2008年3月31日
滋賀へ移動
31日にいよいよ滋賀へ移動。一日かけて車で西へ向かいます。
まだ、運ばなくてはいけない荷物が多いため、カングーに満載していきます。少しの間、連絡がつきにくくなると思いますが、4月1日にはネットも開通している予定です。
急用の方は、携帯電話まで連絡お願い致します。
投稿者 corvo : 00:57
2008年3月29日
一段落
節目の引っ越しを控えて、ようやく一段落。でも、まだまだ他の仕事も残っており、細々とした準備が山積している。
ここに並んでいる画面。ほぼ二週間で制作。このスピードは自己記録更新かな。
投稿者 corvo : 23:06
2008年3月28日
サメ、さらに修正
前回からさらに修正の指示を受けて加筆。時間的に、もうこれ以上は無理である。
今回は修正の指示書とともに並べてみた。上から修正前、修正指示書、修正後である。
これでかなりよくなっているはず。
微妙な修正ではあるが、印象は大きく違う。
さて、本格的に滋賀への移動の準備にとりかからなくては。
投稿者 corvo : 23:44
2008年3月26日
サメ、サメ、サメ。そして、修正、修正、修正。
ここ何日か、サメやエイなどの軟骨魚類を描き続けていた。一見単純なフォルムなので、少しでも鰭の位置やプロポーションが狂うとたちまちおかしくなってしまう。今回はサメを研究しているある学生に監修をお願いしているのだけど、その指摘は非常にわかりやすく、こまかな部分まで神経の行き届いたものである。また、彼は絵を描くのがとても上手く、付けてきてくれる手描きの図版は僕の理解の助けになっている。僕にとっては宝物のように価値ある物だ。
上が修正前、下が修正後。下に続く画像も、それぞれ同じ順序で並べてある。全体のプロポーションから修正を加えている。
鰭に変化をつけることで、動いているような表現に変更した。休んでいる姿勢なら、最初の絵でも問題ない。
胴体の太さ、背びれの位置、ディテールにいたるまで、ほぼ全体に修正している。
締め切りが容赦なく迫って来る。もう一踏ん張り。
投稿者 corvo : 23:46
2008年3月24日
モデルの手配
4月から始まる授業のために、年明けからカリキュラムを考えたり、モデルに入ってもらう時間割を決めたりという事をしていた。いよいよ時期が迫ってきて具体的な計画を立てる必要があり、人体デッサン、クロッキーの授業を担当する僕が責任をもってモデルの手配もすることになっている。
まだ、どんな学生が入ってくるのか、どういった内容の授業になっていくのか、僕にとっても手探りの部分が多いので失敗もあるかもしれないが、良質で濃密な時間を提供できるよう努力しなくてはならない。とはいえ、大学なのでこちらが手取り足取りすることはないが、求める学生に対してはどんどん応えていきたい。
ただ最初の授業では、モデルに対するマナーとモラルは、かなり厳格に伝えておくことが必要だろう。常に気遣いを忘れずに、敬意をもって接して欲しい。美術モデルの仕事は肉体的に極めて過酷だ。夏と冬は室内温度の管理も重要で、少々の暑さ寒さは描き手のほうが我慢して、モデルにとって一番快適な温度にしなくてはならない。
なぜ、こんなエントリーを書いたのかというと、ちょっとネット上に気になるスレッドが上がっていたからだ。結論から言えば、そのやりとりの内容はそうとうに酷い(一部まともな書き込みもあるが)。心ある人はスルーするのが良いと思うが、僕の職業にも関わることでもあるので、無視する事も出来ずリンクだけ貼っておく事にする。
ヌードデッサンのモデル
ヌードデッサンのモデル3
数年前の2チャンネルのほうが、よほどまともなやりとりである。
女性ヌードモデルって
ある特定の職業に対する差別意識は、虫酸が走るほど嫌なものである。
投稿者 corvo : 23:55
2008年3月23日
関西進出壮行会
忙しさのあまり、エントリーのアップもコメントの返しもままならない日が続いている。そんなことを言いつつも、昨日は友人であるふらぎこと徳川君が主催で開催してくれた「関西進出壮行会」に参加してきた。関東以外にも勢力圏を広げる事を目的に、琵琶湖湖畔に前線基地を作れとのお達し。「徳川」の御沙汰には従うほかないのであります。
午前中まで家で仕事をし午後から出掛けた。まずはある画家の友人をギャラリーに紹介するため、お茶の水へ向かう。ギャラリーのオーナーを交えてじっくりと話をすることが出来たのだけど、今後良い展開になればいいなあと思いつつ、その友人と別れて根津のTea & Gallery 花影抄へ。森亜君の個展を見に行くためである。また、この会場が「壮行会」のための合流ポイントに指定されていたのだ。
昨日はうっかり携帯電話の充電をしていなくて、すっかりバッテリー残量が乏しくなっていたので、コンビニで電池式の充電器を急遽買い使用していたのだけど、それを見つけた僕の友人が一言。「また、うかつな!」。ということで今後仲間内ではこの充電器を「うかつパック」と呼ぶ事になりました。
これが「うかつパック」の勇姿であります。同席していた友人の漫画家は、この「うかつパック」を旅行にいくたびに買っていて、家にいくつもたまってしまっているらしい。まさに「うかつ」であります。
合流ポイントに全てのメンツが集結してから、秋葉原へ移動。根津から御徒町まで散歩がてら歩き、山手線で秋葉原へ。昼間はとても暖かかったのだけど、まだ夜になるとそれなりに冷えてくる。
会場はその筋では有名なカラオケ屋らしいのだけど、名前も覚えていなくて紹介できない。
どうやら名物らしい「ホワイトベース」。もちろん弾幕の薄い左舷から責めます。もとい、攻めます。
熱唱で盛り上がったのであります。おそらくここでの出来事はおもしろおかしく、徳川君が書いてくれると思うのでディテールはふらぎ雑記帳で(って勝手に書いたけど大丈夫だよね)。
大変楽しいイベントだったのだけど、疲れとアルコールで帰りはけっこう危なかった。奇跡的に乗換駅で目が覚めてどこにも乗り過ごすことなく、無事に帰宅することができた。さすがに家に着いてからは何もする気力もなく、風呂に入ってすぐに寝たのでした。
投稿者 corvo : 23:29
2008年3月20日
卒業式
昨日は非常勤講師を勤める高校の卒業式だった。僕も今年度で辞めるので、気持ちに一区切りをつけることができた。
この数年間の授業を振り返ってという主旨で当日配布されたPTA通信に一文を寄稿したので、ここでも紹介しょうと思う。
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xx校での7年間を振り返って
一枚の絵を仕上げるということは、とても時間がかかるし大変なことです。特に油彩は守るべき約束事も多く、自由気ままに描けるものではありません。そんな伝統的な絵画の技法を中心にした僕の授業は、とても堅苦しいものだったかもしれません。
僕が美術の授業を通して伝えたかったことの一つに、絵を描くという事はとても論理的な思考が必要なのだということです。本来、「感性」なんてあやふやなものは、ほとんど立ち入る余地がありません。画材の特性を理解し、それぞれの材料を丁寧に、ときには大胆に、投げやりになることなく、辛抱強く画面に向かっていく。そうやって2年間に描ける油彩画の枚数は、2枚だけでした。
美術は、自分で発想し、計画し、そして作品を創り上げることが出来ます。あらかじめ答えは用意されていません。課題はありましたが、どんな作品を創りたいかは、各個人にゆだねられていました。迷ったり、混乱したり、分からなくなってしまったり、やる気を失ってしまったり・・・。でも、そんな経験から色々なことを学んでくれたらいいなあと思っていました。
僕はあまり褒めなかったり、単刀直入な物言いが多かったりと、それほど良い先生ではなかったかもしれませんが、真剣に絵を描いたあの時間を、記憶の片隅にでもそっと置いておいてもらえればと思います。
非常勤講師という形でしたが、7年間xx校で教えられた事は、僕にとっても多くの学びの場でありました。とてもとても、感謝しています。
また、いつか会える日まで!
小田 隆
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昨日になって気がついたのだけど、7年間ではなく実は6年間でした。最後の最後に間違えてしまった。
投稿者 corvo : 23:11
2008年3月18日
鱗を描く9
いまだ鱗の呪いから解放されることなく、ひたすら描く日々。
sivaさんからリクエストのあった、シーラカンスの全身像(画像は部分)。制作途中、引っ越しなどもあり描けない時間があったのだけど、実質1日半ほどで完成。いいペースである。
同じ画面に登場するオウムガイ。テーマは「生きている化石」。この触手にも呪いがかかっていそう。まだ大物が残っているが、そろそろカウントダウン。
確定申告は最終日の提出になってしまったが、ちょっとすっきり。これで制作に専念できます。
投稿者 corvo : 02:07
荒れに荒れた開幕戦
先週末、2008年F1GPが開幕した。2007年シーズン最終戦の結果をデトロイトの空港で知ってから、ほとんど休まず仕事をしてきているので、あっという間に開幕がやってきたという印象である。
レース結果や展開については、ここやここを見てもらえばよしとして、近年稀に見る荒れたレース展開だった。ルイス・ハミルトンだけがまったくその影響を受ける事なく、きっちり仕事をこなして優勝。マクラーレンの強さと信頼性の高さが目立ったレースだったのだけど、一方のフェラーリは展開、結果ともに散々だった。オフシーズンの調子の良さはどこへ行ってしまったのか。オープニングラップから序盤にかけての、キミ・ライコネンの走りはさすがと思わせる力強いものだったが、チーム戦略のまずさや、自信の無理なブレーキング、不用意に芝生にリアを乗せてしまってのスピンなど、1ポイントを棚ぼたで手にしたとはいえ、フラストレーションのたまるレースだっただろう。チャンピオンになったとはいえ、まだ安定した力強さには欠けるのかもしれない。おそよ、ディフェンディングチャンピオンとはいえないパフォーマンスだった。
もうひとりの現役チャンピオンであるフェルナンド・アロンソは、したたかに闘った。優勝を争うには非力なルノーのマシンでじっとチャンスをうかがい、時には牙をむき出してアタックをかけ、4位というルノーとしては上々の結果をさらっていった。アロンソは荒れた展開でも、本当にミスがない。
中嶋一貴が6位に入賞したことは喜ばしいことだけど、最後のペースカーが入った後のクラッシュは余計だっただろう。ロバート・クビサをリタイアに追い込んでしまった。
めまぐるしく変わる順位は見ていてある種の面白さはあったが、およそプロフェッショナルなレースとは言えない部分も多かった。22台中7台しかチェッカーフラッグを受ける事ができないというのは、見ていて面白いものではない。しかもそのリタイア原因の多くが接触や追突などの、レーシングアクシデントだというところも興ざめだった。次はもっといいレースを見たい。
今年もCS放送でレースを見ているのだけど、相変わらず局アナの実況は酷い。いい加減、ドライバーを間違えるのは辞めて欲しい。呆れてか、面倒くさいのか、解説者も訂正せずに流してしまっていた。フジテレビにはちゃんとF1の実況のできるアナウンサーはいないのだろうか。情報の正確な実況を切に願う次第である。
投稿者 corvo : 01:25
2008年3月16日
関西事務所の引っ越し準備
昨日の土曜日は、関西事務所の引っ越しに日帰りで行ってきた。水曜日にクロネコヤマトの単身者パックで荷物を引き取りに来てもらい、15日に現地で受け取る段取りになっていたのである。鍵の受け取りと重要事項の説明も無理を言ってこの日にしてもらい、1日ですべてを終わらせてしまう算段。
実は、部屋の中を見るのはこの日が初めて。外観と不動産屋の言葉だけを信じて決めていたという乱暴さ。玄関を開けて入るまでは、さすがにどきどきした。結果としては、非常に満足のいく物件だった。
ほとんど荷物の入っていない状態の部屋。一番心配していた天井までの高さも充分だった。見せてもらった物件の中には、圧迫感を感じるほどの物も多く、背伸びしないで手が届くような物件まであった。これだけは我慢ならないので、昨日は本当にほっとした。風呂はアパートサイズなので、とてもコンパクト。キッチンも広くはないが、収納も多く充分である。玄関まわりの収納も充実していて、細々としたものはほとんどおさまってしまいそうだ。築年数が浅いこともあって、とても綺麗。一つ大きな不満は、テレビアンテナと電話線のコンセントが、遠く離れていることである。これは不便だ。パソコンモニターをレコーダーに繋げてテレビを見たりと、共有して使うつもりだったのが、これではモデムとの距離が遠くなり、配線の引き回しが面倒になってしまう。無線LANで飛ばすか、LANケーブルを引き回すかして工夫する必要がある。
引越便の荷物がどうしても夕方遅くになってしまうということで、近くを散歩。15分ほど歩くとホームセンターに行ける事が分かり安心する。住んでいる近くにホームセンターがないと、僕はとても不安になってしまうのです。ただ、好きなだけなのだけどね。琵琶湖の近くということもあって、船を扱っているショップが多い。そして、ミニ屋を発見。2台乗り継いでいたこともあるほど好きな車なのだけど、ルノーに乗り換えてからは久しく運転していない。時々あの乗り味が懐かしくなる。かなり大規模なショップで、チューニングにも力を入れているような感じだった。ストックヤードにはロータスヨーロッパやバンデンプラスプリンセスなど、もろもろの名車が眠っていた。
仕事場の床を汚さないためと、断熱をかねてコルクマットを床に敷き詰める。6帖で8420円と激安。下手に絨毯などを敷くよりも見た目も綺麗で、掃除もしやすい。今回は時間がなく全部敷き詰めることが出来なかったので、次回入居時にはまずコルクマット貼りから始めなくはいけない。
土曜日は朝から夜まで、まったく仕事をすることができなかったのだけど、現在もひたすら鱗を描いています。
投稿者 corvo : 23:36
2008年3月14日
鱗を描く8
まだまだ続く鱗シリーズ。先のしのぶんさんのコメントで「陰謀」ではなく「呪い」であることが判明しました。どちらにしても、僕にとってはありがたくないことです。
鱗にも様々な形態があって面白いのだけど、もう少し余裕をもって描きたかった。
これからシーラカンスを描くので、まだまだ鱗の呪いは続きます。
投稿者 corvo : 14:50
2008年3月12日
鱗を描く7
今日も鱗を描く。今回は魚。
ざっくり雰囲気と立体感で見せようと思っていたのだけど、結局鱗を一枚ずつ描くはめに。これも何かの陰ぼ・・・(プツッ)
投稿者 corvo : 23:45
2008年3月11日
鱗を描く6
葉っぱから解放されて、ふたたび鱗である。前回の「鱗」エントリーからおよそ1ヶ月の月日がたっているが、毎日着実に枚数を重ねている。ここが踏ん張りどころ。
白亜紀前期、ブラジルの小型のワニ。これから魚が続くので、あと何枚鱗を描かなくてはいけないのか!
それもこれもあれもそれも、きっと陰謀なのである。
投稿者 corvo : 23:54
2008年3月10日
週末
週末は土日ともに、友人が訪ねてきてくれた。僕が4月から滋賀の人になるということで、今月中に会っておこうということになっていた。昼間は確定申告の準備をし、両日とも夕方から夕食の準備。土曜日のメインはチキンとトマトソースのシチュー。日曜日はカルボナーラとバジルソースのスパゲッティ。どちらも最小限の手間で、最高(?)の美味しさを狙ったもの。まあまあ、うまくいきました。
土曜日に来てくれた友人夫婦はワンコ連れ。無駄吠えすることもなくおとなしかったのだけど、うちの猫たちはおびえまくり、威嚇しまくり。そりゃ怖いよね。体つきを見ても、犬と猫はかなり違う生き物だということを実感する。肉球の厚みも、足の形もそれぞれに特徴がある。
日曜日は発注してあったパネルがようやく揃い、今月閉め切りの全ての絵を描く準備ができた。
キャンバスを張り終えたところ。写真には写っていないが、全部で6枚。それぞれ大きさが違うのだけど、およそ3日で1枚で描かなくてはならない。今月は卒業式への出席や引っ越しを控えているので、気が抜けない。少しでも進められる部分は描いていかなくては。
下地まで終わった状態。これだけでも、結構時間のかかる作業である。
投稿者 corvo : 23:59
2008年3月 9日
確定申告準備2
1年間の帳簿付けが終了。年々、速くなる。とはいえ、毎日付けていればこんなに苦労はないのだけど。
後、もう一息。仕事もばたばたで、コメントの返しも遅くて申し訳ないです。
投稿者 corvo : 18:19
2008年3月 6日
mixiの利用規約改変
mixiのメンバーでない方には、まったく分からない話ではありますが書きます。
ネット上でも話題に上っているので、何事かと思っている人も多いかもしれないが、今回の利用規約の改変は、はっきり「改悪」と言っても良いようなものだった。もっとも影響が大きいと思われたのは18条で、次のような文言であった。
---
第18条 日記等の情報の使用許諾等
1
本サービスを利用してユーザーが日記等の情報を投稿する場合には、ユーザーは弊社に対して、当該日記等の情報を日本の国内外において無償かつ非独占的に使用する権利(複製、上映、公衆送信、展示、頒布、翻訳、改変等を行うこと)を許諾するものとします。
2
ユーザーは、弊社に対して著作者人格権を行使しないものとします。
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特に僕のように著作物を制作し、それを生きる糧にしている人間にとっては、文面をそのまま受け取るなら横暴以外のなにものでもない。ただし、最初の規約改変から数日がたっており、多くのメンバーの反発から、運営側の譲歩を引き出しつつあるのが現状である。
もし、実際にこの規約を利用してmixiが出版物等を出そうとしたとき問題になるのは、絵や写真といったものだけではない。それ以上に深刻なものがたくさんある。もともとmixiというのは会員制であり、友人達が集まってコミュニティを作ってきたものである。その閉じた安心感から、かなりプライベートに踏み込んだやりとりや、情報の開示が友人同士行われてきていた。日記の公開も段階別に設定することができ、本当に良く見知った人だけに向けて書かれたものも数多く存在する。18条を運営側が文言通りに行使すると、これらのプライベートな情報が世間に開示されてしまうことになる。これは、僕の絵が無断で使用された、なんてことよりもはるかに問題が大きい。
冷静に考えれば、運営側がそんなリスクの高い行動を起こす事はないだろう。たくさんの会員が存在するからこそ広告収入が入るのであり、誰も寄り付かないような場では運営の存続が困難になってしまう。
だからといって、黙っていればいいというわけではなく、こんなときこそ大きな声を上げて、きちんと反対するべきだ。何も言わなければ、なし崩し的に僕らにとって不利な決定がなされていってしまう。そして、mixiが今まで通りの場であったとしても、おかしな前例を認めてしまうと、次に参入する業者や、社会の常識というものが、望まない方向にシフトしてしまうだろう。それはなんとしても避けなくてはいけない。
お互いは利益ばかりを追究しては社会は成り立たない。しかし、お互いが納得出来るバランスをとることは出来るはずだ。そのためにはお互いが歩み寄り、時には闘い、もっとも良い妥協点をさぐる必要がある。それこそが民主的な態度であろう。
僕はmixi内で日記を書いていない。このblognリンクを貼っているだけなので、今回の規約改変の影響はほとんど受けない。でも、mixiを通して出会うことができた、今となっては貴重な友人が何人もいる。規約改変発表の直後は、感情的になって退会も視野に入れていたが、それでは損をするのは僕の方だけである。mixiは痛くも痒くもない。わざわざ自分から不利益を被ることはない。
ということで、まだしばらくmixiから退会することはありません。
投稿者 corvo : 23:54
2008年3月 5日
葉っぱを描く4
葉っぱを描くのがつらい。そろそろ動物を描きたいのだけど、スケジュールを地道にこなしていかなくては先が見えない。現在3日で1枚ペースである。
昨日の続き。完成。ナンヨウスギとイチョウが見える。今回のイチョウは葉っぱの枚数を減らして、それぞれの表情の違いを気をつけて描写した。
実際の画面はもう少し明るいです。
投稿者 corvo : 23:49
2008年3月 4日
葉っぱを描く3
相変わらず、葉っぱ描きが続いている。
今回はナンヨウスギ。現在でも生息している裸子植物だ。とにかく大変です。
投稿者 corvo : 02:29
2008年3月 3日
授業中に描いた絵
非常勤講師をしていた高校では、授業中に時間を見つけて同じ課題を生徒と一緒に描いていた。もちろんずっと描き続けるわけにはいかないので、毎週2、30分程度の制作だったと思うが、久しぶりに描く油絵を楽しんでいた。最初の頃の課題は静物が中心で、途中から自画像や手を描く課題へと移っていった。ここで紹介するのは、僕が描いたものなのだけど、きちんと完成したものは残念ながらほとんどない。生徒達が描く参考になればと思い、描いていたものだ。
のっけから油絵ではないのだけど、アクリルで石膏像を中心にした静物を描いたもの。
これは油彩。大きさは全てF6号のキャンバス。
ミロのヴィーナスとクジャクの羽根。静物画というよりも肖像画ような構成になってしまった。
背景に自分の好きな世界を描いて、自画像と組み合わせる課題。骨好きとしては、やはりskullでしょうということで。
これも背景の世界と組み合わせる課題なのだけど、時間がなくて手を描くだけで終わってしまった。
どれもこれも未完成だなあ。描いてみせることで、どれだけのことが伝わったかは分からないけど、集中して細心の注意を払って作業するという面は見てもらえたかな?
土曜日の夜、テレビで「それでもボクはやってない」を見た。男性にとっては身につまされる、ある種の恐怖を感じる内容だろう。なんとも言えないやるせなさ、無力感。そして憤り。もし、仮に僕が同じシチュエーションに立たされたら、一目散にその現場から逃げるしかない、と強く思わざるを得ない。僕は法律について詳しいわけでもないし、裁判の現場を知っているわけでもない。警察の取り調べ、拘置所の中の実際も知る由もないが、映画で描かれていたことが現実に近いとすれば、正々堂々と裁判で闘うというのは、はなはだ不利でしかない。やってもいないことを、やったと認めて、わずかな罰金ですませるか。その場から逃げ去るかだ。僕はこれまでフリーランスでやってきたので、こういったことに巻き込まれても、それほど困ることはないだろうな、なんてお気楽に考えていたのだけど、それはまったくの間違いだ。
この映画を見たら、「痴漢に間違われたら、とにかくその場から逃げる」という人が増えるような気がするのだけど、実際はどうなんでしょう。何度も書くけど、僕は逃げます。全力で。
投稿者 corvo : 23:40
2008年3月 2日
確定申告準備
ようやく重い腰を上げて、確定申告の準備。この土日であらかた、やっつけてしまう予定。1年も放置していると、すっかり忘れてしまっている事が多い。すぐに思い出すのだけど、いい加減学習しろよと、自分に言ってやりたくなります。でも、3歩歩くと忘れるのです。鳥頭なので。
けっこうやり始めると楽しい部分もあり、終わった時の達成感も大きい。税務署に出した後のすっきり感は、いつも気持がよいのです。だからといって、美味しいものを後に残しておいた訳ではないです。決して。ただ、ものぐさで、面倒なので後回しにしていただけなのでした。
投稿者 corvo : 04:17
2008年3月 1日
非常勤講師、最後の授業
昨日の金曜日は、非常勤講師として高校最後の授業。2001年7月からだったので、7年やっていたことになる。けっこうあっという間だったという気がするが、とても良い経験だった。僕は予備校の講師の経験もなく、人に教える経験が不足していたので、最初は試行錯誤の連続だった。あくまでもアシスタントという立場ではあったが、油絵とデッサンの授業を担当し、成績もつけなくてはならなかった。僕を講師に誘ってくれたのは高校の先輩だったのだけど、大変お世話になったとともに、多くのことを学ぶことが出来た。
ということで(仮)野球部のコーチ(だったらしい)も辞めることに。最初は同僚の音楽教師と放課後にキャッチボールを楽しんでいただけだったのが、いつの間にか生徒が集まってきて、最後はノックで守備練習をするまでになっていた。初めはキャッチボールもまともに出来なかった生徒も、短い距離でならボールを受けて投げることができるようになっていた。これからが楽しみだったのだけど、成長を見守ることができなくて残念。
最後の練習を終えた後、顧問の音楽教師と(仮)野球部の生徒たちと食事に行くことになっていたのだけど、学校を出るときにタイミングが合わず一人で行くことに。聞いていた乏しい情報は、「池袋のサンシャイン」と「もばら」という名称の「しゃぶしゃぶ屋」だということ。ところがこれが微妙にずれていた。とりあえず、サンシャイン60の地下駐車場に車を停めて、インフォメーションへ。サンシャインは案内ボードがほとんどなく不親切。受付のお姉さんに、乏しい情報を頼りに聞いてみると、「もばら」という名のしゃぶしゃぶ屋はサンシャインにはないということ。ただ、近くに「モーモーパラダイス」略して「モーパラ」ならあるということを教えてもらうことができた。わざわざ地図まで書いてくれたのだけど、「サンシャイン」ではなくて「サンシャイン通り」だったのだ。幹事はちゃんと情報を渡してださいこの隙の多さが高校生らしいというか、なんというか。次に予定もあったので、1時間ほどでその場を後にして、丸善オアゾに向かう。友人である日本画家の佐藤宏三さんの個展を見るためだ。充実した仕事をされています。長谷寺の屏風絵、春と秋の風景を描いた連作は精緻な描写ながら、非常に迫力がある。時間のある方は是非。リンクはここ。
帰宅してからも制作し一枚完成。しかし、楽しくもくたくたになった一日だった。
(仮)野球部員達が寄せ書きしてくれたバット。子供用なので短くコンパクト。楽しいメッセージが綴られている。ただし、僕が勤めるのは滋賀の大学です。三重ではありません。僕の実家の情報がごっちゃになったのか、誰かに確認すればいいものを、ここでも隙の多さというか、脇の甘さを露呈した高校生達だったのである。
でも、ありがとうございました。
投稿者 corvo : 23:53