2009年3月31日
アケボノゾウ復元画プロジェクト 24
火曜日。3月31日のこの日までに完成させたかったが難しかった。
制作風景。急ピッチで手を動かすが、描き込まなくてはいけない部分はまだ多い。
完成に近づくほど欲が出てくるので、どこで手を止めるかの見極めが難しい。
ゾウはほぼ完成である。
投稿者 corvo : 23:57
番外、アケプロ
3月31日まで、トップに固定します。
うちの研究生が作ってくれました。
こういったことでも楽しまないとね。
投稿者 corvo : 23:20
月末までに50体 4
フォルスラコス
残り、後6体。今日中には厳しいか。
投稿者 corvo : 11:09
アケボノゾウ復元画プロジェクト 23
週明けの月曜日。夜に外せない飲み会があったので、夕方までの作業。背景を中心に手を入れた。
土曜日からそれほど変わっていないが、背景を黒くした事で、画面全体が締まってきた。
地面には草。もっと茂らせていく予定。画面のほとんどが茶色いので、アクセントにもなり重要なポイント。
アケボノゾウの爪を若干修正。地面の泥の質感も上げていかなくては。今日、完成を目指します。
投稿者 corvo : 10:31
2009年3月30日
月末までに50体 3
月末まで50体の制作大詰めを迎えている。
トリナクソドン。よく哺乳類のように毛の生えた姿に復元されるが、鱗も毛もないヌードスキンの姿に復元してみた。
残るは後8体。ようやく一桁になった。驚異的なペースである事をクライアントは分かってくれないのだろうなあ。アケボノゾウの制作がなければ、楽勝なペースなのだけどね。
投稿者 corvo : 03:33
2009年3月28日
アケボノゾウ復元画プロジェクト 22
土曜日。当初、作業する予定ではなかったのだけど、どうしても修正しなくてはならない箇所があり、F1オーストラリアGP公式予選が始まるまでの時間制作した。
修正作業の連続写真。真ん中のゾウの牙(切歯)を完全に描き直した。
手前の直立樹幹も描き直し。ようやく、空間と構図も落ち着いてきた。
ちょっと前の作業工程なのだけど、研究生の新岡君が動画をYouTubeにアップしてくれた。
アケボノゾウプロジェクト 皮膚の描画
アケボノゾウプロジェクト ~象牙を描く(二倍速)
どちらの部分もすでに修正してしまった。通常の速度でも手が速く動いていて、自分で見てもちょっと気持ち悪い。本人はわりとゆっくり動かしている意識です。
投稿者 corvo : 23:46
アケボノゾウ復元画プロジェクト 21
金曜日の作業。かなり良いところまで進んできたが、気になるところも出てきた。
手前に広がる水面を少し描写してみたが、どうもまだしっくりこない。
奥の個体の頭部にも違和感を感じている。
背景がほとんど手つかずなのでその部分を進めるとともに、背中のディテールの描写が必要だ。
頭部に頭骨のトレースを重ねてみたところ、やはり奥の個体は大きな修正が必要だということがわかった。土曜日は休もうかと思っていたが、ここだけは修正してしまおう。かなり良い感じになるはずだ、牙の位置がずれてしまっている。
投稿者 corvo : 02:33
2009年3月27日
アケボノゾウ復元画プロジェクト 20
木曜日。制作もかなり大詰め。
普段制作している壁は引きがとりづらいので、場所を変えて確認してみた。手前味噌だが良い感じである。
今日は地面を中心に描き込んだ。陸上の生物を描く時は、地面との関係をきちんと描く事は最重要と言っても過言ではない。
氾濫原を想定しているので、泥状になったぬかるんだ地面を歩くゾウたち。不鮮明な足跡が無数に残った状態まで描き込むつもりである。
頭部の描写もほぼ完成に近づいてきた。
木漏れ日の差し込んだ光を表現しようと思っている。そのためには、もっと明るく描写する必要がある。
背景もあわせてがんがん進めていかなくては。後は時間との勝負。
投稿者 corvo : 02:26
2009年3月26日
アケボノゾウ復元画プロジェクト 19
まとめてアップ。
まず日曜日。関東から戻って最初の作業日。
二頭のアケボノゾウがかなり出来上がってきた。三頭目はまだまだこれから。
空間を表現するために、前後のゾウで描写に差を付ける必要がある。
休みの間、学生に制作をお願いしていた部分。ちょっと木とは違ったものになってしまってきているようだ。
月曜日は高大連携の出張授業のため、制作はお休み。
火曜日。授業ガイダンスなどが始まって、校内に活気が戻ってきた。学生の見学も多い。
展示としても充実してきている。
この日の作業はここまで。手前の折れた直立樹幹は、大幅に加筆修正した。
水曜日。
反対側の壁に作品も展示してしまった。個人ギャラリー、個人アトリエ状態。
前日から三頭目のゾウにも手を加え始めた。ここは軽めの描き込みにとどめる予定。そろそろ背景の完成度もあげていかなくては。
投稿者 corvo : 23:48
2009年3月24日
「大恐竜展」知られざる南半球の支配者 2
「大恐竜展」の続き。
スコミムスの見事な頸椎。素晴らしい保存状態であるが、頸肋骨の細さに驚く。極めて繊細な自然の造形美である。
こちらも素晴らしい標本。名前はまだない(未記載)。尾椎、頸椎、頭骨は復元されたもの。
今回の恐竜展の目玉「マプサウルス」。異常に頭の大きいプロポーション。図録に「比較的軽快な体型をした肉食恐竜」とあるがとてもそうは思えない。また、亜成体の後肢が短いのが気になる。タルボサウルスなどでは、亜成体のときはほっそりと後肢が長いことが分かっている。図録を読んでいるとまた不思議な記述が、「マプサウルスは若いときには軽くて足が速く、大人になると重く、あまり活動的でなかったと考えられる」。展示してあった標本を見る限り、亜成体が軽快に動けたとは思えないプロポーションだ。どこまで見つかっているか明確な図示がないので、なんとも判断のしようもないのだが。
そして、しばらくいくと驚くべき展示が!よくある生体復元模型だと思いきや、
なんと「実物」の表記が。奥さん、これ剥製ですよ!っていうわけはなくて、でもなんでこんな表記になっているのか謎である。型取りして抜いた模型ではなく、オリジナルだということなのだろうけど、どうにも分かりづらい。面白いけど。
マシャカリサウルス。お尻の振り方がセクスィーだ。などと言いながら、漫画家の久くんと写真を撮りまくる。ちなみに前から撮影した写真はない。
このマジュンガサウルスの標本は素晴らしかった。さらにクリーニングの進んだものを見てみたい。
ラジャサウルス。
ラジャサウルス頭部の生体復元。この復元の素晴らしさは、唇の復元に集約される。上下の顎が閉じたとき、ぴたりと口が閉じられるようになっているのだ。制作したのは、タイラーの同僚である。この唇の復元については、もともとタイラーがアイデアを持っており、そのアドバイスが活かされたらしい。僕とタイラーが知り合うきっかけになったのも、唇の復元だったのだが、ようやくそのアイデアが立体として具現化したのである。
これは翼竜のコーナーにあった標本。小さく部分ではあるが、その繊細な造形、構造がよく分かる逸品である。
別の角度から。大味な組み立て骨格ではなく、こういった標本に出会えると嬉しくなる。
だいきょうりゅうてんこうしきふぃぎゅあ「マプサウルス」。いや、もう、これが公式って。すごいなあ(棒読み)。
今回は、展示物に非常にばらつきの大きい展覧会だったように思う。ミュージアムショップは相変わらず、子供向けのお土産屋のようなラインナップで代わり映えがしない。もっと、どうにかならないものだろうか。書籍コーナーには、僕が関わった本は1冊しか置いてなかった。科博で開催される恐竜展でセレクトしてもらえないとは、僕もまだまだである。
一緒に行った徳川君のエントリーもあわせてご覧ください。
投稿者 corvo : 23:25
2009年3月23日
高大連携出張授業
今日は朝から高大連携の出張授業のため、長野県塩尻市へ。
全く初めての土地。大津を出る時から寒かったが、よりいっそうの肌寒さを感じる。
目的の高校の目の前にあった民家。なんと鉄塔が庭に建っている。ここしかなかったのだろうな。でも、すごい。
高大連携授業は、いろいろとアクシデントもあったが、無事終了。最初は引っ込み思案な生徒たちだったが、終盤にはいろいろと質問もでて、活発な雰囲気だった。
3月末に向かって、いろいろなことが大詰めです。
投稿者 corvo : 23:59
2009年3月20日
「大恐竜展」知られざる南半球の支配者 1
19日木曜日は、以前から徳川君たちと約束をしていた、上野の国立科学博物館で開催されている『「大恐竜展」知られざる南半球の支配者』を見に行ってきた。
まだ未記載の新種の標本。今年の春に(というともうすぐか)、命名されるということである。エオラプトル、ヘレラサウルスと同じ時代、イシグアラストで発見された原始的な獣脚類。どの部位まで発見されているか明記されていなかったが、組み立てられた骨格は非常に状態の良いものだった。
エオラプトルやヘレラサウルスに比べると、首が長い。
一転してびっくりの組み立て骨格。発見されていない部位とはいえ、両生類のような肋骨の短さである。突っ込みどころは満載。
このクリオロフォサウルスは躍動感があって迫力がある。美しく組み立てられた一点だ。
今回、楽しみにしていた標本のひとつ、ニジェールサウルス。画像で知っていたとはいえ、立体で見るとその奇妙な姿はとても印象深い。ちょっと首を曲げ過ぎか。
タイラー作の実物大生体復元模型。この模型の復元プロセスは、2006年オタワのSVPでタイラーの発表で聞いたのだけど、その中にはニジェールサウルスの骨格レプリカがそのままに入っている。なんとも贅沢ではあるが、実に正統な復元手法である。
ニジェールサウルスを特徴づけるデンタルバッテリー。マシンガンの弾倉のようにびっしりと規則正しく並んでいる。
2に続きます。
投稿者 corvo : 23:35
2009年3月19日
もうひとつの卒業式
日付を遡りながらの更新。今週の出来事をまとめてアップしていきます。
今回、関東に戻ってきた目的の一つは、昨年度まで非常勤講師をしていた高校の卒業式に出席するためだ。
担当した学年が卒業するまでということなので、来年度までもこの時期は関東に戻ることになるだろう。天気がよく、とても暖かな一日だった。生徒たちは1年もすると、ずいぶん大人っぽくなっているものである。
歴史ある古い学校なので、建物の様子も景色もほとんど変わっていない。現在、大学で教えているが、高校での経験が大きく役立っている。式と謝恩会の後、久々に美術の先生と飲んできた。そこでも、たくさんのヒントがもらえて、とても充実した一日だった。感謝です。
投稿者 corvo : 23:44
2009年3月18日
アケボノゾウ復元画プロジェクト 18
出かける用事が多く、更新が滞りがちである。移動があるとどうしても、おくれてしまう。
17日の夕方に大津を出て関東に帰ってきたので、アケボノゾウの制作は少しの間おあずけである。月曜日はまだまだ描きたかったのだけど、後ろ髪を引かれる思いで作業場を後にした。
僕が最終的に手を入れてきた状態。
予告通り、頭部を中心に描き込んだ。左側のゾウの鼻がアフリカゾウのような表現になっていたのを、アジアゾウのような特徴に修正した。
後の作業を学生に任せて、この日は大学を出てきたのだった。
投稿者 corvo : 23:07
関東本部到着
午前2時に、関東本部に無事到着。
明日に備えて寝ます。
投稿者 corvo : 03:15
2009年3月17日
東へ
ただいま恵那峡SAで休憩中です。
今日の午前中に、スタッドレスタイヤからサマータイヤへ交換。そこそこハイグリップなタイヤのため、運動性能が激変。路面からの情報をダイレクトに伝えてくれる。車線変更も素早くスムーズにできる。まったく別の車になったよう。久々の感覚でとても楽しい。
投稿者 corvo : 21:28
月末までに50体 2
昼間はアケボノゾウ、夜はデジタルイラストの二重生活。正直しんどい。
下書きの線描は、どんどん簡略化していっている。デジタル作業する領域が広がってきている。
完成。アトラスゾウガメ。デジタルでの作業はおよそ2時間ほどである。
現在、24体。残り26体だ。まだまだ気は抜けない。
投稿者 corvo : 03:50
アケボノゾウ復元画プロジェクト 17
月曜日。入試日だったため、学生は登校禁止。そのため一人で作業する事に。
昼間、事務に荷物が到着。授業用の人間の頭骨レプリカ。前回はヨーロッパ人だったが、今回はアジア人とアフリカ系アメリカ人。これで合計30個となり、授業では一人一個行き渡る事になる。資料、モチーフがどんどん充実してくる。
大学に備え付けの椅子があまりに酷いので、中古で購入。ハーマンミラー製。有名なアーロンチェアだと、かなり高い値段がついてしまうが、それ以外は人気がないせいか格安で手に入る。これもまともに買うと10万円ぐらいするらしいが、今回は1万円ちょっとで入手できた。快適。腰のサポートが絶妙である。腰痛持ちには嬉しい。
主役のゾウがかなり出来上がってきた。
足まで手を入れることが出来た。地面との関係をしっかり描く事が重要だ。
皮膚の質感、いい感じである。
次は頭部の完成度を増していこう。
投稿者 corvo : 03:35
アケボノゾウ復元画プロジェクト 16
日曜日。この日は監修者である小西省吾さんが勤務する、『みなくち子どもの森自然館』の友の会の皆さんが見学に来てくれた。小学生も含めて10名ほど。狭い空間だったせいか、緊張していたせいか、こどもたちがとても静かだったのが少し気になった。恥ずかしかったのかな。
映画チラシ風ポスターでお出迎え。左のチラシ、どっかで似たようなものを見た事があるとか言わないように。子供たちにはとても受けが良かった。イラストも含めて、研究生の手によるもの。
小西さん、持参したパネルを使って、丁寧に解説を加えていく。僕自身もアケボノゾウについて、非常に勉強になった。
一通りの説明が終わったところで、僕が絵についてのコメントを話していった。その後は、実際に制作するところを見てもらう事に。間近で制作風景を見る事など、そうそうないことだと思うので、それなりに楽しんでもらえたのではないだろうか。作業中も質問に答えたり、雑談しながら手を動かしていたら、えらく驚かれた。普段、テレビ見ながら作業するような人間にとっては、それほど不思議なことではないのだけどね。
この日は、友の会の皆さん以外にもお客さんがきていて、なんと『「水からの伝言」を信じないでください』が縁で知り合った田崎さんがなんと成安造形大学に。実は奥様から雑誌の取材を受ける事になっていたので、その場へ付き添われてきたのだった。
お昼は近くのパスタ屋で。日曜日ということもあって、駐車場がほぼ満車。ひっきりなしに車が出入りしていた。そんな様子を関が空くのを待つ間、外から勝手に実況中継。マナーの悪い車、良い車、気の強い人、弱い人、客観的に見ていると非常に面白い。
この日の作業はここまで。左側の頭部を大きく修正した。
制作もしていたが、久々にゆっくり話しが出来て、楽しいひとときだった。
投稿者 corvo : 03:10
2009年3月16日
アケボノゾウ復元画プロジェクト 15
土曜日。日曜日に非公式な見学会があったため、制作と並行して研究生たちが作業場を綺麗に片付けてくれた。
本棚も整理。僕の関わった書籍も、綺麗に陳列してくれた。
部屋もすっきり。
この日の作業はここまで。主役のアケボノゾウはようやく全貌が見えてきた。
投稿者 corvo : 23:53
2009年3月14日
卒業式
相変わらず、更新が遅れがち。12日木曜日は成安造形大学の卒業式だった。
午後から大津プリンスホテルでの開催だったので、午前中に大津税務署で確定申告を済ませてきた。
さすがにイラストレーションクラスは人数が多い。階段の耐加重は大丈夫か?なんて話しをしながら撮影。
クラス別懇談会、謝恩会、二次会と参加して、この日は午前様にならない時間に家に戻ってきた。
帰りがけに京都市内で見つけたラーメン屋。「こっさり」ってなんだ?
入ったわけではないので、いまだに謎である。
投稿者 corvo : 23:45
2009年3月13日
アケボノゾウ復元画プロジェクト 14
あまりの忙しさにリアルタイムに更新できない。今回は水曜日の画像。
この日は胴体の皺と立体感の描写に集中した。
前から後ろへ徐々に描いていく。いきなりディテールから描いていくものだから、同僚の先生には「参考にならない」と言われてしまった。
画面の斜め上から、テクスチャーが分かるように撮影してみた。かなり凸凹。
左前肢もほぼ完成。でももう少し明るくする必要があるかな。
投稿者 corvo : 23:54
2009年3月11日
アケボノゾウ復元画プロジェクト 13
ちょっと更新がおくれたが、火曜日。
肩から背中にかけて描き込んでいく。
まだまだ描かなくてはいけないところが残っている。
頭部ディテール。まだ描き込みが不足している。
しわと胴体のもつ立体感をどこまで表現できるかが勝負である。
火曜日の作業はここまで。
投稿者 corvo : 23:18
月末までに50体
今年の3月もばたばたである。ビッグイベント確定申告に加えて、アケボノゾウ復元画プロジェクト、月末までの締め切り仕事が立て込んでいる。確定申告は金曜日に済ませてしまう予定。
その締め切り仕事だが、内容についてはここで書くことは出来ないが、どんなものを描いているか少しだけ紹介しようと思う。
世間的には大したことではないが、初のデジタル制作、デジタル入稿作品である。
デイノテリウム。最初の線画は手描きして、スキャニングでデジタル化している。
それほど大きな画面では使われないので、あまり細かくは描き込んでいない。それよりもスピード勝負。
彩色だけなら、1時間ほどの作業である。ペンタブレットは違和感なく使えるようにはなったが、まだまだフォトショップの機能を使いこなせているとはいえない。
毎日、ゾウを描いているので、制作は比較的スムーズだった。
投稿者 corvo : 12:10
2009年3月10日
アケボノゾウ復元画プロジェクト 12
週末は家に引きこもっていたので、2日ぶりの作業再開である。
薄く溶いた絵の具をドリッピング。ゾウの皮膚になれと念じながら。
作業場所もだんだん充実してきた。欲を言えばH型イーゼルが欲しい。
月曜日の作業はここまで。
ディテール。手前のゾウと奥のゾウで、もう少し描写に差をつけないと、空間が生きてこない。
火曜日は身体にも手を加えていこう。
投稿者 corvo : 03:07
2009年3月 8日
領収書と格闘中 2
先週に引き続き、週末は領収書と格闘中である。タイムリミットが迫ってきた。
昨日の夕方までは順調に進んでいたのだけど、夜そろそろ寝ようかという頃に、貸借対照表を確認してみると、どうしても借り方と貸し方があわない。どこかに入力ミスがあったのだ。夕方以降、入力した数字を確認するが、なかなか見つけられない。意地になってチェックしていたら、完全に徹夜してしまった。それでも駄目。
しかし、仮眠をとって落ち着いてチェックしたら、すぐに見つけることが出来た。やはり焦りは禁物。
帳簿の入力は無事終了。これで決算書は完成。
後は確定申告書類の作成である。今週中には提出してしまいたい。
投稿者 corvo : 19:27
2009年3月 7日
アケボノゾウ復元画プロジェクト 11
金曜日。本格的にアクリルによる制作を始める。
朝から監修者と打ち合せ。よりアケボノゾウに対する理解が深まる。
テクスチャーをつけた上から透明色をグレーズしていき、画面を横にしてドリッピングをしているところ。
エスキース、資料写真を参考にしながら、描き込んでいく。
この日の作業はここまで。
頭部を中心に描き込んだ。
ディテール。
来週から加速度的に描写のスピードを上げていきます。
授業もないので、iPodとBOSEで気兼ねなく大音量で音楽をかけながら制作している。
投稿者 corvo : 12:04
2009年3月 6日
アケボノゾウ復元画プロジェクト 10
木曜日。エスキースをもとに、キャンバスへ拡大して描き写していく。
まず、白いコンテで描いていく。升目があるとはいえおおざっぱなものなので、その都度計測しながら線を引く。2倍に拡大。面積は4倍になる。
学生たちとともに作業を進める。コンテの次はアクリルのローアンバーでアウトラインと陰影を描いていく。
全て描き写した後に、ヘビーゲルとファインパミスゲルでテクスチャーをつけていく。ゾウの皮膚の持つ凸凹やしわを表現するためだ。
木曜日の作業はここまで。
投稿者 corvo : 22:40
2009年3月 5日
アケボノゾウ復元画プロジェクト 9
水曜日もアケボノゾウ。午後から作業を始めようと思ったら、いつになく呼び止められる日。珍しい。来年度の受け入れ研究生の書類を提出したり、請求書を処理したりと、事務処理も滞りなく済ませる。
ようやく作業を始められたのは、2時過ぎだった。
今日は、たまたま大学に来ていた1年生が見学に来てくれて、3時間じっくりと僕の作業を見ていった。
夕方からは研究生が合流。背景の制作の続きをお願いする。
2頭のゾウはほぼ完成。もう少し、しわや汚れを表現したいところだが、これはあくまでもエスキースなので、それほど多くの時間は割けない。
3頭目は白抜きのシルエットのままになっている。時間があれば、少し描き込むかも。これで構図は決定出来たので、少しずつアクリルによる本制作に移行していこう。今日気がついたのだけど、久しぶりの絵の具だ。この数ヶ月、モノクロームの作品ばかり作っていたので、まったくといてよいほど、絵の具を触っていなかった。アメリカから取り寄せた絵の具も到着したので、一気に進めていってしまおう。楽しみである。
投稿者 corvo : 02:33
2009年3月 4日
アケボノゾウ復元画プロジェクト 8
昨日の作業状況をアップ。
火曜日。見学会の後、午後から大学に戻って作業を再開。
二頭目のゾウを描き始めた。変化を付けるために、鼻のポーズをラフスケッチから大きく変更した。頭部の特徴がより分かるように、ラフスケッチよりもこちらを向いたポーズにした。
頭部ディテール。
立ち入り禁止というわけではないが、トラテープで作業場所を確保している。
投稿者 corvo : 23:16
2009年3月 3日
超大型スキャナー
今日は朝から社会見学。アケボノゾウの復元画をスキャニングしてもらうところをGoogleで探して、見つけたニューリー株式会社へ同僚の先生とTAさん2人と一緒に見学に行ってきた。原画のサイズが194 x 112 cmと大きいため、スチール撮影するか、分割でスキャニングするしかないと思っていたのだが、京都市内にこの会社があることが分かり、早速メールで連絡をとったところ、見学会が実現したのである。もともとニューリーさんでは、日常的に見学会を実施しており、僕たちが特別に見せてもらったわけではないのだけど、ショールームに設営してあった機材はどれも垂涎の的といっても良いものばかりだった。大学に潤沢な資金力があれば、すぐにでも導入したいものだ。
面白かったのは、平面をスキャニングするだけでなく、立体的な凸凹もスキャニングすることができる事だ。また、A1サイズまでなら、厚み10cmまでの立体物もスキャニングすることが可能である。
今回サンプルとして、持ち込んだカラスの仮剥製をスキャニングしてもらった。
ほぼ全ての部分にピントがあっているのだけど、立体感まで再現されている。
ディテール。これだけ拡大しても、見事に質感を感じる事ができる。
ほぼ等倍の画像。新しい眼を獲得したようなものだ。
「アケボノゾウ」がきっかけで、非常に面白い経験が出来た。
これほどの技術力を持った会社が、大学の近くにあるとは。関西恐るべしである。
投稿者 corvo : 23:10
アケボノゾウ復元画プロジェクト 7
先週からの続きの作業。いよいよ本格的に鉛筆でエスキースの制作である。
午後1時過ぎから8時まで、何回かの休憩を挟んでほぼ描きっぱなし。
途中から学生と一緒に描く。立てて描くことに慣れていないとはいえ、30分ぐらいで腕がだるくなるとは駄目過ぎ。鍛え直さなくては。
アケボノゾウは鼻をのぞいてほぼ出来上がってきた。トレースしてもらった時の筆圧が高すぎて、へこんだところが白く線で出てしまうのがおしい。最初にきちんと指示をだしておくべきだった。後肢が細すぎるかな。
だんだん作業場所として充実してきた。研究室と違って、広々とした空間での制作は気持ちがよい。
先週から数日にわたって、比較的学生の出入りの多い場所で仕事をしているのだけど、おどろくほど関心を示す学生が少ない。春休みなので、学生の絶対数が少ないのはし方がないが、僕が制作していても、挨拶をしない学生が圧倒的に多い。特にこれから就職活動の控えている新4年生がそれではまずいだろう。
見せることを前提に作業しているのだから、もっと気軽に声をかけてもらって構わないのだけどね。
投稿者 corvo : 02:34
2009年3月 2日
今日の研究室
今日は昨日とは打って変わって、冷たい空気の寒い一日だった。
骨、増えてます。来年度の研究室運営に欠かせないもの。
六甲昆虫館の標本箱、まこちゃんの表紙に惹かれて買ったブルータスも見える。
投稿者 corvo : 23:55
2009年3月 1日
領収書と格闘中
毎年、格闘である。普段からこつこつとした地道な作業が苦手なので、こういうときに苦労する。毎年、早い段階で準備をしようと思うのだけど、全く学習効果がない。すでに今年も3月である。
入力が進むごとに手際はよくなってくるのだけど、まるまる1年分の領収書を整理しようというのだから無理がある。でも、今日1日でおよそ折り返し地点まではきた。今週は制作もしなくてはいけないので、夜こつこつと進めれば、今週末にはできあがるだろう。確定申告が終わらないと、いつもこの時期は気分が落ち着かないのである。
投稿者 corvo : 23:48