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2008年11月30日

銅版画「刻む」07

関東本部へ帰ってくるときに持ってきた銅版を刻んでいる。車での移動は体力的にはきついが、こういった荷物を運ぶことができるので大きなメリットがある。
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これは最初に試し刷りしたもの。全く密度がなく、ここからかなり描き加える必要がある事を痛感した。
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モチーフをとなりに置いて、出来るだけ銅版と近づけて描写する。すでに腐蝕されている線は溝になっているので、針先に凸凹を感じながら線描を刻み付けていく。ほとんどもう一度上から描き直すような感じになった。
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光っている部分が、新たに描いた部分だ。
大学に戻ってから、すぐに腐蝕をし、さらに線描を重ねていく予定。次はどこまで立体感を表現出来るかが、ポイントになってくる。グランドももう一回引く必要があるだろう。
でも、手間はかかるが、銅版画は楽しい。

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投稿者 corvo : 23:23

2008年11月29日

無事到着

丸一日遅れですが、関東本部に午前3時に無事到着しました。
出発の遅れ、事故による渋滞など、また休憩を長めにとったので時間がかかってしまいました。東名と違ってトラックは少なく、道は快適そのもの。これでもう少し制限速度を引き上げてくれると、もっと走りやすいのだけど。
今日は身体のケアのためかかりつけの接骨院に行ったり、夜は友人にあったり、そんな1日でした。
銅版とモチーフの烏を持ってきて、少し刻みました。その様子もいずれまた。

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投稿者 corvo : 23:41

2008年11月28日

恵那峡SA

ただいま恵那峡SA。大津から約200キロのところ。この週末は関東本部です。
大津インターを入ってすぐに渋滞にはまった以外は、とても順調。5台の乗用車が絡んだ事故で、事故処理の真っ最中だった。
スタッドレスで初めて高速道路を走ったのだけど、やはりすこし不安定な感覚がつきまとう。これまで、比較的剛性の高いハイグリップのサマータイヤばかりを履いていたので、大きな違いを感じている。全体に余裕を持った操作を心がけるようになっているので、より安全運転になっているかも。
残り、300キロ余りです。

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投稿者 corvo : 21:54

Wild boar skull 01

次のモチーフはイノシシである。牙の小ささから見て、メスだろうか。
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台にしている、シャーロック・ホームズも大切なDVDコレクションのひとつ。ジェレミー・ブレット最高です。
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現在の状態。下地に顔料をのせて、アウトラインをトレースしたところまで。銅版画と同時進行で、時間を見つけて制作していかなくては。

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投稿者 corvo : 00:36

2008年11月27日

銅版画「刻む」06

水曜、木曜は、ほぼ一日中授業があるため、まとまった時間を制作に割くことができない。なので、休み時間を利用してこつこつと刻むことになる。
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ハシブトガラスの仮剥製をすぐそばに置いての制作。
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前回刻んだ線を活かしながらも、もう一度描写し直し気持ちで、じっくり観察しながら線を重ねていく。
グランド引き直して線を刻む行為は、新規レイヤーを作って線を重ねていく方法に近い。今回も、おそらくもう一度グランドを引く必要があるだろう。どこまで烏の濡れ羽色を再現出来るかがポイントである。

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投稿者 corvo : 23:28

2008年11月26日

JIŘÍ ANDERLE

JIŘÍ ANDERLEという画家をご存知だろうか。僕が大好きな画家の一人だ。おそらく日本ではあまり知られていないが、リュブリアナ国際版画ビエンナーレでグランプリを獲得したこともあり、グループ展という形で作品が日本に来た事もあった。どうしてこの画家を知ったかというと、高校の美術準備室に作品のコピーが貼ってあったからだ。それはモノクロコピーだったのだけど、恩師の解説とともに、その画面は眼に焼き付いていた。
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これは僕が持っている、唯一の画集。画集というよりも図録の小冊子といったところか。学生時代、ヨーロッパを一人で旅行したとき、ベルギーのブリュッセルの古本屋で出会ったものだ。さすがにこれを見つけた時は興奮した。向こうから呼んでくれたような、そんな感覚だったかもしれない。背表紙も無い、こんな小さな冊子を良く見つけられたものだと今でも思う。常に鞄に入れて持ち歩いていた時期もあって、表紙は全体にすり切れてきてしまっている。でも、今見ても新鮮で飽きる事がない。
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銅版画の作品集。
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左側の画面が、僕が最初に見た作品だ。
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いつみても、大好きなんだよなあ、としか言えない。美しい。
このページで作品集の販売をしている。これも小冊子のようだ。値段を調べると「50.00 CZK =245.074 JPY」と激安。英語のオーダーフォームがあるが、送金方法などよく分からない。この値段なら5冊ぐらい注文してみようかな。
amazonで調べてみたら、1996年にかなり立派な画集が出ていたらしい。アメリカのamazonに古本が1冊あったのだけど、とんでもないプレミアがついていて、とても手が出せなかった。
どこかで出会えるかもしれないと、淡い期待を抱きながら探していこう。チェコに行くしかないかな。一度、本物も見てみたいし。最初に紹介したサイトで、版画作品を販売しているのだけど、大型の代表作が「23,000.00 CZK =112,575.45 JPY」とかなりお買い得だ。
見たい。欲しい。なんだか、ラブレターのようなエントリーになってしまった。

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投稿者 corvo : 02:01

2008年11月25日

Mare skull 07

馬の頭骨、ようやく完成。
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アルシュ紙にチャコールペンシル、顔料、アクリル。56 x 76 cm。
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今日、完成させた臼歯。
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これも、今日描いた門歯。
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下あごにも、少し手を加えた。
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実際の標本は折れてしまっていた鼻骨は、”復元”して描写した。
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苦労した脳頭蓋も上手くいったと思う。

今回は写真を利用して、アウトラインをトレースして制作した。かなり制作時間を短縮する事ができたのだけど、トレースした形が正確なのものとはいえない。カメラは単眼のレンズで世界を見ている。一方、人間は二つの眼で世界をとらえている。絵を描く上で、この両者には大きな違いが出る。人間のほうがある意味いい加減ではあるのだけど、リアリティある空間を描く事ができるのは、人間の眼の方だ。写真はその対象物が平面、立体に関わらず、光の増減を写しとる装置である。そのものの構造を捉えられるわけではない。
人間の視線は常に一定していないが(絵を描く時は、かなり気をつけて一定に保つ努力もするが)、そのことはメリットでもある。ずれることでより多くの情報を捉えることができ、立体感や構造の的確な理解につながる。より効果的になるよう、光の増減も自在にできる。それらは写真に比較したとき、大きなメリットになる。
今、僕が描いているものを、「写真のようだ」と思われる方がいるかもしれないが、写真では写す事の出来ない世界を描いているのだ。そこにも魅力を感じてもらえればと思う。

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投稿者 corvo : 23:55

2008年11月24日

Mare skull 06

今日は完成させることが出来なかった。歯の描写が残ってしまっている。
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背景は黒くして正解だったと思う。
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まだ途中。向かって左から数えて4本目までは完成している。
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前歯は一層絵の具をのせただけで、ほとんど手を加えていない。
明日は確実に完成させます。

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投稿者 corvo : 23:23

銅版画「刻む」05

きょうは朝10時過ぎに起きだして、銅版を今まで刻んでいた。世の中は祝日らしいのだけど、大学は平常授業の日。僕は授業がないので、研究日として自由にできる日でもある。起きた後、飲まず食わずでパジャマのまま、羽を描く事に没頭していた。銅版画には麻薬のような魅力がある。何物にも代え難い、線の魔力とでも言おうか。硬い銅板に対してニードルを使うので、右手への負担が大きいのが玉にきずである。
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今晩さらに描き込んで、腐蝕するのは明日にしよう。
これから研究室に行って、馬の続きを。今日には完成させたい。

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投稿者 corvo : 13:26

銅版画「刻む」04

夜から新しい版に取りかかっている。今度のモチーフは烏。以前、チャコールペンシルで描いたのと同じものだ。
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銅版画の鋭い線描と、羽の構造は非常によく似ている。問題はどこまで羽の持つ輝きと、黒さ、立体感を表現できるか。
今回も複数回に分けて腐蝕をし、グランドも何度か引き直す必要があるだろう。
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今はとにかく一回目の腐蝕に向けて、全体を描ききろうとしているところだ。
午後の授業までに間に合うかな。

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投稿者 corvo : 04:14

2008年11月23日

Mare skull 05

タイヤ交換を終えてから、研究室で昨日の制作の続き。
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おおよそ全体に手を入れた。
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下あごを中心に進めた。単純な板状のように見えるが、なだらかではあるが複雑な曲面で構成されている。微妙な違いを描き分けなくてはいけない。非常に難しい。
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背景は黒くすることにした。ただ黒くすると言っても、そのストロークやタッチの方向に気を使わなくてはいけない。最終的に見えなくなってしまうのだけど、リズミカルに塗りつぶしていくことで、より充実した空間になる(気がする)。今日の制作は4時間ほど。明日には完成させてしまいたい。歯はいつも通り、アクリルで描く予定である。

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投稿者 corvo : 20:41

スタッドレスに交換

今日は朝から小春日和。ちょっと出かけたい気分になるのをぐっと我慢して、制作の日々。朝、研究室に行く前に懸案になっていた、タイヤの交換をすませた。初スタッドレスである。銘柄は「キター!」の元ネタの人がCMをやっている、YOKOHAMAアイスガードトリプル。ノーマルと同じサイズにしたため、特価品などがなくそれなりの値段になってしまったが、こればかりはしょうがない。
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ホイールはガレージサンクで購入した中古のスピードライン。ホイールを持ち込んでタイヤだけ組み付けてもらってあったものを、ジャッキアップして交換。
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ノーマルよりもすっきりとしたデザイン。重量はほぼ同じぐらいかな。
交換はスムーズにいったのだけど、ひとつとても残念な事が。ジャッキアップを自分でするなんて、ずいぶん久しぶりのことだったのだけど、トランクルームの床を外してスペアタイヤと車載工具を取り出すと、そこには大量の水たまりが。わりと持病のようなトラブルとして知られているのだけど、自分の車では初めての出来事だった。リアゲートのウェザーストリップがやせてきたのだろうか。たっぷり2リットルぐらいはあったかもしれない。対策を考えなくては。
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夕方、研究室から戻ってから、夏タイヤのついたノーマルホイールを風呂場で洗浄。狭い風呂場で悪戦苦闘したが、なんとか4本とも洗うことが出来た。乾燥させて来春まで室内保管。これで、この冬はひとまず安心できる。雪道、凍結道路は慣れているとはいえないので、慎重にいこう。

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投稿者 corvo : 19:19

アンティーク・アラジン

ここ数日、急速に寒くなってきて、朝晩の冷え込みは特に厳しい。関東本部の秘密基地は、日当りがよく地下室があるため、真冬でもかなりあたたかかった。しかし、アパートではそういうわけにもいかない。幸い、関西事務所は築年数が浅く、両側を部屋に挟まれてるため、密閉性は高いのかもしれない。とはいえ、暖房器具が全くなくて過ごせるわけではない。
そこで、入手したのがネットオークションで落札した、アンティーク・アラジン。
シリーズ16型。製造されてからの年月は、僕と同い年ぐらい。構造がシンプルで、壊れるところはほとんどなさそうだ。
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外装はぼろいが、整備済み品ということで、全く不具合はない。燃料計のフロートが、コルクで出来ていて味わい深い。替芯も新品で手に入るので問題ない。現行モデルと同じものだ。
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アラジン特有の青く美しい炎。フローリングに敷いたコルクマットと相まって、快適な室温で過ごせている。
今のところ、これ一個で充分である。

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投稿者 corvo : 00:58

2008年11月22日

Mare skull 04

前回のアップから1時間ほど描き進めたもの。
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下あごを描き始めた。
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脳頭蓋の丸みを強調してみたのだけど、まだ少し不足しているか。
背景、悩むなあ。
空腹に耐えかねて、午後7時30分には研究室を後にした。土曜日は売店も食堂も午後3時で閉まってしまうため、食料の確保が出来ないのだ。

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投稿者 corvo : 21:47

Mare skull 03

今日も大学の研究室に来て、制作を続けている。ここ数日でずいぶんと寒くなったのだが、研究室もそれほど暖かいとはいえない。もちろん空調で暖房は入るのだけど、一括管理のため柔軟に設定温度を変えることができない。暑いと感じても、寒くてどうしようもなくても、設定温度は20度のままだ。また、片側が前面ガラスのため、決して断熱が良いとはいえない。足下の冷えに耐えながらの制作である。
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今日はここまで4時間ほど制作した。まだ続きをやる。
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脳頭蓋のふくらみがまだ足らない。非常に難しい部分である。
背景をどうするか、黒く塗りつぶすか、ある程度タッチと白さを残すか、悩みどころである。

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投稿者 corvo : 16:52

2008年11月21日

Mare skull 02

馬の頭骨の続き。
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サイズは56 x 76cm。
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まだ上顎の途中までしか描いていない。描いてある部分もさらに手を入れる予定。今日の制作時間は4時間ぐらい。
立体の把握はいい感じで出来ている。
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描き始めた部分もさらに手を入れている。

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投稿者 corvo : 23:34

Mare skull 01

先日、入手した馬の頭骨の制作を始めた。犬歯がないことから、牝馬=mareだということが分かる。
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横から見ると、直角三角形の中にすっぽり収まるようなフォルムだ。
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最初に顔料を水で一時的に定着させる。最後に定着液で固定するまでは、非常に不安定な状態である。アウトラインは写真を拡大コピーしたものを利用してトレースしている。これで大幅に制作工程を短縮することができる。
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チャコールペンシルで鼻先から描いていく。僕は右利きなので画面の左側から始めると、描いた部分を汚さなくてすむ。なので、自然と左端から始めることになる。ここまでで約15分ほど。
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1時間ぐらい描いた状態。
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ディテール。骨の白さを意識しながら慎重に進めていく。
どれぐらいで完成できるか。週末には完成させてしまいたい。当分、休日はとれそうにない。

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投稿者 corvo : 02:02

Coyote skull 02

コヨーテの頭骨、夕方までに完成。
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アルシュ紙にチャコールペンシル、顔料、アクリル。28 x 38cm。
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歯は今回もアクリルで描写している。制作時間は約5時間ほど。
いいペースで作れている。

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投稿者 corvo : 01:52

2008年11月20日

Coyote skull 01

最近、入手したばかりのコヨーテの頭骨を、昨日から描き始めた。
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ここまでで約3時間ぐらい。
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チャコールペンシルでの制作なので、それほど描写が細密だというわけではない。
今日は歯をアクリルで描き込んで完成の予定である。

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投稿者 corvo : 15:11

2008年11月19日

Beaver skull 02

昨日、完成していた「Beaver skull」を急遽、加筆修正した。
このビーバーの頭骨の切歯は固定されておらず、歯槽の中をスライドして伸び縮みするような状態だった。そのため、どの位置が標準なのか分からず一番奥まった位置で描いてしまっていた。しかし、これではまったく歯が噛み合わず、使うことができず意味をなさない。もっと早く気がつくべきだった。
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修正して完成した画像。
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標本屋のカタログを見ていて気がつくとは、間抜けな話である。

もうひとつ、完成画像を載せていなかった作品。「Alligator snapping turtle skull」。ほとんど完成していたのだけど、少し加筆したものがこれである。
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前回の画像に比べて、嘴の描き込みが進んでいる。
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嘴のディテール。

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投稿者 corvo : 22:56

銅版画「刷る」03

最後に2回の腐蝕を行い、グランドを剥がして刷りを行った。
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合計3回のグランドを引き、8回の腐蝕を繰り返した。これでほぼ完成である。
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眼下と鼻腔。より強い陰影をつけた。
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歯と同時に下あごを描き込んだ。人間の顎の持つ強いアーチ型が、表現できた。
3回グランドを引き、合計8回の腐蝕により完成した。版のまわりのプレートマークを綺麗に整えて、本刷りは来週の予定である。

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投稿者 corvo : 02:22

銅版画「刻む」03

前回のエントリーの試し刷りを見ながら、さらに描き込むところを判断していく。より立体感をだすために、コントラストを強く出すことにした。
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3回目のグランドを引き、ニードルで傷を付けていく。銅の色に輝いているところが、銅板がむき出しになっているところである。ここが腐蝕されて、線描が刻み付けられる。

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投稿者 corvo : 00:03

2008年11月18日

銅版画「刷る」02

関西事務所に戻り、午後から大学で制作。今日も学生にまじって、銅版画の続き。
今日はまず試し刷り。前回からさらに描写して腐蝕をおこなったもの。
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かなり描き込んできたが、まだ甘いところがある。
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眼窩と鼻腔。
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前回まったく描いていなかった歯を描き込んだ。でも、まだこれからというところ。

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投稿者 corvo : 23:58

関西事務所と燃料計の誤差

昨日、午後3時半頃に関東本部を出て、関西事務所に着いたのが今日の午前2時過ぎ。渋滞もなく順調だったのだけど、杉並のガレージサンクに寄ったり、休憩を長めにとったりしながらだったので、時間がかかってしまった。最近はSAでフリースポットが用意されているところがあり、休憩中ネットにつないで時間つぶしをする事が多い。

ガレージサンクに寄ったのは、タイトルの通り燃料計の誤差が気になってきたからである。この半年、頻繁に長距離を走るようになって気がついたのだけど、実際の燃料の消費よりも早く燃料計の針が落ちてしまうのである。以前はそういった症状は出ていなかった。
RSはオンボードで走行距離やガソリンの消費量や燃費などを表示することができる。それらの数字は正確なので、燃料計の針の動きと比較してみると大きな誤差があることが分かってきた。
燃料計の針の動きは、心理的に焦りを生む。やはりガス欠動かなくなってしまう事は避けたいので、ついつい早めの給油をしようとしてしまうのだ。もちろん給油しても不都合はないのだけど、出来る限り高速道路SAの馬鹿高いガソリンは入れたくないのである。
どういった状況下というと、
距離541.8kmに対して燃料消費量が36.2l。燃費を計算すると、14.96km/lという優秀なものである。タンク容量が50lあるので、まだ14lあまり残っている。単純計算でまだ209km走れることになる。ところが燃料計の針はすでに0の位置を指しているのである。
ガレージサンクで調べてもらったところ、燃料タンクでガソリンの量を検知するフロートに問題があることが分かってきた。しかし、この部品を交換するには燃料ポンプと一体のユニットになっているため、結構な出費になってしまう。今のところオンボードの数字を頼りにすれば問題はないので、しばらくこのままで放っておくつもりである。
でも、気分的に落ち着かないのは確かのだけどね。

今日は午後から、銅版画の続きです。

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投稿者 corvo : 03:36

2008年11月17日

生身のヌードモデルを描く事とは

昨晩、つらつらとネットを見ていたら、おもしろい記事に行き当たった。
現役美術モデルHiroさんのblog のエントリー『アニメーターに生身の人間デッサンは必要か』である。
僕が現在教えている大学のクラスには、アニメーターや漫画家志望の学生がたくさんいる。今年から、ヌードモデルのクロッキーやデッサンの授業が大幅に増えたのだけど、学生たちの話しを聞いてみると「描きたかった」という意見がとても多かった。アニメーションや漫画では動きのある人体の描写が不可欠である。特にアニメーションは動画であり、デフォルメされているとはいっても、人体の基本的な構造を知らずして、動かす事は困難なはずだ。
描き込んだデッサンをもとに、タブローを制作するというプロセスはあまり必要ないかもしれないが、クロッキーを数多く描く事で、自然に人体の動きや構造を理解し捉えていくことはとても重要なはずだ。

さらに、Hiroさんのblogを見ていて見つけたリンクがあって、こちらも面白かった。
三次元ヌードへの拒否反応』、『股間を描け』。
モデルのポーズ中に、気分が悪くなって退出した学生が何人かいたという話しだ。緊張のあまり体調を崩すということはあると思うが、こういった事例があることは初めて聞いた。
本文から一部引用させてもらう。
-----
「アニメーションコースに来るような学生は、だいたい女の子の絵を厭というほど描いている。実物の女のヌードを目の当たりにする前から、女の子のヌードの絵も描いている。そこで頭の中に、かわいくて理想的な女の子の身体イメージというものが、既に確立されている。

しかし。現実の女性はアニメ絵とは違う。ずっとずっとナマナマしくリアルそのものだ。二次元では余計なものとしてあらかじめ省かれたり簡略化されたりしている細部もある。体を捻った時にできる皺とか脂肪の盛り上がりとか毛とか、その他いろいろ。

頭の中の女の子像とそれらとは、もちろん一致しない。どんなきれいなヌードでも、アニメの女の子のようには脚が長くないし、じっと見ていればさまざまな「ノイズ」が目に入ってくるのは当然だ。そのことに耐えられなくなって、気分が悪くなるのである。」
-----
幸い、僕の授業でこういったことは起きていないが、今後、全くないともいいきれないだろう。

もうひとつ興味深かったのがこのエントリー『個性は獲得目標ですらない』。非常に良い記事だと思います。

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投稿者 corvo : 13:12

2008年11月15日

銅版画「刷る」01

今週火曜日に、最初の試し刷りをしてみた。
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3回の腐蝕を終えた後、グランドを綺麗に落としてインクを詰め、プレス機で刷る。
まだ描き込みが必要。
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眼穿。
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普段、点描はあまり使わないが、ニードルでリズミカルに描写するのに、とてもあっている描法だと思う。
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歯の描写はこれから。ここも描きどころのひとつだ。
プレス機の調整も手探りで、非常勤の先生とTAさんに教えてもらいながら作業している。実に楽しい。

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投稿者 corvo : 22:29

今週末

今週末は関東本部です。
夕方に関西事務所を出て、夜中にこちらへ到着。久しぶりにゆっくり寝ました。
これから行きつけの接骨院で、身体のケアです。背中、腰、右手がかなり酷いことになっています。

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投稿者 corvo : 14:36

2008年11月13日

Beaver skull 01

昨日、一昨日の授業時間を利用して、学生と同じ部屋で制作。モチーフはビーバーの頭骨。
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これが昨日までの状態。ビーバーの頭骨は特異な形をしていて、その独特のフォルムをつかむまでにすごく時間がかかった。
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まだ完全に捉えきれていない。
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今日、完成。アルシュ紙にチャコールペンシル、アクリル、顔料。
ビーバーの頭骨には苦しんだ。こんなに難しいとは思わなかった。
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歯のディテール。アクリル絵の具で描写。いいペースで制作できている。
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今の研究室の様子。作業机の上は、画材より骨が目立つ。

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投稿者 corvo : 23:50

2008年11月12日

素晴らしい絵本-『Ape』

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この絵本は素晴らしい。簡潔な文章と、力強い絵が魅力的だ。「Ape」とは無尾猿のことだが、この本では主に「Great Ape」=類人猿について描いている。
絵はモノクロとカラーが組み合わされた独特のものだが、その描写力とデッサン力は確かなものがある。細密に描き込んであるわけではないが、体毛の流れや筋肉の躍動を感じることができる。
絶滅の危機に瀕している類人猿に対する優しいまなざしがあり、読者に対するメッセージも明快だ。

最初にこの絵本を知ったのは、クリーブランド自然史博物館のミュージアムショップだったのだけど、帰りの荷物を重くしたくなかったので(というかすでに限界だった)、アマゾンから取り寄せたのである。帰国後すぐに注文したのだが、在庫の関係で届いたのは今月に入ってからだった。

この本はおすすめです。是非手に取ってみてほしいし、こういった本が日本からも出版できるような状況になってほしい。本当に、こういったリアリティのある子供向けの絵本は少ない。いい本です。

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投稿者 corvo : 23:43

2008年11月11日

Alligator snapping turtle skull 02

昨日の続き。今日の午後もずっと銅版画の制作をしていたので、描き始めたのは夕方遅くからだった。
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1時間ほど描き進めた状態。
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さらに30分ほど、嘴を描いたもの。嘴だけアクリルで描き込んでいる。画面から浮き上がってしまうような効果を狙っている。
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嘴のディテール。明日、もう少し描き込んで完成の予定。
拍子抜けするほどに、スムーズな制作だった。

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投稿者 corvo : 23:46

Alligator snapping turtle skull 01

午後の銅版画の授業にまじって制作した後、学食で軽く夕飯を済ませてから、新しい作品の制作を始めた。
モチーフはワニガメの頭骨。
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目線の高さに合わせるために、BONESのDVDボックスを積み上げた。ちょうど良い高さである。
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アルシュ紙にチャコールペンシル、顔料。28 x 38cm。
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最初、画面にイエローオーカとローシェンナの顔料を画面にふりかけ、その上から水をかけて一時的に定着させている。
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顔料は完全に定着しているわけではないので、触るとぼろぼろと落ちてしまう。テクスチャーを壊さないように注意しながら、慎重にチャコールペンシルで描写していく。
ここまでで1時間ぐらい。明日には完成させてしまう予定だ。

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投稿者 corvo : 01:52

銅版画「刻む」02

いよいよ腐蝕。腐蝕液は第二塩化鉄液を使う。
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これが大学の腐蝕室。出来る限り長時間いることは避けたい。
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最初の腐蝕が終わった状態。ここからさらに加筆する。一回目は20分。
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二回目も20分。そこからさらに加筆して、三回目の腐蝕を25分行った。
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合計65分の腐蝕が終わり、グランドも全て取り去った状態。明日(というか今日)は最初の試し刷りをする予定である。試し刷りを見て、どこを加筆するかを決めていく。どんな刷り上がりになるか、楽しみでもあるけどどきどきでもある。
約20年ぶりの銅版画、ひとつひとつ思い出しながら、それぞれの工程を楽しんでいる。
学生にまじっての作業も、また楽しい。

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投稿者 corvo : 00:27

2008年11月10日

馬の頭骨

ネットオークションで馬の頭骨をゲット。鼻骨が折れてしまっているが、それいがいは綺麗な状態である。標本業者の作成したものではないと思うが、格安で入手できたので満足。
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近々、これをモチーフに作品を作ります。

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投稿者 corvo : 23:44

2008年11月 9日

恐竜のいる風景-フェバリットコレクション

僕がデザインをし、原型制作を徳川君が担当したフェバリットコレクション恐竜のいる風景』が発売になりました。正確には発売日は11月14日なのですが、最初のロットが入荷したということで、配送が始まっています。僕のところへもサンプルを大学宛に送っていただいたのですが、週末と重なってしまい、まだ確認できていません。明日にも、商品画像を合わせてアップしたいと思います。
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恐竜 ティラノサウルス&エドモントサウルス
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恐竜 デュエル オブ トリケラトプス
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恐竜 ライフ オブ ブラキオサウルス

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投稿者 corvo : 23:23

2008年11月 8日

銅版画「刻む」01

ようやく刻み始めた。モチーフは描き慣れた頭骨。
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グランドの匂いが懐かしい。およそ20年ぶりではあるが、つい最近まで銅板を刻んでいたような感覚がよみがえる。濃い茶色のグランドを削り取ると、輝く銅色が浮かび上がる。むき出しになった線が腐食され、インクを紙の上に写し出すことになる。
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刻んでいる途中の銅板をスキャニングしてみた。
いまひとつグランドの流し引きが上手くいっていないのはご愛嬌。これからどんどん上達していきます。

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投稿者 corvo : 22:56

『ごまぐりもなか』で里親募集中

友人のblog『ごまぐりもなか』で子猫の里親を募集している。詳しくは、下のバナーをクリックしてください。うちのポーちゃんも、『ごまぐりもなか』出身だ。毎年、毎年、子猫を保護して、里親を見つける努力には頭が下がる。
実は中国からexcite系のサイトにアクセスできなかった。帰国してから、チェックしてみると一番身体が小さく、弱かった麦太が死んでしまっていた。とてもショック。
全ての猫が幸せに生活できるわけではないが、少しでも多くの猫に幸せな生を生きてほしい。
里親に興味のある方は、是非バナーをクリックしてアクセスしてみてください。
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投稿者 corvo : 00:02

2008年11月 7日

The unknown skull 08-03

今日は朝から会議。30分ほどで終わったので、久しぶりに同僚の先生とおしゃべり。そして、午後から制作を開始した。前日までに顔料をのせて、簡単にあたりをつけてあったのだけど、ほぼまっさらの状態からのスタート。
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すっかり途中の段階を撮影し忘れていて、いきなり完成画像。アルシュ紙にチャコールペンシル、顔料、アクリル。制作時間は約6時間ほどだった。
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顎は骨の状態で限界まで開いている。
このペースで、どんどん作っていこう。

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投稿者 corvo : 23:08

The unknown skull 08-02 3

中国出張前に完成していたのだけど、アップが遅くなってしまった。
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歯だけアクリル絵の具で描写。
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歯のディテール。
サインも入って、これで完成。

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投稿者 corvo : 22:55

2008年11月 5日

中国出張4日目

月曜日は朝から工場でふたたび作業。夕方には広州へ移動するため、”無駄にゴージャスなホテル”を朝のうちにチェックアウト。
日曜日は工場での作業がストップしてしまっているため、修正自体は進んでいない。土曜日終了時点のままである。以前だと朝くる頃には劇的に変化した状態を見ることが出来たのだけど、これからはもう望むべくもない。
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スタッフたちの作業風景。事前に指示を出してあった部分を、どんどん進めてもらう。
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大雑把ではあるが、おおよそ出来上がった頸椎から尾椎までの体幹部分。
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頸椎。仕上げと右側面の修正はこれから。
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胴椎と肋骨。肋骨の角度と、連続した形の移り変わりに注意して仕上げてもらうよう、指示を出してきた。
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骨盤と尾椎。上から見ると肋骨、腸骨、尾椎は連続して流れるように、その形を変化させていく。ひとつひとつの骨の形を正確に作っても、それぞれの関係がぎくしゃくしてしまっては、生き物の骨格としておかしなものになってしまう。
指示書作りの課題もいろいろと見えてきた。
中国の造形師たちは仕事熱心だし、手先も器用で、その技術力はきわめて優れている。僕のような立体造形の素人にしてみれば、とてもまねの出来ないレベルだ。でも、何かが足りない。食玩のように、すでに原型のあるものを生産することは得意中の得意であるが、一からデザインするとなると全く違ったスキルが必要になる。今回のような骨格モデルを作るには、手がかりになるのは僕の指示書や論文の図版、写真資料などである。ただその指示通りに作ろうとしても、二次元の情報だから欠落してしまっているものがある。そこをどう補って、資料から必要な情報を読み取るかということが問われてくる。これらのスキルを彼らに要求するのは難しいというよりも、ほとんど無理である。
一番の問題は、彼らが恐竜の化石の骨格や、動物の骨格を実際に見たことがないことである。彼らは純粋に造形物を作る職人として雇われている。企画やデザインに普段から関わっているわけではない。職人としての技術を通して、高い理解力や造形力を有してはいるが、アカデミックな造形の訓練を受けているわけではない。博物館にも、美術館にも、動物園にも、おそらく行ったことがない。工場のある街には、そのいずれの施設も存在しない。従業員は会社の用意した寮に住んでいるので、ほとんどの時間を職場との往復だけで過ごすことになる。
僕らが依頼をしている模型の制作は、工場にしてみればほんの一部の業務である。人的にも、時間的にも、多くを割いてもらうことは、当然のことながら出来ない。興味を持った造形師が、博物館や美術館に行ったり、高価な専門書を入手しようとしても、経済的にかなり難しいと思う。ましてや海外の博物館に遊びにいったり、SVPに参加することなど、夢のまた夢である。中国人がそれだけのことが出来るようになったら、僕の出番なんかなくなってしまうのかもしれないけど、理想的にはそこまで出来るようになってほしいと、淡い期待を持っている。

一つ前のエントリーにも書いたが、日本にも似たような状況はいまでも残っている。A-WINGさんのエントリーで紹介されていた、「お前らの作品は所詮コピーだ」――富野由悠季さん、プロ論を語るに通じるものを感じる。

考えて考えて考え抜いて、身体を、手を動かし続けることで、ようやくほんの少しだけ積み上げることができる。ものを作る仕事とは、そういったものなのである。どこにも錬金術はないのだ。

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投稿者 corvo : 22:00

2008年11月 4日

中国出張3日目 2

無事、帰国。思い出しながら、オフの日の出来事を。

小西湖の中に「地下迷宮」という施設があったのだけど、これがすごかった。入り口にはちょっとした博物館のような内容が写真パネルで紹介されていて(写真を撮り忘れたのが残念)、多少でも期待したのが大きな間違いだった。逆の意味では期待を裏切らなかったとも言えようか。いちいち説明するのは面倒なので、写真で一気に紹介。
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ここを訪れた日本人はどれぐらいいるのだろう?ましてや写真で紹介されたことはあるのだろうか?意外と有名だったりして。
でも、一昔前の日本もこんな感じだったかもしれない。博物館の仕事に関わったり、様々な展示を見たりしていると、似たような部分を感じてしまうことがある。「博物学」というジャンルにおいて、知らないこと、調べないこと、考えないことは罪だ。見終わった後、どんよりとした気分になってしまった。単純に笑い飛ばすことは出来なかった。僕たちも、どこかで同じようなことをやってしまっている。

こんな感じのオフの一日でした。

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投稿者 corvo : 23:01

2008年11月 3日

中国でブラジルGP中継

中国のテレビ局で、ブラジルグランプリを生中継。いよいよこれからスタート。
もちろん中国語の放送なので、何を言っているかはさっぱりだが、レースを見る分にはなんの問題もない。国際映像なので、日本で見るのと同じものである。
冒頭にCGを使ったコース説明などがあり、上海グランプリの影響だろうか、放送にも力を入れている感じがする。フォーメーションラップが始まったので、画面に集中します。

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投稿者 corvo : 02:07

2008年11月 2日

中国出張3日目 1

今日は丸一日オフ。ホテルを近くを散策することに。
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無駄にゴージャスなロビーも写真で紹介。とにかく巨大な空間だ。エアコンもがんがんに効いている。外の喧噪と蒸し暑さとは無縁の空間で、そのコントラストが凄まじい。
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一歩外に出ると、見事なパチものに遭遇。
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近くのショッピングセンター街。
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恵州西湖。西湖は本来、杭州西湖のことであるが、日本でも各地に「小京都」と呼ばれる地方都市があるように、恵州でも「小西湖」と名乗っているらしい。
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現在地の書いてない残念な地図。
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こうやって写真に撮ると、なかなか風光明媚な感じ。
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夜間には気がつかなかったが、かなり水が汚い。蓮の枯れ方を見ると、ちょっとヤバそうな感じ。

続きます。

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投稿者 corvo : 23:34

2008年11月 1日

中国出張2日目

中国に来て、いよいよ仕事が始まる。
今回渡航前に知ったのだけど、北京オリンピックにともなって、大きく中国の労働環境が変わってしまった。以前は徹夜も厭わず働いてくれたのだけど、労働者の権利が強くなり、夕方はきっちり5時30分までで終わってしまうのである。なのでこちらの指示だしや、修正も時間との勝負である。
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工場へ移動する途中、街の様子を車の窓から撮影。朝食の待ち合わせに、寝坊をして遅れてしまったのはここだけの話しだ。備え付けの目覚まし時計の音に全く気がつかなかった。
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9時を少しすぎたぐらいにホテルを出て、工場についたのが9時40分頃。挨拶もそこそこに、早速出来てきているものを見せてもらう。やはり予想通りではあったが、大幅な修正が必要。特に、頸椎、胴椎、骨盤(腸骨)には納得がいかない。後肢は上手く出来ている。脊椎の修正は、僕が直接作業することにして、早速道具を借りて進めていく。半ば破壊しながら修正していく感じだった。集中して作業していると、あっという間にお昼休み。上の写真はそのときのランチ。美味美味。作業場所で食事をして、ほとんど休憩もとらずに午後の作業を開始。時々指示をだしつつ、質問に答えつつ、黙々と手を動かし続ける。
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こちらが修正前。
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こちらが修正後。仕上げは彼らに任せるのと、左右で違いが分かるように、左反面だけを修正。粘土造形は得意分野ではないけど、自分の勉強にもなった。
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さらに拡大して、上が修正前、下が修正後。機械的に全て同じ形に作ってしまっているのを、大幅に修正した。
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作業場はこんな感じ。BHIスタンも大活躍。わざわざ日本から、機内持ち込みで運んできた。

明日の日曜日は1日オフ。ホテルのすぐ近くに湖があり、ちょっとした観光スポットになっている。いろいろ散策する予定。

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投稿者 corvo : 22:56

無駄にゴージャス

中国出張は恵州というところに来ている。
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関西空港からのフライトだったのだけど、カウンターも、出国審査も、機内もがらがらだった。機内食のナイフやフォークがいまだに金属製であることに驚く。
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離陸後少し揺れたが、途中は安定した飛行。4時間ほどで到着。夕方の出発だったため、到着後はすっかり暗くなっていた。時差は1時間。これならジェットラグに悩まされることもない。問題は寝不足だけか。
広州の空港に降り立ったのだけど、おどろくほど蒸し暑い。日本の気候とはまったく違う。機内も寒かったので、寒暖の差が激しい。ホテルのある場所へは、空港からさらに車で2時間ばかりいったところだ。中国の車の動きは、いつ来ても読めない。無秩序に全ての車線を使って動いているようにしか見えない。もちろん、運転しているわけではないが、よく運転できると関心してしまう。彼らには彼らの秩序と流儀があるのだろうな。

「無駄にゴージャス」というのは、泊まっているホテル。ロビーから凄いことになっていた。
そして部屋はこんな感じ。
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水回りを含めて12畳ほどだろうか。インターネットもすぐにつながって、快適である。サウナまでいついているが、シャワーのみでバスタブがないのが残念。しばらく湯船につかれない。
ガラス張りのおしゃれなシャワールームだが、ゴムパッキンが弱っていて、さっきシャワーを使ったら洗面ルームが水浸しになってしまった。大事には至ってないけど、どこかちょっと抜けている。

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投稿者 corvo : 02:27

The unknown skull 08-02 2

昨日は骨格模型の指示書の作成の前に、この作品の続きを描いた。
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背景は黒く塗りつぶすことをせず、このままの状態で完成させる予定である。
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歯の部分をアクリル絵の具で描き込んで、サインをいれれば完成。

このタイプの作品であれば、フルタイムで制作すると、一日一枚仕上げることが可能であることが分かった。
様々なバリエーションを試しながら、制作していこう。

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投稿者 corvo : 02:14