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2009年4月 7日
人体表現研究室、はじめの一歩
今年度から、成安造形大学人体表現研究室(準備室)がスタートする。準備室としたのは、まだ正式に大学から予算がついたわけではないからだ。今年度はイラストレーションクラスが中心になって運営していくことになっている。どういったことをする研究室かというと、美術解剖学をベースに人体表現の研究をすることを目的にしている。解剖学関係図書の資料、骨格標本、模型等を収蔵し、学生は閲覧できるようにする。また、毎週火曜日の夜間にヌードモデルを呼んで、クロッキーやデッサンを課外授業として行う。そのうち何回かは、スペシャル講座として、Hiroさんとタッグを組んだ講義も予定している。なんとも欲張りでサービス満点な課外授業である。
とはいえ、今のところ週1回しか開催出来ないので、将来的には増やしていきたいと考えている。
といったことからスタートしたのだけど、まだ準備が全然できていなかった。そこで今日は使うことになっているデッサン室の清掃と汚く汚れていた壁の塗装を行った。おそらくここ数年、まったく大掃除をしてなかったであろう空間である。昨年使用しながら気になっていた汚れを、一気に落としてやった。
作業は僕と研究生の3人で行った。
この壁がどうしようもなく汚かった。テープをべたべたと貼ったままになっていて、接着剤が変質してかぴかぴになったまま放置してあるところが多数。それらをスクレイパーで剥がし、時にはシール剥がし、リムーバーを駆使して下地を作っていく。ペンキが飛んでもよいようにきちんと養生をしてから、ローラーを使って白ペンキを塗装していった。
こちらの壁もテープ剥がし。研究生たちの活躍で綺麗に生まれ変わった。
モデルさんが着替えをするスペースも移動して作り直した。より快適なスペースが作れたと思う。実際、使い心地を聞いてみて、改良していこう。
まだ、収納家具や作業スペースが設置出来ていないが、とても綺麗にすることができた。
「美」を追究する場所なのだから、その空間も「美しく」あってほしい。成安造形大学内で、もっとも美しい空間になることを目指している。
僕が撮影したので、僕自身は写っていないが、きちんと一緒に作業していたのである。決して写真ばかり撮っていたわけではないですよ。
投稿者 corvo : 2009年4月 7日 23:55