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2008年7月 2日

ANATOMY FOR THE ARTIST

今日届いた本。解剖学の本を少しずつ集めているのだけど、これは久々に面白く内容の濃い本だった。

掲載されている解剖図は、一人のアーティストが描いているのだけど、これが個性的で魅力的なデッサンになっている。また、写真もすばらしく、多くのモデルがその肉体美を惜しげもなく披露している。こういった本をみるたびに、決して日本では作ることができないだろうと、暗い気持ちになってしまう。人間の肉体の美しさを純粋に追究することを目的にした一冊である。メープルソープの写真集に性器が写っていただけで大騒ぎしてしまう国では望むべくもないか。
この本の非常にユニークな特徴として、写真にトレースできる骨格図がついていることである。これは解剖学的構造をとてもイメージしやすい。
blog08070201.jpg
例えばこんな感じである。
実はこういう本を作りたいなと思っていたのだけど(でも、トレーシングペーパーを使うところまでは思いつかなかった)、これが出てしまったのでほかの方法を考えないと。
まさにイメージしていたものが目の前にあるという、そんなうれしくも悲しい出来事だったのである。
この本はおすすめです。

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投稿者 corvo : 2008年7月 2日 23:51