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2008年10月22日

SVP 68th Annual Meeting 10月18日

すでに帰国して数日たっているが、SVP最終日の様子をレポート。すでにふらぎ雑記帳でも詳しいレポートがアップされているが、補足的にエントリーを書いていこうと思う。
土曜日は朝から重要な発表が多く、寝不足にも関わらず朝早くからセッション会場へ降りていった。すべてのセッションは朝の8時から始まるのである。さすがに朝一ともなると聴衆は多くないが、それでもかなりの人数がすでに集まっている。かなり寒かった。震えながら聞いていたので、眠気を感じる間もなく良かったかも。相変わらず英語は駄目駄目なので、スライドの画像と予稿集を頼りに内容を(わずかではあるが)理解する。もちろん、全く分からない発表も多数。疑問に思ったところは、同じ発表を聞いていた日本人研究者や学生に確認すると、分かりやすく教えてくれる。皆さん、感謝です。

この日の大きなイベントは、ディナータイムに開催されるアウォードバンケット。コース料理を楽しんだ後に、数々の受賞者を表彰するイベントである。
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今年は、アーティストが集まるテーブルということで、タイラーが誘ってくれていたのだけど、リクエストが間に合わず遠くはなれた席になってしまった。でも、食事がだいたい終わった頃タイラーが呼びにきてくれて、空いた席に合流することができた。
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今回、僕がもっとも注目していたのは、ランツェンドルフ賞の2ディメンションの部門で誰が受賞したかということ。予想では、ウイリアム・スタウトだと思っていたのだが、予想外にルイス・レイの受賞だった。受賞作品は、リンク先のトップ画像で、「ギガントラプトルとアクロカントサウルス」である。この発表には、一瞬会場がざわついた。同じテーブルのジョン・フィッシュナーさん(オークションで僕の絵本と絵はがきを落札してくれた)も、「なぜだ?」ってジェスチャーを繰り返していた。よそのテーブルでも似たような反応があったらしい。しかも、本人は来ていなくて、代理で受け取ったのは、なんとトーマス・ホルツ。著書の挿絵が受賞ということもあるのだろうが、なんとも贅沢な代理人である。
3ディメンション部門はついにタイラーが受賞し、大いに僕らのテーブルは盛り上がった。5回目の挑戦だということである。
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満面の笑みを浮かべるタイラー。これで「恐竜の復元(学研)」に紹介されたアーティストのうち、3人がランツェンドルフ賞受賞者ということになった。
今回、よく分かったのはこの賞をとるには、北米での大きな実績が必要だということである。日本でどれだけ大きな仕事をしても、北米で紹介され社会的経済的な貢献がなければ、おそらく受賞は無理だろう。
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今回、もう一つ嬉しかったのは、東大の平沢君がポスター賞をとったことだ。
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このポスターには、ささやかではあるが僕の画像が使われており、とても嬉しかった。これから売り出そうとする学生や、若い研究者たちには、こうやってどんどん活躍していってほしい。

バンケットの後は、同じフロアの別の場所ですぐに打ち上げパーティー。
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すっかりリラックスムード。次の日の出発が遅い人たちがうらやましい。僕たちは朝6時には起きなくてはいけなかったので、それほど遅くまで参加することは出来なかった。
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タイラー、デビッド・クレンツ氏と談笑する徳川君。

今年も楽しめたSVPでした。最大の課題は英語をなんとかしなくてはいけないこと。
来年はイギリスのブリストルで開催。迷っているができれば行きたい。やはり行こうかな。

皆様、今年も楽しんでいただけましたでしょうか。購入してきたものなどは、後日エントリーにあげる予定です。

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投稿者 corvo : 2008年10月22日 22:25