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2008年9月 9日
"2008 – PaleoArt Poster Exhibit – SVP Cleveland"
今日は朝の5時まで2008 – PaleoArt Poster Exhibit – SVP Clevelandに出品するためのデータを作り続けていた。デジタル上だといかようにもレイアウトを替えられるので、よほど明確なビジョンがないと短い時間で作成することができない。僕はもともとこういったデザインワークは苦手なので、なかなか決まらず時間がかかってしまった。
文章の英訳に関しては、友人の恐竜くんに全面的に協力してもらった。
真ん中に簡潔な説明文。
制作風景とプロフィールも掲載。
今年からSVPで正式に行われることになったセッションで、掲示できる枚数が限られている。なので、事前に画像を送った上での審査があり、すべてのポスターが展示できるわけではない。今日中に画像を申し込みのフォーマットとともにメールで送るので、今週末ぐらいには結果が分かるはず。
やるからには、ぜひとも展示したい。
ここからは余談なのだけど、恐竜の楽園で紹介されていた「小学館の図鑑NEO 恐竜カレンダー2009」のカバーの絵がなんだかおかしい。
カバーだから、こんなことになっているのか分からないが、カルノタウルスを襲うティラノサウルスに、空を舞うプテラノドン。遠景にはイグアノドンらしきものも見える。詳しい人ならすぐにわかると思うのだけど、どの恐竜の時代も生息地も重ならない。カルノタウルスとティラノサウルスは時代が同じとはいえ、生息地域が大きく離れている。また、とくにティラノサウルスの復元が正確とはいいがたい。絶滅した動物なので、何が正解か分からないといえ、骨格のプロポーションから逸脱していては、それはもはや復元ではなくイメージ画にすぎない。首と胴体もちゃんとつながっているように見えないし、後肢の指が短すぎるだろう。どういった意図で描かれたものかは分からないが、図鑑をもとにしたカレンダーとしては適当ではないのではないだろうか。
投稿者 corvo : 2008年9月 9日 12:06