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2009年3月 3日
超大型スキャナー
今日は朝から社会見学。アケボノゾウの復元画をスキャニングしてもらうところをGoogleで探して、見つけたニューリー株式会社へ同僚の先生とTAさん2人と一緒に見学に行ってきた。原画のサイズが194 x 112 cmと大きいため、スチール撮影するか、分割でスキャニングするしかないと思っていたのだが、京都市内にこの会社があることが分かり、早速メールで連絡をとったところ、見学会が実現したのである。もともとニューリーさんでは、日常的に見学会を実施しており、僕たちが特別に見せてもらったわけではないのだけど、ショールームに設営してあった機材はどれも垂涎の的といっても良いものばかりだった。大学に潤沢な資金力があれば、すぐにでも導入したいものだ。
面白かったのは、平面をスキャニングするだけでなく、立体的な凸凹もスキャニングすることができる事だ。また、A1サイズまでなら、厚み10cmまでの立体物もスキャニングすることが可能である。
今回サンプルとして、持ち込んだカラスの仮剥製をスキャニングしてもらった。
ほぼ全ての部分にピントがあっているのだけど、立体感まで再現されている。
ディテール。これだけ拡大しても、見事に質感を感じる事ができる。
ほぼ等倍の画像。新しい眼を獲得したようなものだ。
「アケボノゾウ」がきっかけで、非常に面白い経験が出来た。
これほどの技術力を持った会社が、大学の近くにあるとは。関西恐るべしである。
投稿者 corvo : 2009年3月 3日 23:10