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2008年5月15日

ヌードクロッキー

昨日、今日と受け持ちの授業でヌードクロッキー。今回は男性モデル。僕自身、男性のヌードを描くのは何年ぶりだろう。思い出せないぐらい過去のことである。
筋肉質で贅肉がない素晴らしいモデルさんだった。積極的にコミュニケーションをとってくれるので、こちらの意図も理解してくれる。
2日間同じスケジュールでポーズをとってもらった。午前は1分 x 20ポーズ。5分 x 4ポーズ。午後からは1分 x 20ポーズ。5分 x 4ポーズ。10分 x 2ポーズ。20分 x 1ポーズ。午前は1年生、午後は2年生の授業。僕はどちらの授業も担当しているので、1日だけで合計51枚のクロッキーを描く事になる。2日で102枚。ものすごい勢いでクロッキーブックを消費している。
美術解剖学をベースに人体の構造を理解することを主眼に置いているため、骨格、筋肉がよく観察できるポーズが望まれる。その要望を的確に具現化してくれるモデルさんだった。女性に比べて筋力があるため、1分ポーズではよりアクロバティックな姿勢をいくつもとってくれた。学生たちも楽しんで描けたようだ。
以前のエントリー大学での初講義でも書いた、「ヌードクロッキー、デッサンについての心得」が学生にはしっかり浸透しているようだ。今のところモデルさんに対して失礼はないし、私語をすることなく一心不乱に描いている。常に僕も描いているので、気を抜く事ができないということもあるかもしれない。
男性モデルは数が少ないため、なかなか描く機会がないので、積極的に授業では取り入れていきたい。
これだけまとまってヌードを描くのはいつ以来だろう。どんどん上手くなっています。

成安イラストレーションクラスニュース

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投稿者 corvo : 2008年5月15日 23:28