2008年4月 1日
国際古生物学会、色彩認定理事に就任
今日から滋賀へ移って、大学の講師としての仕事が始まる。世間というのは現金なもので、僕に肩書きがついたとたんにある権威筋から役職のオファーがあった。
以前に「恐竜の色は?」というエントリーを書いたのだけど、古生物の色彩は国際古生物学会によって毎年決められている。僕といえども勝手に描いているわけではない。
では、誰が決めているかというと、公表されていないが世界の研究者やアーティストを含むメンバーによって決定がなされているのだ。そんな中に僕も選ばれる事となった、とても光栄なことである。
ただでさえ忙しかったのに、こんな公表することの出来ない作業にまで忙殺されていた。もちろん学会であるから全ての行為はボランティアである。ありとあらゆる古生物の色彩を決定するのだから膨大な作業量だ。僕は主に中生代の脊椎動物を担当した。
そう、僕には今年1年間の古生物の色彩についてコントロールする権利があるのだ。だから、勝手に古生物の復元画など描いてはいけないのだよ。諸君。国際古生物学会の定める色彩以外を採用した場合、即座に公開をとりやめるよう学会から連絡がいくの覚悟するように。我々の情報網を甘く見ると痛い目にあうので悪しからず。
でもこんな話、賢明な読者がよもや信じることはないと思うが・・・・・・・・
今年は駆け込みで、しかも簡単なもので申し訳ない。来年はさらなる完成度を目指します。
投稿者 corvo : 2008年4月 1日 22:36