えたような、そんな感覚だ。今とはスキルに大きな差があるが、変わっていないところもたくさんあるものだとあらためて思った次第である。
人物デッサン・油彩―油絵科 (シリーズ芸美)
投稿者 corvo : 2009年04月22日 23:38
コメント
懐かしいなぁ。
これに作例で載るってすごいです。
スーパー受験生ですね!!
このシリーズ好きで今でも世界堂なんかで時々立ち読みしますよ。
僕が好きな特集は「色彩構成」!
作例はすごく綺麗なんですが、
なんでイカや煮干しをこんなドラマティックに…。
と冷静に見ると変ですよね。
受験生全員分の素材を確保となると
あまり高価なモチーフは無理ってのもわかりますけど。
藝大は今も石膏デッサンなんですか?
投稿者 nijntje : 2009年04月30日 20:46
>nijntjeさん
そんなたいそうなものではないです。
石膏デッサンはどうなんでしょう。油画では僕のときから廃れていたと思います。デザイン科、日本画では必須でしたね。僕は最初のアカデミックな訓練を石膏デッサンから始めたので、意味のあるトレーニングだと思っています。
藝大の大石膏室はよいですよ。1年生のときにコレオーニ騎馬像を描いたのですが、とても気持ちよかったです。
投稿者 corvo : 2009年05月07日 12:41


