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2008年12月 6日
銅版画「刷る」04
木曜日の授業が終わってから、腐蝕を繰り返し試し刷りを行った。
これが前回までの状態。ここからさらに手を加えて、刷りを行ったものが次の画像である。
刷る前は、かなりいいところまで行けたと思っていたのだけど、いざ刷ってみると期待はずれ。まだまだだった。ここまでで木曜日は時間切れ。
金曜日。グランドを引き直して、線描を重ね、3回の腐蝕を行ってから刷ったものがこれである。
ほぼ完成したもの。紙はニューブレダン。シャルボネールのブラックインク。436 x 300 mm。
頭部のディテール。
ディテール。
ディテール。
ディテール。
腐蝕によって刻まれる線描は、手で描く事は不可能だ。その立体的に立ち上がる、微細な線にはたまらない魅力がある。刷り上がるときに匂い起つインクのかほり(あえて「かほり」と書いてみる)と、紙をめくりあげるときのドキドキ感はいつも新鮮なものである。
投稿者 corvo : 2008年12月 6日 02:25