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2008年9月14日
『K/T - 絶滅期の恐竜と新時代の生き物たち』福井県立恐竜博物館 2
昨日のエントリーの続き。
タルボサウルスとティランサウルスを並べて観察できる博物館は、世界広しといえどもここぐらいではないだろうか。さらに背中側から観察することも出来る。これは非常に参考になる。
角竜と鎧竜も背面から。
広々とした展示空間。
この博物館で秀逸なのは、恐竜の骨格以上に植物の展示だろう。古生代に陸上に進出してから、様々に形を変えて進化していった様を、精巧な復元模型で見ることができる。同時代の脊椎動物や、節足動物もジオラマ(原寸大)の中に登場する。中生代の植物も、三畳紀、ジュラ紀、白亜紀とそれぞれにジオラマ模型(こちらはスケールモデル)がつくられており、景観を俯瞰で見ることができる。また、その時代の代表的な植物が一つ、原寸大に復元されている。
ニヤゾフさんのコメントにもあったのだけど、以前は展示物の写真撮影が制限されていた。観光地よろしく、撮影ポイントが決まっていて、その場所以外からの撮影は禁止されていた。でも、いつからかは正確に分からないが、今では自由に撮影することができる。これでこそ、真っ当な博物館のあり方だろう。しかし、問題もある。ストロボと三脚を使った撮影は禁止されているのだけど、展示空間が全体に暗すぎるため。シャッタースピードがスローになりすぎて、全く撮影が不可能な場所もあるほどだ。演出上の問題なのかもしれないが、それにしても暗すぎる。こった照明などいらないから、もっと標本を見やすくしてほしい。
展示物が豊富で、展示空間が広いだけにもったいない。
このエントリー、もう少し続きます。
投稿者 corvo : 2008年9月14日 23:46