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2008年12月15日
第17回東京ミネラルショーと透明標本
先週末、関東本部へ帰宅していた。某秘密結社の懇親会と、恐竜倶楽部の忘年会に参加するためである。どちらも久しぶりに会う人も多く、楽しいひとときだった。
日曜日は自宅少しゆっくりして、今日、月曜日は東京ミネラルショーの最終日に遊びにいってきた。知り合いの業者が出店していたり、友人も多く訪れているイベントなので、いろいろなところで知った顔に会う。
もちろん、新しい出会いもある。
透明標本製作の新世界のブースは楽しく、とても美しかった。透明標本についてはここに解説があるが、膨大な時間と丁寧な作業を経て作られるものである。ご本人からもいろいろ話しを伺ったが、とても魅力的で楽しい方だった。
これはウズラの標本で、欲しかったのだけど在庫がないということで、入手する事は出来なかった。
骨格標本だと、ばらばらにした骨の各部を組み立て直すため、生体とはずれが出てしまうこともあるが、この方法だとリアルな、まさにその位置の骨を観察することができる。
その手法の制約から、どうしても小型の生物に限られてしまう。ダミアン・ハーストの作品のような大きさで透明標本がもし作れれば、ものすごいインパクトだろうな。膨大なコストもかかるだろうが、確実に作品としての評価もつくだろう。でも、それ以前に技術的に可能なのかどうか、僕には分からない。
結局、透明標本は欲しいものがなく買わなかった。
その代わりというわけではないが、格安というか、激安で、知り合いの業者から猫の全身骨格を入手した。あまりの安さに衝動買いだった。
学生の参考にもなるし、スカルばかりでなく全身骨格も欲しかったので、ちょうど良かった。大きさも手頃なので、置き場所にも困らない。これも、また美しいのである。
投稿者 corvo : 2008年12月15日 23:37